東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

136件中121~135件を表示

  • 犬の骨折

小型犬を抱っこするときの落下事故、フローリングなど居住空間にご注意を

日本では住環境の制限などから小型犬が好まれる傾向があります。小型犬の中でもチワワやトイプードル、イタリアングレーハウンドなどはちょっとした弾みで骨折することがあるため、十分な注意が必要です。

骨折が発生するタイミングとして最も多いのは、わんちゃんを家族に迎えたばかりの時期です。ペットショップから初めて小さなわんちゃんを連れて帰り、慣れない抱っこをしたときに思いがけず落下させてしまうケースが多く、自宅に迎え入れた翌日に骨折し、入院生活となってしまったケースもあります。トイプードルなど小型犬の前肢の骨(橈骨とうこつ・尺骨しゃっこつ)は非常に細く、3~5mmほど。つまり、割り箸よりも細いです。落下事故のほかに「ご家族様の膝から飛び降りる」「フローリングで滑ってしまう」といったことでも簡単に折れてしまいます。

小型犬の前肢の骨(橈尺骨)は、折れやすく癒合しづらい骨です。初期治療をきちんと正確に行わなければ、癒合不全(ゆごうふぜん)を引き起こし、治療が非常に困難になります。骨折を未然に防ぐためには、滑りやすいフローリングをクッション性のある滑りにくい素材にすること、わんちゃんを抱っこするときは慎重に扱っていただくことが大切です。

有藤 翔平 院長
日本動物医療センター
有藤 翔平 院長
渋谷区/本町/幡ヶ谷駅
●犬 ●猫 ●ウサギ ●ハムスター ●フェレット
  • 犬のケンネルコフ

長引くかぜの症状は要注意。同居のペットがいる場合は早めの受診を心がけて

英語でケンネル(kennel)は犬小屋、コフ(cough)は咳を意味し、すこし前までは「犬のかぜ」を総称する病名として使われていました。そして人間のかぜと同じように、犬のかぜの約9割は体に備わった免疫の力で自然によくなることが一般的です。

一方で、咳・くしゃみ・鼻水といったかぜの症状がなかなか改善しない場合は、検査によって原因を特定し適切な治療につなげることが大切です。ケンネルコフの原因には11種ほどのウイルスや細菌があり、病気の原因を調べるにはコロナウイルスなどでお馴染みのPCR検査が有効です。検査の結果、細菌が原因であれば抗生剤などを使用し、ウイルスが原因の場合は免疫力を向上させる治療を行います。

ケンネルコフの予防にはワクチンなどがありますが、ウイルス性のものに対する抑制効果はあっても細菌性のものに対する効果は期待できません。とはいえ、多頭飼いをしているなど同居のペットがいる場合は、感染した子から次から次へと感染が広がってしまう恐れがあるため、ワクチン接種や早めの受診を心がけていただくとよいでしょう。

小薗江 亮太 院長
渋谷動物医療センター
小薗江 亮太 院長
渋谷区/渋谷/渋谷駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●その他
  • 犬の外耳炎

犬の『外耳炎』原因や症状は多岐に及びます

【杉本 恵子 院長】 
症状は耳の中が赤くなり雑菌でちょっと汚れるというグレードから、そこに細菌感染を起こしてアレルギーが重なって、搔きまくって症状がさらに悪化して、精神的にもイライラして食欲もなくなるという外耳炎もあります。

原因や症状はいくつかあり、遺伝子にかかわるところから、犬の性格や反応によっても悪化の度合いもかかわってきます。性格によってはすごく気にしてしまう子もいるんです。耳の垂れている犬や立っている耳などによっても変わり、原因の特定は症状を診ながらでは判断できないくらい多岐に及びます。

治療については、治療薬があるものと炎症を抑えることしかできないものもあるんです。ステロイド等を使用することもありますが、ホメオパシー、医療用オイルを治療に取り入れています。ハーブなど自然療法を取り入れた治療法もあります。教科書に書いてあるのは1つのパターンであって「この子の場合はどうなんだろう?」と探していくことが原因の探求になるんですね。どうすればこの子にとって治療効果があるのか、といった治療計画立案をしていきます。

予防としては「どういう時に何をすれば起るのか」「どういうことをしなければ発生しないのか」と原因に戻って追究します。飼い主さんができる予防は「お耳が元気ですか?」とチェックすることから始まり、『ちょっと首をかしげているな』『痒がっているな』ということで気づくこともできます。

杉本 恵子 院長 & 国貴 副院長
南小岩ペットクリニック医療サポートセンター
杉本 恵子 院長 & 国貴 副院長
江戸川区/南小岩/小岩駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥
  • 猫伝染性腹膜炎(FIP)

『猫伝染性腹膜炎』とは?治療薬はあるの?

