「病院の給与管理の負担を減らしたいときは給与計算ソフトの活用がおすすめって聞いたけど、どのように選べばよいのだろう…」
「給与計算ソフトを導入するメリットや注意点を知りたい……」
このような疑問を抱えていませんか?
病院は、医師や看護師、事務員などさまざまな方が働いており、複雑な勤務体系への対応や、残業・夜勤・休日勤務の割増計算などの必要があり、給与の管理も大変です。
給与計算を効率よく行いたい場合は、給与計算ソフトを活用すると、業務負担を減らせます。
そこで本記事では、病院向けのおすすめ給与計算ソフトを解説します。
病院における給与計算の課題や給与計算ソフトの選び方を含めて紹介しているので、参考にしてみてください。
この記事の内容
病院における給与計算の課題
病院における給与計算の課題は、3つ挙げられます。
- 職種や雇用形態が多様
- 勤務形態が多様にある
- 拠点が複数ある
それぞれの課題について解説します。
職種や雇用形態が多様
病院における給与計算は、職種や雇用形態が多様な点が課題の一つです。病院の規模によっても変わりますが、医師や看護師、薬剤師、検査技師、事務職員、清掃スタッフなどさまざまな職種の方が働いています。
また、常勤や非常勤、アルバイトや派遣など雇用形態が多様化することによって、給与計算も複雑化します。
そのため、給与計算が業務の負担になっているケースも多いです。
さらに、職種や雇用形態ごとの手当や割増賃金のルール・規程が曖昧だと、給与計算のたびに判断が必要になり、ミスや不公平感の原因につながるため、注意しましょう。
勤務形態が多様にある
雇用形態に加え、勤務形態が多様である点は、病院における給与計算の課題です。病院は24時間365日体制で運営しているため、日勤・夜勤・当直・オンコールなど勤務パターンが多様です。
また、看護師は2交代制や3交代制が混在し、深夜勤務や休日勤務に対して手当を支給する必要があります。
さらに、休日や祝日勤務の割増率が異なるため、勤務表から正確に集計しなければいけません。
複雑な勤務形態や手当の種類が多いため、給与計算に時間と手間がかかってしまいます。
拠点が複数ある
病院グループや医療法人は、複数の病院やクリニックを運営しているケースが多く、拠点ごとに勤務形態や給与規定が異なることもあります。
拠点ごとに給与規定や手当基準が違う場合、共通ルールだけでは処理できません。
拠点が複数あると、より複雑になるため、給与計算が負担になってしまいやすいです。
病院向け給与計算ソフトの選び方
病院向けの給与計算ソフトを選ぶ際に意識したいポイントは、6つあります。
- 医療業界特有の勤務形態・制度に対応しているか
- 法令や制度対応について確認する
- 勤怠管理・人事情報との連携性
- セキュリティ・個人情報保護
- 運用・サポート体制
- コストパフォーマンス
それぞれのポイントについて解説します。
医療業界特有の勤務形態・制度に対応しているか
病院向けの給与計算ソフトを選ぶ際には、医療業界特有の勤務形態・制度に対応しているか確認しましょう。病院では、交代制勤務や当直・オンコール手当などがあり、給与計算が複雑です。
そこで、給与計算ソフトがさまざまな勤務形態・手当・制度に対応していると、複雑な給与計算もスムーズに進められます。
そのため、病院向けの給与計算ソフトを選ぶ際には、医療業界に特化したソフトを選びましょう。
法令や制度対応について確認する
病院向けの給与計算ソフトを選ぶときは、法令や制度対応について確認しましょう。
医療機関も、労働基準法や社会保険関連の法改正に対応できる必要があります。
たとえば、毎年変わる社会保険料率や、所得税・住民税などの税制に自動でアップデート対応できると便利です。
勤怠管理・人事情報との連携性
勤怠管理や人事情報との連携性は、病院向けの給与計算ソフトを選ぶ際に確認したいポイントです。
給与計算ソフトだけでなく、勤怠システムや人事データベースと連携できると、人為的な計算ミスを減らせるだけでなく、作業負担やミスを減らせます。
たとえば、勤怠管理と連携できると、勤務表や打刻システムと自動で連携し、深夜や休日手当が自動で計算できます。
ほかにも、人事データベースと連携できると、資格情報や雇用形態をもとに給与計算が可能です。
