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  • アルコール性肝疾患・脂肪性肝疾患

肝硬変などのリスクが高まる。定期的な健診や採血でチェックを

アルコール性肝疾患とは飲酒が原因で肝臓に損傷が起きる病気ですが、仮に同じ量のお酒を飲んだとしても、肝臓にくるダメージは人によって全然違いますし、通常はほとんど症状がありません。脂肪性肝疾患は食生活などによる肥満が原因で、アルコール性疾患と同様に肝臓が悪くなります。これらの疾患は女性にも決して少なくなく、高齢化社会の今、80歳くらいになっていきなり肝硬変などの病気として顕在してくるケースもあります。特に女性は、男性に比べるとお酒への耐性が低い傾向にあり、40代でも肝硬変を発症する例もあります。しかし脂肪性肝疾患はアルコールの摂取が少なくても肝硬変のリスクは高まりますので、お酒を飲まないからといって安心できるものでもありません。治療としては、アルコール性肝疾患はお酒の量を控える、脂肪性肝疾患であればダイエットをして脂肪肝を減らすことが何より大切です。最近はお薬もありますので、定期的なチェック、自己管理、薬の服用が主になります。アルコール性肝疾患、脂肪性肝疾患いずれも症状はなく、大抵は健康診断で発覚しますので、どなたも健康診断は必ず受診してほしいです。女性は閉経してから肝障害が進みやすい傾向がありますので、定期的な健診や採血でチェックすることが望ましいです。

榎奥 健一郎 院長
御徒町おひさま内科
榎奥 健一郎 院長
台東区/台東/新御徒町駅
●内科 ●消化器内科 ●訪問診療
  • 内痔核[いぼ痔]

早期であれば手術不要。肛門の専門医によく相談を

内痔核は直腸内にできる痔核のひとつで、自覚症状としては出血、痛み、痔核が肛門外へ出てしまう脱出があります。出血や痛みは軟膏の塗布で治療できますが、脱出の症状が出てしまうと注射や手術などの外科処置になります。内痔核を切除する処置のほか、ジオン注射といって、従来は手術でしか治療ができなかった痔を注射で治すことが可能です。日帰りで対応できますし、外科手術のような切開に伴う痛みもありません。内痔核は早期に治療介入すれば手術をしなくても十分に治るものですので、なにかしらの自覚症状がある場合は、なるべく肛門の専門医がいる医療機関を受診し、よく相談してみてください。また、内痔核は便秘で力を入れ過ぎてしまう、ずっと座りっぱなしでいるなどの生活習慣に起因しますので、下剤の服用やこまめな水分補給で便を柔らかくする、座りっぱなしにならないように適度な運動をするなど、生活習慣の改善をすることが予防に奏功します。

近藤 崇之 院長
川崎駅前大腸と胃の消化器内視鏡・肛門外科クリニック
近藤 崇之 院長
川崎市川崎区/砂子/川崎駅
●内視鏡内科 ●肛門科 ●内科 ●消化器内科 ●肛門外科 ●内視鏡外科 ●健診・検診
  • 慢性腎臓病

腎機能低下の進行を抑え、現在の腎臓の機能をなるべく維持し長持ちさせることが目標

腎臓は腰背部に位置するソラマメのような形をした150g程度の臓器で、左右に1つずつあります。腎臓は毎日血液をろ過して体の中の不要な水分や老廃物を尿として体の外へ排出すると同時に、血圧の調整、ナトリウムやカリウム、カルシウムなどのミネラルバランスの維持、酸性とアルカリ性のバランスの調整を行い、赤血球を作るホルモンの分泌、健康な骨のために重要なビタミンDの活性化を行うなど多くの役割をしています。私たちの健康において重大な役割を担っており、まさに‘肝腎かなめ’の臓器です。