「猫伝染性腹膜炎」(FIP)は罹ると亡くなる病気です。猫伝染性腹膜炎には2種類あって、お腹に水が溜まるタイプと、できものになるタイプがあります。この病気には「猫腸コロナウイルス」というのがあるのですが、下痢・嘔吐など消化器症状が主となっています。人間の新型コロナとは全く別物ですので、咳や味覚症状の異常はなく、私たちに感染することはありません。猫腸コロナウイルスに罹って下痢をしていても、治療をすれば致死率は高くありませんが、1割くらいの確立で、猫腸コロナウイルスの突然変異により強毒化したものに罹るとほぼ100%亡くなります。しかし、最近見つかった治療薬によって治ることがわかってきているので、ステージにもよりますが8割~9割は治ることを期待できます。たとえ状況が悪くても40~50%くらい治る確率があるでしょう。薬名はないので物質名として出されていますが、現段階で日本ではまだ認証されていません。中国に怪しげな製剤を出している会社があるので入手は可能ですが、多くの獣医師はどのような副作用があるかわからず、リスクを負ってまで使いたくないと考えます。病院側にリスクはあっても、飼い主さんの同意が得られれば使うことができる治療薬です。治す方法はいろいろ提案されていますが、今のところその薬がないと治りません。予防法はなく論文に基づいて一応提案はしますが、公式なものではありません。下痢・嘔吐がある場合にはあまり長く様子見をせず、早めに獣医さんに相談してください。

松田 唯 院長
ガイア動物病院
松田 唯 院長
杉並区/下井草/阿佐ケ谷駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●その他
  • 犬・猫の異物誤飲

死に繋がる恐れのあり!迅速な対応がカギとなる異物の誤飲

動物達が過ごす家の中には、誤飲してしまう可能性のあるものが沢山あります。これまで 私が経験したものは、梅干しの種・ボタン・ファスナー・マスク・ラグマットの端っこ・ 紐・糸・縫い針などです。誤飲したものは、時間が経つと胃から腸に流れてしまいます。そうなる前に処置をすることが大切です。対処が遅くなると最悪の場合死んでしまうこと もあるので気をつけてください。
誤飲した場合は”吐く”という症状が現れることがあります。胃から十二指腸への道が狭く なっているので、そこで詰まると、食べ物はもちろん、水を飲んだだけでも吐きます。ひ どい子だと1日何十回も吐くことがあります。内的疾患が原因の場合もありますが、誤飲 の可能性もありますので注意してください。ただ、誤飲してすぐ様子がおかしいことに気 づければ良いのですが、すぐにリアクションしてくれない場合もあります。もし誤飲の可 能性が考えられるなら、様子を見るということはせず、夜中でもすぐに病院を受診してください。時間にすると4、5時間が処置が出来る限界かなと思います。処置としては飲み薬を飲ませて吐かせたり、内視鏡手術をすることもあります。吐かせる処置を聞くことが多 いかと思いますが、釣り針や縫い針など、鋭利なものを飲み込んだもの吐かせることは危 険なものは内視鏡手術を行います。
また、飲み込むものが”食べ物”だからといって油断してはいけません。過去にはリンゴの 塊が食道に詰まって来院した子もいました。また、歯磨き用のガムも、ある程度かじって 小さくなるとそのまま飲み込んでしまうことがあります。小さくなってきたら捨てること をお勧めします。私は診察のたびに飼い主さんにお伝えするほど、誤飲には危機感を覚え ています。誤飲をして痛い思いをするのは動物たちです。飼い主さんしか動物たちを守ることが出来ないという事をどうか忘れないでください。

瀨⾕ 陽亮 院⻑
ペテモ動物病院 イオンモール川口
瀨⾕ 陽亮 院⻑
川口市/安行領根岸/鳩ヶ谷駅
●犬 ●猫
  • 犬の破折

気づきにくい犬の「破折」、歯を残すには早期発見がカギ

破折(はせつ)とは歯が折れたり、欠けていることを言います。

わんちゃんの場合は硬いおもちゃや硬い食べ物を噛むことによって奥歯(第4前臼歯)を折ることが多く、ネコちゃんは落下など外傷によって犬歯を折るケースが多いですね。破折そのものは病気ではありませんが、折れた歯が露髄(歯の神経がでている状態)している場合は感染症の原因となるため、抜歯や神経の治療などの外科的な処置が必要になります。


多くの場合、感染が進んだ段階で出てくる、目の下の頬の腫れや目やになどの症状で気づきます。

はじめは眼や皮膚の病気が疑われますが、実は歯が折れたことが原因で頬が腫れたり、膿が出ることも多いですね。そこまで感染が進行してしまうと、治療は抜歯しか選択できないことが多いです。


わんちゃんねこちゃんたちは痛みがあっても隠してしまう子が多いので、感染が進行する前に気づくためには歯磨きの習慣をつけて、歯の状態を観察することが有効です。歯磨きのときに痛がる部分があるときは、歯科が得意な獣医師を受診していただくことで、早期発見につながり歯を残す治療も可能です。