セキュリティ・個人情報保護
病院向けの給与計算ソフトを選ぶときは、セキュリティ・個人情報保護の対策ができているか確認しましょう。給与データには、氏名や住所、マイナンバー・銀行口座など、機密性の高い情報が含まれています。
そのため、機密性の高い情報を守るために、セキュリティがしっかりとしているソフトがおすすめです。
たとえば、クラウド型の場合は、データセンターのセキュリティ基準がISO27001などに満たしているかチェックすると良いでしょう。
ほかにも、権限管理が可能で、院長や人事部・各部門長など、必要な人だけが必要な範囲のデータを閲覧できるのがおすすめです。
運用・サポート体制
給与計算ソフトを選ぶときは、運用・サポート体制に注目しましょう。給与計算は毎月必ず発生する業務なので、トラブル時のサポートが手厚いかどうかが重要です。
たとえば、土・日・祝日にトラブルが起きた場合でも、休日にサポート窓口があると対応してもらいやすいでしょう。
ほかにも、給与計算ソフトをうまく活用するために、操作マニュアルや研修会が用意されていると、新任の事務スタッフでも扱いやすいでしょう。
コストパフォーマンス
病院向けの給与計算ソフトを選ぶときは、コストパフォーマンスをチェックしましょう。
とくに、導入コストや月額利用料、保守費用のバランスをみて、病院の規模にあったソフトを選ぶのがおすすめです。
給与明細を電子化できると、紙や印刷・配布コストを削減できます。
病院向けおすすめの給与計算ソフト10選
次は、病院向けのおすすめ給与計算ソフトを10選紹介します。
freee人事労務
運営会社 | freee株式会社 |
---|---|
価格 | 初期費用:0円 【5名分】 ミニマム:2,600円/月額 スターター:3,900円/月額 スタンダード:5,200円/月額 アドバンス:7,150円月額 【6名以降1名ごとの料金】 ミニマム:440円 スターター:660円 スタンダード:880円 アドバンス:1,210円 |
特徴 | ・給与計算を自動化できる ・自動でエラーチェック ・計算の内訳まで確認できる |
公式サイト | https://www.freee.co.jp/hr/fr-nv52bzccj/ |
freee人事労務は、給与計算を自動で行い、通知から振込までWeb上で円滑に行えるソフトです。
職種や雇用形態に合わせて、基本給や複雑な手当などを従業員ごとに設定できるため、複雑化した給与計算もスムーズに行えます。
給与計算をした際に、エラーがある場合は知らせてくれるため、給与計算ミスを未然に防げます。
また、給与計算の内訳まで確認できるので、給与計算業務に慣れていない方でも、人件費の内訳をチェックしやすいです。
たとえば、どの職種にどれだけのコストがかかっているのかが明確になるため、予算管理や経営判断に活かせます。
ジョブカン給与計算
運営会社 | 株式会社DONUTS |
---|---|
価格(月額) | 無料プラン:0円(5名まで) 有料プラン:400円/一人当たり |
特徴 | ・給与規定を複数設定できる ・給与明細の電子化が可能 ・30日間は無料で試せる |
公式サイト | https://payroll.jobcan.ne.jp/ |
ジョブカン給与計算は、給与規定を複数設定でき、病院の柔軟な勤務形態にも対応できる給与計算ソフトです。
雇用形態や役職によって異なる手当やルールを細かく設定でき、毎月の給与を自動で計算してくれます。
また、税率や各種保険料率も自動で更新してくれるので、誤計算を防ぎやすいです。
さらに、給与明細や源泉徴収票は電子化して配布できるため、従業員はスマホやタブレットからいつでも確認できます。
ジンジャー給与
運営会社 | jinjer株式会社 |
---|---|
価格 | 初期費用:要問い合わせ 月額利用料:300円~/一人当たり |
特徴 | ・給与体系別に計算式が登録できる ・税制改正に合わせてアップデート ・Web明細でペーパーレス化が可能 |
公式サイト | https://hcm-jinjer.com/payroll/ |
ジンジャー給与は、中小規模の病院や大規模病院におすすめの給与計算ソフトです。
給与体系別に計算式を登録できるため、病院の多様な雇用形態・ルールにも対応できます。
