運営:東京ドクターズ

開業のための
Web集患戦略

開業医のための経営支援メディア
『ウェブドクター』

病院・クリニックの参考になるサイトデザイン15選!制作時のポイントも紹介

病院やクリニックのホームページを制作する際に、「どのようなデザインにすれば良いのか」と悩んでしまうでしょう。

そこでこの記事では、病院やクリニックの参考になるサイトデザインを厳選してご紹介します。

制作時のポイントについても触れていますので、来院につながるサイトを目指すなら、ぜひ参考にしてください。

病院・クリニックの参考になるサイトデザイン15選

では早速、実際のホームページ事例を取り上げながら、病院・クリニックの参考になるサイトデザインをお伝えします。

自院のホームページ新規開設やリニューアルを検討しているなら、チェックしてみてください。

  1. 桜十字病院
  2. 東北大学病院
  3. 済生会熊本病院
  4. 桑名眼科脳神経クリニック
  5. ふくだ内科
  6. ヘンミ胃腸内視鏡・内科クリニック
  7. 南洲会勝浦クリニック
  8. 井上皮ふ科 形成外科
  9. 藤森小児科
  10. 福井医科大学附属病院
  11. 諏訪中央病院
  12. 春日井市民病院
  13. ao はり治療院
  14. フクオカバースクリニック
  15. マリモ歯科・矯正

桜十字病院

熊本県内最大規模の630床を有する桜十字病院のホームページです。

まず目に飛び込んでくるのが「生きるを満たす」というキャッチコピー。医療だけでなく地域包括ケアシステムを構築し、多種多様なニーズに応える姿勢がうかかえます。

清潔感のあるホワイト背景と硬派な印象のかっちりとしたフォントの組み合わせは誠実さを感じ、ハイレベルな医療技術をイメージさせます。

外来や入院、人間ドックなどのメニューも見やすく配置されており、知りたい情報へスムーズにアクセスできる点にも注目です。

東北大学病院

宮城県仙台市にある東北大学病院のホームページは、暖かみのあるオレンジをメインカラーに採用しています。

さらに、随所にイラストを活用して、親しみやすさを演出。また、流入数をアップさせるポイントとしてWebマガジンを頻繁に発行しています。

災害時の医療連携や最新医療テクノロジーについてなど医療的な記事のほか、スタッフのインタビュー記事、栄養バランスに優れたおすすめレシピなど、ユーザーの興味を引くブログが投稿されています。

済生会熊本病院

済生会熊本病院は、医療を通じて地域社会に貢献することを方針にした総合病院です。

専門性に基づいた高度な医療の提供を目指し、臓器別センター制を取り入れているため、ホームページも部門別に確認できます。

医師や看護師の躍動感ある写真が随所に差し込まれていて、医療のプロフェッショナルらしい頼もしさを感じられます。

専門的な内容をわかりやすく解説したコラムページもあり、見応えのあるホームページに仕上がっています。

桑名眼科脳神経クリニック

桑名眼科脳神経クリニックは、静岡県にある眼科と脳神経外科・内科の複合クリニックです。

こちらのホームページの特徴は、スタイリッシュな横スクロールのデザイン。主流の縦ではなく、横方向にコンテンツが並んでいるのが特徴です。

この工夫によってユーザーは新しい体験ができ、先進的なイメージを与える効果が期待できます。

ほかにも、リアルタイムの待ち人数をホームページの右下で確認できたりと、機能面でも優れたデザインになっています。

ふくだ内科

心臓や血管、糖尿病を専門とした福岡県福岡市にあるふくだ内科ファーストビューでコンセプトと対応している診療科がわかるようになっています。

自院の専門性をアピールできるコラム記事が大量に投稿されている点にも注目です。

コラムは診療科ごとにカテゴリー分けされているため、興味のある記事を見つけやすくなっています。

院長やスタッフの穏やかな雰囲気が伝わる写真によって、信頼感や安心感も訴求しています。

画面右上には、文字の大きさを変更できるボタンが設置されているのも便利なポイントです。

ヘンミ胃腸内視鏡・内科クリニック

大阪府豊中市にあるヘンミ胃腸内視鏡・内科クリニックのホームページは、細めのフォントや余白を生かしたレイアウトなど、トレンドを取り入れたデザインが特徴です。

未来的な印象で、先進的な医療を受けられるイメージを与えられます。

他医院との差別化を図る施策として、苦手意識を持つ人が多い内視鏡検査に関するページを設置。検査への不安を和らげる工夫や技術力について記載されていて、初めて利用する方も安心できます。

