「内科の開業に際して知っておくべきポイントは何か?」
「内科の開業ではどの程度の開業資金が必要なのかな?」
このような疑問を抱えていませんか?
そこで、今回は内科の開業に関して、以下の内容を解説します。
- 内科の開業におけるポイント
- 内科の開業資金
- 内科の開業医の年収
- 内科を開業する際の相談先
ぜひ最後までお読みいただき、内科の開業に向けて必要な知識を理解しましょう。
この記事の内容
内科の開業におけるポイントは?
まずは内科の開業におけるポイントを4つ解説します。
- 患者の減少:専門特化で差別化
- コンセプト:安定した経営につながる
- 立地:最も重要な差別化ポイント
- マーケティング:Webマーケティングに力を入れる
1つずつ解説します。
患者の減少:専門特化で差別化
1つ目は、専門特化で差別化することで患者の減少への対策をすることです。
内科クリニックの数は増加している一方、人口減少が進む日本では当然ながら患者の数は減る一方です。
そのため、何も対策をしないと患者の数が減ってしまい経営が悪化してしまいます。
そこで、ある領域に専門特化することで差別化を図り、集患につなげることが大切です。
コンセプト:安定した経営につながる
2つ目は、コンセプトを決めることで安定した経営につながることです。
1つ目の専門特化と被る部分があるのですが、コンセプトが決まっていると「どんな医院か」がひと目見てわかるため、安定的な集患につながりやすくなります。
集患が安定的にあることは安定した経営を行う上でとても大切なことなので、医院を運営する前にコンセプトをきちんと決めておきましょう。
立地:最も重要な差別化ポイント
3つ目は、立地が最も重要な差別化のポイントになることです。
特に内科は、家の近所や学校の近くなど、家からの距離が近くて信頼できる医院に通うことが一般的です。
そのため、人口が少ない場所や既に競合のいる場所はあまり開業には適しません。
内科の数は年々増えているため、適した場所を探すのは大変かもしれませんが、徹底したリサーチの元、適切な立地にできるようにしましょう。
マーケティング:Webマーケティングに力を入れる
4つ目は、Webマーケティングに力を入れることです。
先ほども触れましたが、多くの場合では家からの距離が近い内科を選びます。
しかし、内科の数が増えているため、どれだけ良い立地でも患者の数が増えない可能性もあります。
そこで、隣の駅付近に住んでいる方や同じ市内でも離れた場所に住んでいる方にも来院してもらうためには、Webマーケティングに力を入れると良いでしょう。
「〇〇駅 内科」「〇〇市 内科」などのキーワードで検索した方があなたの医院を見つければ、来院してもらえる確率が高くなります。
地域密着型だからといって、アナログの広告に目を向けるのではなく、Webマーケティングにも力を入れましょう。
内科の開業資金は?
ここでは内科の開業資金について解説します。
一般的な内科の開業資金は6,000万円から8,000万円ほどとされています。
内訳としては、以下の通りです。
- 内装費:約2,000万円
- 設備費:約2,000万円
- その他:約1,000万円
- 運転資金:2,000万円〜3,000万円
立地や導入する設備により金額は前後しますが、おおむねこのような金額がかかることを理解しておくと良いでしょう。
このうち、全てを借入で賄うことも場合によっては可能ですが、通常は難しいため、自己資金は2,000万円ほど用意しておくと良いでしょう。
内科の年収は?
では、内科医で開業した場合、年収はどのくらいになるのでしょうか?
平均すると、4,500万円〜5,000万円ほどのようです。
しかし、内科を受診する方は多く、内科のキャパシティが大きければ、より多くの集患が望め、高いと1億円ほどの収入を得ている内科医もいます。
また、あくまで平均のため、4,000万円を下回るケースもあります。
立地が悪かったり医院の評判が悪かったりすると、どうしても年収は上がりづらくなってしまうので、事前準備は入念にしましょう。
内科の開業で困った際の相談先は?
内科の開業で困った際の相談先は、以下の3つが挙げられます。
- コンサルタント
- 税理士
- 社会保険労務士
1つずつ解説します。
コンサルタント
1つ目は、コンサルタントです。
コンサルタントは開業に関して幅広く、そして深い知識を有しているので、どんな質問でも答えてくれる可能性が高いです。
また、アドバイスをしてくれたり相談に乗ってくれたりするだけでなく、面倒な事務作業を代替してくれるため、医院の運営に集中できる環境が作れるでしょう。
税理士
2つ目は、税理士です。
税理士は税の専門家として、さまざまなアドバイスをしてくれるでしょう。
また、税関係だけでなく、会社の資金繰りにも精通している税理士もいるため、積極的に活用しましょう。
社会保険労務士
3つ目は、社会保険労務士です。
社会保険労務士の専門は雇用関係や労働関係などです。
また、法律の専門でもあるため、雇用関係に関するアドバイスから法の解釈や法改正についてまで幅広くアドバイスを求められるでしょう。
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まとめ:内科の開業へ一歩を踏み出そう!
今回は内科の開業に関しての基礎知識を解説しました。
患者数は減る一方だとお話ししましたが、内科を受診する方は多くいるため、需要はまだまだたくさんあります。
適切な立地やマーケティングを行うことで、大きく発展させることもできるでしょう。
ぜひ、今回の内容を参考にして、内科の開業に向けて一歩を踏み出してみましょう。