給与計算担当者は、入力による作業負担を軽減でき、給与計算作業の効率化を図ることが可能です。
また、法改正や税制改正にも対応可能で、変更があった際にはアップデートで変更できます。
クラウド型なので、本院や分院・クリニックなどの複数拠点の給与管理も一元化できます。
PCAクラウド給与
運営会社 | ピー・シー・エー株式会社 |
---|---|
価格(税込) | 初期費用:無料 月額利用料:13,860円 |
特徴 | ・100におよぶ給与項目を自由に設定 ・わかりやすいレイアウト ・2か月間の無料体験あり |
公式サイト | https://pca.jp/area_product/cloud/prokyu_cloud_top.html |
PCAクラウド給与は、使いやすさにこだわって開発された給与計算ソフトです。
慣れていない方でも扱いやすいインタフェースを意識しており、どこに何があるのかわかりやすいです。
また、100にもおよぶ給与項目を自由に設定可能で、病院のように勤務形態や雇用形態が多様でも柔軟に対応できます。
2か月間の無料体験があるため、実際に使用してみてから継続するか判断できる点も魅力です。
Paybook
運営会社 | 合同会社Pay-book.jp |
---|---|
価格 | フリー:無料 スタンダード:1,100円/月額 プロ:3,300円/月額 |
特徴 | ・最短3分で給与の入力ができる ・社会保険料や税金は自動で計算してくれる ・3か月間は無料で利用できる |
公式サイト | https://www.pay-book.jp/ |
Paybookは、最短3分で給与の入力ができる給与計算ソフトです。固定給、時間給のどちらの計算方式にも対応しており、時間をかけずに入力できます。
残業時間や有給なども管理でき、出退勤システムの一覧を見て入力するだけになるため、給与計算にかかっていた負担を削減できます。
たとえば、院内スタッフ間でシフト調整があった場合でも、実際の勤務に合わせて勤務実績を入力するだけで給与を自動計算してくれるため、給与計算の効率化を図ることが可能です。
また、MacやiPad、タブレットでも対応しており、さまざまなデバイスから利用できます。利用開始から3か月間はすべての機能が無料で利用可能です。
ZeeM
運営会社 | 株式会社クレオ |
---|---|
価格 | 要問い合わせ |
特徴 | ・累計2,000社以上が導入 ・人事と給与を統一 ・人材検索機能が備わっている |
公式サイト | https://www.zeem.jp/products/ |
ZeeMは、累計2,000社以上が導入している給与計算ソフトです。人事管理と給与計算の統合システムで、二重入力やチェック作業などの業務の無駄をなくし、人事情報の更新や給与計算処理をスムーズにできます。
また、人材検索機能が備わっており、依頼したい内容や身上変更があった際にもすぐに探し出せます。
たとえば、複数人の医師や看護師の手当が上がった場合、該当する方を素早く探して給与計算の再設定が可能です。
そのため、従業員数が多い医療機関にも向いています。月給や週給、賞与計算など、さまざまな給与計算にも対応しています。
POSITIVE
運営会社 | 株式会社電通総研 |
---|---|
価格 | 要問い合わせ |
特徴 | ・独自の計算方式にも対応 ・カスタマイズ性に優れている ・病院・施設の給与を一括管理 |
公式サイト | https://hr.dentsusoken.com/product/positive/ |
POSITIVEは、独自の計算方式にも対応できる給与計算ソフトです。
柔軟なパラメータ設定が可能で、病院特有の複雑な給与体系や職種ごとのルールに対しても臨機応変に対応できます。
月次給与や賞与処理、住民税管理など、さまざまな機能が備わっています。
また、ExcelやCSV入出力ができるので、給与状況の分析をしたいときにも活躍してくれるソフトです。
本院や分院・クリニックなどの複数拠点の給与管理も一元化できます。
OBIC7給与情報システム
運営会社 | 株式会社オービック |
---|---|
価格 | 要問い合わせ |
