「”LPを作った方が良い”と聞くけど、LPってそもそも何?」
「LPを作った方が良いのはわかるけど、作り方がわからない」
このような疑問や不安を抱えていませんか?
ネット上でクリニックの広告を展開していく上で、LPは重要な役割を果たすので、どのようなものか、またどのように作るのかは理解しておくべきでしょう。
そこで、今回は以下の内容について解説します。
- LPとは?
- LPを作る流れ
- LPを作る際のポイント
- LP作成事例
ぜひ最後までお読みいただき、クリニックのLPについて、基礎知識を網羅しましょう。
この記事の内容
LP(ランディングページ)とは?
そもそもLPが何かをご存知ですか?
LPが何かわからなければ、作る流れも作るポイントも理解できないため、LPとは何かについて解説します。
LPとは、インターネット上に作られる商品・サービスの販売ページのことで、主に以下の3つの役割を果たします。
- ターゲットに行動を促す役割
- ターゲットへのメリットを伝える役割
- ネットユーザーへの広告の役割
それぞれの役割について、1つずつ解説します。
ターゲットに行動を促す役割
1つ目は、ターゲットに行動を促す役割です。
ホームページは、クリニックについて知ってもらうことを目的として、さまざまな情報が網羅的に記されています。
しかし、LPは、サービスの利用や購入などの行動をしてもらうことが目的となっています。
そのため、全ての情報を網羅的に記載するのではなく、行動に必要な情報を厳選して載せています。
ターゲットへのメリットを伝える役割
2つ目は、ターゲットへのメリットを伝える役割です。
LPは、クリニックの新規患者をターゲットに設定することが一般的です。
新規患者がクリニックに来院したくなるためには、患者にとってのメリットを理解してもらう必要があります。
そこで、ターゲットが知りたがっている情報を調査し、その内容を盛り込むことによって、興味を持ってもらえるでしょう。
ネットユーザーへの広告の役割
3つ目は、ネットユーザーへの広告の役割です。
ネットが登場する以前の広告は雑誌やパンフレット、看板がメインでした。
しかし、特に雑誌やパンフレットは、若者を中心としたネットユーザーには浸透していないため、見てもらえる確率が低いのです。
そこで、LPを作ることで、ネット上に雑誌やパンフレットが置いてあるのと同じ状況が作れます。
すなわち、ネットユーザーがクリニックの存在を知る広告の役割も果たしています。
クリニックのLPを作る流れ
ここでは、LPを作成する流れを解説します。
主に、以下の3ステップでLPを作成します。
- リサーチ
- 他社分析
- 構成案の作成
1つずつ解説します。
1:リサーチ
1つ目は、リサーチです。
主に「ターゲットが何を求めるのか」をリサーチします。
リサーチ方法は、さまざまな種類がありますが、以下で具体例を紹介します。
- テレビ
- 雑誌
- ネット検索
- SNS
- 口コミ
- Yahoo!知恵袋
このほかにもリサーチ方法はありますが、これらの手法を駆使して「ターゲットが求めている情報」を分析しましょう。
2:他社分析
2つ目は、他社分析です。
他社が作成しているLPを調査し、どのような構成になっているのかを書き出します。
何個かデータを集めるうちに、何らかの特徴が出てくるはずです。
- コンテンツの種類
- 文字数
- 言い回し
- 色・デザイン
他にも、共通項が考えられるはずなので、それらを分析してみてください。
分析するLPは効果の出ているものが多数なので、効果の出るLPの構成を取り入れることが容易になります。
3:構成案の作成
3つ目は、構成案の作成です。
調査や分析が終われば構成案の作成に入ります。
今まで分析してきたユーザーの欲求や他社のLPを参考に構成案を考えていき、実際にLPを作成することになります。
クリニックのLPを作る際のポイント
クリニックのLPを作るには、以下の5つのポイントがあります。
- テーマ・コンセプトを定める
- ファーストビューで目を引く
- キャンペーンを意識したCVコンテンツ
- 情報は過不足なく・視覚的に
- 動画を盛り込んでも良い
1つずつ解説します。