慢性腎臓病(CKD)は、何らかの原因によって腎臓の機能が低下する病気です。慢性腎臓病という名前は聞き慣れないかもしれませんが、20歳以上の8人に1人いると考えられており、新たな国民病といわれることもあります。慢性腎臓病は、重症度によって症状の出かたが異なります。軽症の場合には、無症状のことがほとんどです。しかし、腎機能の低下が進むと、むくみ、夜間尿(夜間に何度もトイレに行きたくなる症状)、倦怠感、食欲の低下、吐き気、手足のしびれなどの症状が出ます。さらに進むと肺に水が溜まり、息苦しさが出てきます。慢性腎不全を治癒させる手段は、現時点ではありません。しかし腎臓の機能がある程度保たれていれば症状もなく暮らしていくことができますので、その後の腎機能低下の進行を抑え、現在の腎臓の機能をなるべく維持し長持ちさせることが目標となります。
病期が進行し腎臓の機能がほとんどなくなる(末期腎不全)と、自分自身の力で尿を作ること、老廃物の排泄、ミネラルなどのバランスをとることができなくなるので、血液透析や腹膜透析、腎移植などの腎代替療法が必要になります。腎代替療法として、わが国では血液透析を受けている患者が多く、2022年末で約35万人と毎年増加している状態です。そして日本の血液透析は、透析機器の開発技術と診断・治療技術の進歩により様々な合併症が克服されつつあり、欧米に比べ生命予後も良好で世界トップクラスと言われておりますが、社会保障制度が充実している点も大きな特徴です。本来、透析治療にかかる医療費は、外来血液透析でおよそ月40万円、腹膜透析でおよそ月30〜50万円です。このような高額の医療費も、さまざまな公的助成制度を利用することによって、多くの患者さんの負担はわずかとなります(月数千円程度以内が多い)。日本の血液透析は、治療環境も整った最も治療経験豊富な治療方法です。血液透析が、皆様の命と暮らしを守るための一助となることを願っております。

西原 正博 院長
横浜南クリニック
西原 正博 院長
横浜市港南区/港南台/港南台駅
●人工透析内科
  • 心臓弁膜症

早期に診断し、心臓が悪くなる前に適切なタイミングで最適な治療を行うことが大切

弁膜症は心臓の4つの部屋の出入り口にある一方向弁(僧帽弁・三尖弁・大動脈弁・肺動脈弁)に不具合が起きる病気です。弁が開きにくいと狭窄、うまく閉まらないと逆流し、いずれも心臓に負担をかけるため悪化すると心不全となります。
生まれつき、弁の変性・経年劣化、細菌感染などが原因となります。症状は弁によって異なりますが、動くと息苦しい、胸が痛い、体がむくむなどです。しかしかなり重症にならないと症状が出てこないことが多く、気づいた時には心臓の機能が悪化していて良い治療ができないことも少なくありません。また、まれに急に弁が壊れる場合があり、その時は症状が強く現れます。
悪くなった弁は薬では治らず、治療はは手術またはカテーテル治療となります。いずれも重症の方が適応です。まず聴診で心雑音を見つけ、心臓超音波検査で詳しい診断を付けます。早期に診断し、心臓のポンプ機能が悪くなる前に適切なタイミングで最適な治療を行うことがもっとも大切です。