特徴 | ・複数拠点を持っている病院に向いている ・昇給差額計算機能が備わっている ・グラフやレポート作成が可能 |
公式サイト | https://www.obic.co.jp/erp_solution/payroll_info/system_summary.html |
OBIC7給与情報システムは、複数拠点を展開している病院におすすめの給与計算ソフトです。
給与項目や体系、支払日の異なる複数の病院を1つのシステムで管理できます。
また、昇給時期と昇給決定時期が異なる場合、支給差額を最長1年分自動計算して調整してくれる昇給差額計算機能が備わっています。
さらに、給与状況や賞与などをグラフやレポートにすることが可能で、分析や評価も行いやすい点も魅力です。
マネーフォワード クラウド給与
運営会社 | 株式会社マネーフォワード |
---|---|
価格 | 一人法人プラン:3,980円/月額 スモールビジネスプラン:5,980円/月額 ビジネスプラン:7,980円/月額 6名以上で300円/一人当たり |
特徴 | ・前月比較機能が備わっている ・勤怠管理システムや労務管理システムと連携できる ・Web給与明細でペーパーレス化 |
公式サイト | https://biz.moneyforward.com/payroll/ |
マネーフォワード クラウド給与は、勤怠管理システムや労務管理システムと連携が可能な給与計算ソフトです。
たとえば、勤怠管理と連携させることで、勤怠データを自動で取り込み、病院特有の複雑な給与を自動で計算してくれます。
また、クラウド型となっているので、インターネット環境があればどこからでも項目の設定や変更ができます。
給与計算対象者の自動判定や各種保険料・所得税などが自動計算されるだけでなく、月比較機能で差を確認できます。
Web給与明細に対応しているため、ペーパーレス化を図りたい病院にもおすすめです。
ADP給与計算
運営会社 | ADP Japan 合同会社 |
---|---|
価格 | 要問い合わせ |
特徴 | ・世界140か国の海外拠点でも利用されている ・複雑な雇用形態に対応できる ・法令改正への自動対応 |
公式サイト | https://jp.adp.com/ |
ADP給与計算は、世界140か国の拠点で利用されている給与計算ソフトです。
使いやすさに優れており、病院特有の多様な職種・雇用形態にも柔軟に対応できます。
また、夜勤や当直などの複雑な計算にも対応でき、人的ミスを防ぐことが可能です。
さらに、法令改正が合った場合は、法改正の更新を自動で反映してくれるので、人事担当者の負担を軽減できます。
病院が給与計算ソフトを活用するメリット
病院が給与計算ソフトを活用するメリットは、主に5つあります。
- 人為的な計算ミスを防止できる
- 業務の効率化・事務負担の軽減が期待できる
- 法改正に対してスムーズに対応できる
- 労務リスクの軽減が図れる
- データ管理とセキュリティの強化が図れる
それぞれのメリットについて解説します。
人為的な計算ミスを防止できる
給与計算ソフトを活用するメリットでは、人為的な計算ミスを防止できます。病院は、複雑な勤務形態や手当を計算する必要があるため、人的ミスが発生してしまうケースがあります。
一方で、給与計算ソフトを活用すると、複雑な勤務形態や手当を勤務表から自動で算出してくれるので、手入力による漏れや誤計算を防ぐことが可能です。
また、社会保険料や所得税の控除額を自動で計算してくれるので、金額を間違えるリスクを減らせられます。
人為的な計算ミスを防止できるため、多くの病院におすすめです。
業務の効率化・事務負担の軽減が期待できる
給与計算ソフトを導入すると、業務の効率化や事務負担の軽減が期待できます。
ほかのシステムとの連携性に優れている給与計算ソフトであれば、勤怠管理や人事データベースと連携させられるため、情報をもとに給与を自動集計できます。
計算にかかっていた時間を大幅に短縮できるため、業務の効率化を図りたい病院におすすめです。
法改正に対してスムーズに対応できる
給与計算ソフトを活用すると、法改正に対してもスムーズに対応できます。
たとえば、税制や社会保険制度の変更があった場合でも、自動でアップデートされるため、常に最新のルールで計算できます。