さらに、院長ノートというコンテンツがあり、検査や病気などに関する気になる情報を取り入れることが可能です。

南洲会勝浦クリニック

千葉県勝浦市にある南洲会勝浦クリニックは、リハビリやリウマチ治療などを行う整形外科クリニックです。

ホームページは優しいトーンのブルーを基調とした安心感のあるデザイン。わかりやすくキャッチーなイラストも取り入れ、ユーザーが該当する症状を探しやすくなっています。

症状別にどのような治療をするのか事前にホームページで確認できるため、患者の不安を軽減することが期待できます。

井上皮ふ科 形成外科

福岡県大野城市にある井上皮ふ科 形成外科。理事長を務める父・和彦さんと院長を継承した息子・義彦さんの親子2人の笑顔が光るメインビジュアルが好印象です。

自然光を生かした写真から、クリニックの明るい雰囲気が伝わってきます。

どのような理念で医療を提供しているのか、トップページで述べているのも特徴です。

メインカラーは親近感を与えるオレンジに、補色であるブルーを組み合わせていて、画面が際立つ工夫が見られます。

ページの随所に散りばめられている丸い手のロゴは、頼もしさを感じさせるアクセントです。

藤森小児科

子どもに好かれるクリニックを目指す千葉県の藤森小児科。まるで絵本を見ているような可愛い動物のイラストをふんだんに取り入れているのが特徴です。

「ここなら子どもも怖がらず通ってくれそう」という考えにつながる、楽しい世界観のホームページに仕上がっています。

見た目のキュートさだけでなく、トップページに訴求したいバナーを集めていて、ユーザビリティ面においても優れたデザインです。

福井医科大学附属病院

福井県吉田郡にある福井医科大学附属病院。ホームページを訪問するユーザーを「患者」「患者の家族」「医療関係者」と想定し、関連する情報がファーストビューのすぐ下に配置されています。

ニュースやイベントといった更新頻度の高い情報はタブを使ってコンパクトにしていて、煩雑なデザインにならない工夫が見られます。

トップページから、ユーザー自身が文字サイズや色を変更できるのも大きな特徴です。かなり大きい文字サイズにも設定できるため、高齢者でも見やすい配慮が感じられます。

諏訪中央病院

宮城県仙台市にある諏訪中央病院のホームページは、ファーストビューの医院外観イラストが印象的です。

吹き出しがユーザーの目的を表示していて、「赤ちゃんを産みたい」「がんを知る」など欲しい情報をスムーズに得られるようになっています。

病院の強みである下肢静脈瘤や乳がんなど4つの分野については専用バナーがあり、診療の流れや治療費など細かい情報を提供しています。

春日井市民病院

愛知県春日井市にある春日井市民病院。ホームページでは、ファーストビューの縦書きのテキストが躍動感を与えます。

ユーザーが興味を引く工夫として、カーソルを合わせたときに変化(アクション)をつけているのもポイント。最も強調したい内容には大きな動きがついていてメリハリがあり、情報の際立たせ方の見本になるサイトです。

下部へスクロールすればメニューが現れるシンプルな設計で、ユーザーは迷うことなく必要な情報を閲覧できます。

ao はり治療院

ao はり治療院は名古屋にある美容専門のはり治療院です。

美容に特化しているため、女性に好まれそうなおしゃれなデザインを意識しています。鍼に対して恐怖心がある新規ユーザーにも安心してもらえるよう、サービス内容や施術の流れを丁寧に解説しています。