町田 大輔 院長
やまと小磯診療所
町田 大輔 院長
大和市/中央/大和駅
●内科 ●循環器内科 ●外科 ●訪問診療 ●健診・検診
  • 胃がん

ピロリ菌感染や生活習慣の悪化により起きる胃がん

胃がんの発症は、慢性胃炎が要因です。そして慢性胃炎は、ピロリ菌感染が原因となります。慢性的にピロリ菌感染による胃炎が続き、発がんにつながります。ピロリ菌感染は主に幼少期の5歳頃までに感染し、胃酸の分泌や防御機能が備わってくる年齢になると感染しないという特徴があります。ピロリ菌感染の主な原因は、親子感染であり、咀嚼した食べ物を子供に食べさせたり、同じ箸を使うなどが原因で感染します。
胃がんは、早期発見が第一であり、予防はピロリ菌いるかどうか診断を受けることが大切です。ピロリ菌がいれば除菌することが予防となります。また30歳までにピロリ菌の除菌をすれば、ピロリ菌感染による胃がんの発症をほぼ予防できると考えられております。ピロリ菌感染の他にも胃の慢性炎症には、塩分の高い食べ物やアルコールの連用、たばこなどの生活習慣が関係してきます。
早期の胃がんは症状がないことが多いため、定期的な健康診断でバリウム、胃カメラを受けることが大切です。ピロリ菌がいる方や除菌歴のある方は、必ず検査を受けましょう。ご家族にピロリ菌がいる方は、一度はご自身のピロリ菌感染を調べることをお勧めいたします。またお腹が痛い、便が黒いなどの症状があれば、早期ではなくなることが多いため外科的な手術が必要になります。このように、胃がんは早期発見すれば、治療や入院が短期間で済むため、定期的に検査を受けましょう。

野中 雅也 院長
のなか内科
野中 雅也 院長
さいたま市大宮区/下町/大宮駅
●内科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●乳腺外科
  • アクロコルドン

自分で無理に取ろうとすると、感染や炎症、出血のリスクが

アクロコルドンは、「スキンタッグ」や「軟性線維腫」とも呼ばれる、皮膚にできる良性の小さなできもの、いぼです。
肌色から褐色まで様々な色調で、直径数ミリ程度のドーム状や、根元が細い茎のようになった(有茎性)形をしています。首、脇の下、胸元、まぶたなど、皮膚の柔らかい部分や摩擦が多い場所にできやすいです。通常は痛みやかゆみはありませんが、衣類やアクセサリーとの摩擦によって痛みが生じたり、炎症を起こしたりすることがあります。正確な原因は完全には解明されていませんが、加齢や摩擦、遺伝的要因、肥満や糖尿病などの要因が関係していると考えられています。アクロコルドンは悪性腫瘍ではなく、放置しても健康上の問題はありません。ただし、見た目が気になる場合や、摩擦で痛みが生じる場合には除去を検討することがあります。
アクロコルドンの治療は、基本的に整容的な目的で行われます。ご自身で無理に取ろうとすると、感染や炎症、出血のリスクがあるため、必ず皮膚科を受診するようにしましょう。
当院での主な治療方法は ①液体窒素による冷凍凝固療法(保険診療)、②電気メスによる切除(自費診療)です。①液体窒素による冷凍凝固療法は-196℃の液体窒素を綿棒やピンセットに染み込ませて患部に当て、凍結させて細胞を壊死させます。保険適用となる一般的な治療法です。施術時に痛みを感じることがありますが、数日から1週間程度でかさぶたになって自然に剥がれ落ちます。複数回通院が必要な場合があります。治療後に炎症後色素沈着(シミ)が残ることがありますが、半年から1年で薄くなることが多いです。アクロコルドンの数が少ない場合に適しています。②電気メスによる切除は表面麻酔で疼痛を緩和し、電気メスで根本から切除する方法です。自費診療となりますが、1回で取り切ることができ通院回数も少なく、液体窒素に比べ色素沈着のリスクが少なく済みます。アクロコルドンの数が多い場合に適しています。
詳細、適応についてはご相談ください。