ポイント1:テーマ・コンセプトを定める
1つ目は、テーマ・コンセプトを定めることです。
何を訴求していくのか、どんな点を主にアピールしたいのかをきちんと考える必要があります。
なんとなく進めてしまうと、せっかくLPを作ってもターゲットに刺さらず、効果の低いLPになってしまいます。
ターゲットに刺さるLPにするためにも、テーマ・コンセプトを定めてから作り始めましょう。
ポイント2:ファーストビューで目を引く
2つ目は、ファーストビューで目を引くことです。
最初のインパクトはとても重要です。
ひと目見て「続きが見たい!」と思えば見てもらえますが、そこで興味を惹きつけられないと、離脱されてしまいます。
そのため、特にユーザーが初めて目にする箇所は、先を読み進めてもらえるように、力を入れて作成することが大切です。
ポイント3:キャンペーンを意識したCVコンテンツ
3つ目は、キャンペーンを意識したCVコンテンツです。
割引やクーポンなどを用意することで、来院のハードルを下げることが大切になります。
それは、一度来院してもらい、質に満足してもらえれば、2回目以降もリピートしてもらえる確率が高いからです。
キャンペーンを意識したCVコンテンツの作成をしてみましょう。
ポイント4:情報は過不足なく・視覚的に
4つ目は、情報は過不足なく・視覚的にすることです。
LP内で伝えなければならない情報は、過不足なく伝えましょう。
例えば、病院のアクセス情報や定休日、受付時間などが挙げられます。
また、診察の流れなどは、図や表にするなどして、視覚的にわかりやすく伝えることも必要でしょう。
ポイント5:動画を盛り込んでも良い
5つ目は、動画を盛り込んでも良いことです。
文章だけでは伝わりづらい場合も考えられます。
その際は、動画をLP内に挿入することで、クリニックの雰囲気をよりリアルに伝えられるでしょう。
クリニックのLP作成事例5選
ここでは、クリニックのLP作成事例として、以下の5つを紹介します。
- 湘南美容外科クリニック
- 表参道スキンクリニック
- UC矯正歯科クリニック麻布十番
- 相模大野歯科クリニック
- 東京美容外科
1つずつ見ていきましょう。
事例1:湘南美容外科クリニック
1つ目は、湘南美容外科クリニックです。
青を基調とした清潔感のあるデザインで、信頼できるクリニックであることをアピールしています。
また、ファーストビューで金額を表示し、「普通になってきた」というキャッチコピーを入れることにより、来院のハードルを下げていることがわかるでしょう。
動画や写真、図や表がかなり多く盛り込まれており、ひと目見てわかりやすいLPであるといえます。
事例2:表参道スキンクリニック
2つ目は、表参道スキンクリニックです。
金を基調として高級感が演出されているLPだといえるでしょう。
動画は埋め込まれていませんが、写真でわかりやすく解説されています。
事例3:UC矯正歯科クリニック麻布十番
3つ目は、UC矯正歯科クリニック麻布十番です。
UC矯正歯科クリニック麻布十番では、こだわりやポリシーをわかりやすく記載することで、特定のユーザーに刺さるようなLPになっています。
実際に院内で撮った写真を多く盛り込んでおり、患者が来院した際のイメージがしやすいでしょう。
事例4:相模大野歯科クリニック
4つ目は、相模大野歯科クリニックです。
文字装飾は青のみで、デザインもシンプルなため、信頼感のあるLPになっています。
メリットや患者の声、院長紹介などをすることで、安心して利用してもらえるような工夫が多くなされています。
事例5:東京美容外科
5つ目は、東京美容外科です。
金を中心としたデザインになっており、高級感が演出されています。
1つのページ内に「無料カウンセリング」への遷移ボタンが3つも用意されており、要所で患者が無料カウンセリングのボタンを押しやすいような設計がされている点にも注目です。
まとめ
今回は、クリニックのLPを作る流れやポイントについて解説しました。
訴求力のあるLPを作成できれば、クリニックの集患に大きな効果をもたらすことは間違いありません。
紹介した5つの事例も参考にしながら、ユーザーに刺さるLPを作成してみてください。