ほかにも、毎年変わる健康保険料率や、厚生年金保険料率も自動更新で対応できるため、変更があった場合でもスムーズに対応可能です。
労務リスクの軽減が図れる
給与計算ソフトを活用すると、労務リスクの軽減が図れる点がメリットです。
正確な勤怠・給与計算が行えるので、未払残業や不適切な手当計算などによる労務トラブルを防止できます。
たとえば、看護師から残業代が計算されていないといったクレームが起きにくくなります。
また、給与計算にかかわる法令違反による是正勧告や労働基準監督書の指摘を未然に防ぐことが可能です。
データ管理とセキュリティの強化が図れる
データ管理とセキュリティの強化が図れる点は、給与計算ソフトを活用するメリットです。
紙での給与情報や個人情報を管理するときと比べて、給与計算ソフトで管理すると、他の人に見られるといった状態を防げるため、安全性が向上します。
たとえば、給与計算ソフトで権限設定ができると、必要な人が必要な範囲だけ情報を閲覧できる状態を作れます。
データを一元管理できるだけでなく、セキュリティ強化にもつながるため、多くの病院におすすめです。
病院が給与計算ソフトを活用する際の注意点
病院が給与計算ソフトを活用する際の注意点は、4つあります。
- 導入・運用コストがかかる
- 初期設定や移行作業が大変
- システムトラブル時に業務が停滞するリスクがある
- 個人情報漏洩リスクがある
それぞれの注意点について解説します。
導入・運用コストがかかる
給与計算ソフトは、導入・運用コストがかかる点がデメリットです。給与計算ソフトによっては、初期導入費用だけでなく、システム利用料や保守料がかかります。
また、給与計算ソフトの中には、ユーザーが増えると追加料金が発生するため、職員が多い病院だとコストが高額になってしまうケースもあります。
そのため、導入する際には、導入費用だけでなく、運用コストなども含めて検討するのがおすすめです。
初期設定や移行作業が大変
病院向け給与計算ソフトを活用する際の注意点として、初期設定や移行作業が大変という点が挙げられます。
病院には、複雑な勤務体系や独自の手当制度があるため、正確に給与計算ソフトに設定・移行する作業は大変です。
たとえば、看護師の夜勤手当や準夜勤手当、休日勤務手当などを正しく設定するのに、時間がかかってしまうケースは多いです。
また、過去の給与データや職員の雇用情報を一括移行する作業には、手間や人的リソースが欠かせません。
設定ミスがあると給与計算の誤りにもつながるため、導入する際には、初期設定・移行作業のサポートがあるか、移行作業の負担は少ないかを確認してみてください。
システムトラブル時に業務が停滞するリスクがある
給与計算ソフトは、システムトラブル時に業務が停滞するリスクがあります。給与計算は毎月必ず行う必要があり、システム障害が発生すると支給に遅れる可能性があります。
支給が遅れてしまうと、クレームにつながってしまい、従業員の満足度や信頼性が下がりやすいです。
とくに、ソフトの不具合やアップデートエラーなどは、給与計算の締切に間に合わない事態が起こる可能性があります。
そのため、システムトラブル時に対応するためにも、給与計算ソフトを選ぶ際にシステム障害時の対応・対処法を確認しておくと良いでしょう。
個人情報漏洩リスクがある
給与計算ソフトはセキュリティ強化につながる一方、個人情報漏洩リスクがある点に注意しましょう。
たとえば、PCがウイルスに感染すると、給与計算ソフト内の職員データが外部に流出する可能性があります。
また、権限管理が不十分だと、必要のない職員が給与明細やマイナンバーを閲覧できてしまうというケースも考えられます。
そのため、個人情報漏洩リスクが起きないように、給与計算ソフトのセキュリティ対策をしっかりと確認しましょう。
まとめ:病院向け給与計算ソフトを活用して業務負担の軽減と効率化を図ろう
病院向け給与計算ソフトは、業務負担の軽減だけでなく、法改正にも対応できる点が大きなメリットです。
また、人為的な計算ミスを防げるので、トラブルを予防できる点も魅力です。
給与計算による業務負担の軽減や効率化を図りたい方は、本記事で紹介した選び方やおすすめソフトをぜひチェックしてみてください。