松本 千夏 院長
ちなつスキンクリニック
松本 千夏 院長
世田谷区/経堂/経堂駅
●皮膚科 ●小児皮膚科 ●美容皮膚科 ●アレルギー科
  • 骨粗鬆症

身長が1~2cm縮む、背が曲がるのは危険な前兆

骨粗しょう症は、加齢とともに脆くなり、骨折しやすくなる病態です。特に女性の場合は閉経後に骨粗しょう症が急速に進行します。初期段階では自覚できる症状はほとんどありませんが、進行してくると背骨にひびが入って痛みを生じることがあります。特になにも症状がないと感じていても、身長が1~2cm縮む、背中が曲がってくるのが前兆ですので、そうした兆候があれば一度は受診されることをお勧めします。一番の診断は骨密度をDEXAという機器で計測することです。治療法は、内服薬の服用のほか、骨折のリスクが高い場合やすでに骨折している方は、副甲状腺ホルモンの注射での治療法などがあります。選択肢は他にもいくつかあり、治療は長く継続していくことになります。骨粗しょう症の予防は、骨密度のピークである20歳ぐらいまでは、過剰なダイエットをしないことです。それ以降は、カルシウムやビタミンD、ビタミンKなどを意識した食事、ウォーキングなどの適度な運動が大切です。1日5分ほどでも日光を浴びることでビタミンDを活性化させることができますので、少しだけでも太陽光を浴びることもお勧めですよ。

乗松 祐佐 院長
のりまつ整形外科・骨粗しょう症クリニック
乗松 祐佐 院長
世田谷区/給田/仙川駅
●整形外科 ●リウマチ科 ●リハビリテーション科
  • アルツハイマー型認知症

気づいた時点での生活習慣のケアなどが重要に

現在の日本は言うまでもなく、超高齢化社会でありアルツハイマー病型認知症の患者は増え続けています。症状として、「今朝の食事の内容」や「本日の予定」などを忘れてしまう、記憶障害が初期の症状として現れます。より進行すると、「歯磨きの仕方がわからなくなる」「服の着方がわからなくなる」といった、遂行機能障害などもみられます。さらに、怒りっぽくなる、意欲がなくなる、不安感が増してそわそわと落ち着かなくなる、大声、徘徊といった感情面や行動の変化も現れます。特にこのような症状はまわりの家族の方も苦労されると思います。認知症は進行性の疾患ですので残念ながら、認知機能低下を改善させる方法はなく、気付いた時点での生活習慣のケアなどが重要になってきます。規則正しい食事、睡眠、運動はさることながら、趣味を楽しんだり、まわりの人とのコミュニケーションを取ったりすることが、本人の充実感を増させ、認知症の進行を予防できます。必要に応じて、認知機能低下を抑える薬もございますので、まずは病院を受診し、血液検査や画像検査などの検査を受けた上でご相談いただきたいと思います。

田中 有咲 院長
Ariメンタルクリニック
田中 有咲 院長
大田区/蒲田/蒲田駅
●心療内科 ●精神科
  • 睡眠時無呼吸症候群

他疾患の根底に潜み、心筋梗塞や脳梗塞、うつ病や認知症のリスクまでもが高まる

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に呼吸が浅くなる、場合によっては呼吸が止まってしまう病気です。大きく分けて物理的に空気の通り道が狭くなる方と、脳や心臓に原因がある方がいて、日本人の大半は前者です。睡眠時無呼吸症候群は日本で300万人はいると言われていますが、実際に受診している方は1%にも満たないのが現状です。睡眠時無呼吸症候群の原因は肥満が多いですが、それだけではなく、アジア人は欧米人に比べると顎が小さく、気道が狭くなりやすいことも一因です。呼吸が浅くなる、止まるというのは全身に悪影響を及ぼし、高血圧、脂質異常症、心筋梗塞や脳梗塞、ほかにもうつ病や逆流性食道炎、認知症などのリスクが高まります。睡眠時無呼吸症候群を治療していくことでこれらのリスクが間接的に減少し、実際に血圧が下がったというデータもあります。睡眠時無呼吸症候群は他の疾患の根底にあるケースが多いので、やはりしっかりと治療されるのが望ましいです。今はお家でかんたんに検査ができますし、治療方法も様々なやりかたがありますので、日中に眠気を感じる方や上記のような病気を予防したい方は、一度検査をすることをおすすめします。

伊藤 涼 院長
キュアステーション イオン葛西クリニック
伊藤 涼 院長
江戸川区/西葛西/西葛西駅
●内科 ●アレルギー科
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