また、予約が取りやすいデザインにも注目。専用フォームやメール以外にも電話から予約が可能で、急ぎの依頼にも対応できます。

「本日の予約状況」から医師ごとに予約の空き状況を確認でき、希望の枠を取ることができるのも便利です。

福岡バースクリニック

妊娠・出産をサポートしている産科専門の福岡バースクリニック視認性の高い明朝体と明るい色合いの写真によって構成された、洗練された雰囲気が魅力です。

情報の導線が整理されていて、シンプルながら利便性に優れたホームページです。

白で統一された清潔感のある内装写真をトップページへ配置することで、気持ちよく通院できそうな印象を抱かせています。

また、フォトギャラリーには入院部屋や食事などの写真が多彩に掲載されているので、病院の全体像がつかめます。

マリモ歯科・矯正歯科

神奈川県逗子市にある矯正専門のマリモ歯科・矯正歯科。メインカラーにブルーとホワイトを採用したデザインで清潔感があります。

歯並びに関する豆知識や歯に良い料理レシピなど、ユーザーにとって有益な情報を積極的に発信しているのも魅力です。

矯正に関する無料相談も受け付けており、トップページから気軽に申し込みやすい設計になっています。

病院・クリニックにおけるサイトデザインの重要性

現代は多くの人々がインターネットを介して情報を入手しています。

病院やクリニックにおいても、Webサイトの作成は欠かせません。

Webサイトがあることで、自院の存在を広く認知させることができ、特徴や強みをアピールすることによって集患効果を得られます。

おしゃれなホームページのデザインであれば、サイト訪問者の記憶に残りやすく興味・関心を持ってもらえるのがメリットです。

また、見やすく配慮されたデザインであれば「丁寧に対応してもらえそう」という印象を訪問者に与えられるでしょう。

病院・クリニックのサイト制作で大切なポイント

ここからは実際にホームページを制作する上で、大切なポイントをご紹介します。

押さえるべきポイントは以下の4点です。

  1. コンセプトを明確にする
  2. ターゲットを意識したデザインにする
  3. 誰でも使いやすいサイト設計にする
  4. 医療広告ガイドラインを遵守する

コンセプトを明確にする

まず、Webサイト訪問者へ自院のコンセプトを明確に提示しましょう。

例えば、クリニックのコンセプトとして以下のような例が挙げられます。

  • 女性スタッフのみで女性の悩みに寄り添った診療を行います
  • メスを使用しない美容医療を提供しています
  • 地域の患者様から安心されるクリニックを目指します

同じ診療科のクリニックは、どの地域でも豊富にあります。そこからユーザーに選ばれるためには「ここなら気持ちよく通院できて、悩みも解消できそう」と思ってもらわなくてはなりません。

自院の理念や強みといった病院としてのコンセプトを言語化し、ふだんから大切にしていることを伝えましょう。

ターゲットを意識したデザインにする

アプローチするターゲットや年齢層に合わせて、それぞれに適したサイトデザインにしなければ効果は生まれません。

なぜなら、ターゲットによってデザインの方向性やコンテンツ構成が異なるからです。

失敗しないサイトにするためには、誰に向けたサイトなのかターゲット設定を明確にするのが重要です。

自院を訪れる患者を、年齢・性別・住所・家族構成・診療科目といった要素から分析し、ターゲットに寄り添ったサイト制作を行いましょう。

誰でも使いやすいサイト設計にする

Webサイトのデザイン性や目新しい機能にとらわれすぎて、ユーザーの使いやすさを疎かにしてしまうと使いにくくストレスになり、自院のマイナスイメージにつながってしまいます。

医療機関のWebサイトの場合、訪問者は急いでいるケースも多くあり、使いにくさは印象の低下につながります。

デジタルに詳しくない方もアクセスすることを考え、シンプルでわかりやすい設計を心がけましょう。

情報の探しやすさはもちろん、動画を交えて紹介するのもひとつの方法です。

医療広告ガイドラインを遵守する

病院やクリニックのWebサイトは、厚生労働省が医療法に基づいて定めている「医療広告ガイドライン」遵守が必須です。

2019年の改正を機に、Webサイト上の広告においても規制や罰則の対象になりました。

病院やクリニックがWebサイト作成で注意すべき点は以下となります。

  • 虚偽広告
  • 誇大広告
  • 比較優良広告
  • 患者を誤認させる恐れのある広告
  • 患者等の主観に基づく体験談
  • 公序良俗に反する内容の広告、品位を損ねる内容

詳しくは、厚生労働省が発信している下記の情報をご確認ください。

医療法における病院等の広告規制について |厚生労働省 (mhw.go.jp)

病院・クリニックのサイトに必要なコンテンツ

ユーザーが求めているコンテンツを掲載することで、信頼度と満足度を高め、集患につなげることができます。

病院・クリニックのサイトに必要なコンテンツは以下となります。

  • 医師や看護師、スタッフの紹介
  • 診療科目の紹介
  • 院内や設備の画像
  • アクセス方法・診療時間について
  • お問い合わせや予約フォーム
  • 医療や診療内容に関するブログ記事

こうしたコンテンツを掲載し、ユーザーが「どのようなクリニックなのか?」を確認し、ここなら今の悩みを解決できそうと思ってもらえるようにしましょう。

まとめ:クリニックは患者に安心感を与えるサイトデザインを形にしよう

ホームページ制作は、自院のアピールポイントを明確にした上で、患者のニーズにマッチしたデザインを意識することが重要です。

デザインが悪く、掲載する情報に不足があれば、ユーザーからは選んでもらえません。

もし制作が難しいなら、プロに依頼することも視野に入れて検討してみてください。