鈴木 憲人 獣医師
hanaペットクリニック
鈴木 憲人 獣医師
文京区/水道/江戸川橋駅
●犬 ●猫
  • 犬・猫の椎間板ヘルニア

後ろ足の動きがおかしいと感じた場合は一度すぐに受診を

椎間板ヘルニアは脊骨の骨と骨の間にある椎間板が突出し、脊髄を圧迫して神経麻痺を起こしてしまう病気です。よく発生する部位は腰と首で、腰で発生した場合は後ろ足のふらつきから完全麻痺(立てなくなってしまう)、首の場合は強い痛みの症状から前足、後ろ足両方の機能障害などの症状が起こります。飼い主さんが抱き上げた際にキャンと泣く、飼い主の手からは餌を食べるのに床に置いた餌は食べない、などが挙げられます。犬が頭を下げて餌を食べられなくなったら、首に痛みがある可能性があるということです。椎間板ヘルニアは大きく分けてⅠ型とⅡ型というものに分かれます。Ⅰ型では犬種の特異性があり、よくダックスフンドがヘルニアになるというのはこちらのタイプで、そのほかトイプードルやフレンチブルドックなどを軟骨異栄養性犬種と呼んでいます。椎間板は正常では線維輪というゴムの輪のようなところにゼリー状の髄核というものが入っており、これが背骨のクッションのような働きをしています。軟骨異栄養犬種では若いうちから髄核の水分が抜けて石のようになり、線維輪が破れて石のようになった髄核が脊髄にぶつかる状態で、急に発症します。なので、昨日まで元気に歩いていた子がいきなり歩けなくなってしまうこともあります。2型の場合は、椎間板の線維輪が不安定性や椎間板が損傷したことにより肥厚し、慢性的にじわじわと脊髄を圧迫していく状態です。症状もじわじわと進行していき、こちらは高齢の犬に多いです。ヘルニアのタイプによって対処法も変わってきますし、急に悪化することもあります。足の動きがおかしい、どこか触るとキャンとなくなどの症状がみられましたら、一度すぐ病院で診てもらうことをお勧めします。

灰井 康佑 院長
とがさき動物病院
灰井 康佑 院長
三郷市/戸ケ崎/三郷中央駅
●犬 ●猫
  • 犬の外耳炎

外耳炎のサイン、見逃さないで!

外耳炎とは耳介から外耳道のエリアで炎症が起きている状態です。最も多い原因はアレルギー体質によるもので、半分以上のケースはアレルギーが関与しているといわれています。症状は一般的に耳のかゆみから始まります。耳垢が増えてきたり、脂っこい耳垢や茶色い汚れとして目立ったり、微生物の感染が起こって悪化してくると耳だれと悪臭がしますので、その時になって気づかれる飼い主さんもいます。しかしさらに前の段階で、よく搔くようになった、頭をぐるぐる振る、床に擦りつけているといったサインが見えた時点で相談する方が早く治ります。治療法は進行度によりますが、汚れや耳だれが出ている場合は膿や汚れを拭いたり洗浄したりし、飲み薬や塗り薬で改善していきます。
 原因はアレルギー以外に複合的な場合もあります。プールに入る機会が多かったり、耳に水分が加わるような生活をしていたりすると雑菌が増えやすいため、悪化のリスクが高くなります。予防法はお家でシャンプーした後はきちんと乾かすことなど基本的なお手入れです。その他、飼い主さんがワンちゃんの耳が健康な状態がどういうものかしっかり認識しておくことです。もし子犬の頃から飼っているのであれば、以前と違うところはないか、赤くなっていないかどうか。最初の頃は赤くもなくただむず痒いこともあるので発見しづらいかもしれませんが、何だかいつもと違うな、と感じたら早めに相談していただけるといいですね。

笠井 智子 院長
むに動物病院
笠井 智子 院長
板橋区/大山東町/板橋区役所前駅
●犬 ●猫
  • 犬の白内障

根本治療は外科手術。併発の場合は原因の病気をしっかり治して

白内障は、水晶体が濁り視力が低下してしまう症状で、犬によく見られる病気です。原因は遺伝的なものから、他の病気がきっかけで併発してしまうなど様々です。老齢だから白内障になるとも一概には言えませんし、目が白っぽくなっていても実は白内障ではない場合もあります。飼い主さんが気づく症状としてわかりやすいのは、目が白くなることが挙げられます。しかし初期の段階では痛みやかゆみなどの症状もなく、飼い主さんの方でわかるのはかなり進行してからになります。初期の段階ですと、動物病院で専用の顕微鏡で検査をしないとはっきりとした診断が下せないことが多いです。ある程度症状が進行すると痛みが出てくることもあり、進行を遅らせる点眼薬などもありますが、完全に治療するには外科手術が必要になります。遺伝が原因となると1~2歳から白内障になってしまうこともあり、この場合は予見予防というのは難しいです。目の炎症や糖尿病など他の原因がある場合は、まずその原因となる病気の治療をしっかりとすることです。健康診断を定期的に受診し不調を見逃さないことも大切です。愛犬の様子は日頃から気をつけて見て、物にぶつかりやすくなるなどの異常があらわれたら一度獣医師にご相談ください。

近藤 竜太 院長
白金高輪動物病院
近藤 竜太 院長
港区/白金/白金高輪駅
●犬 ●猫
  • てんかん

発作が起きた時に動画を撮影してもらうことがキーに

「てんかん」とは、てんかん発作を起こす脳の病気です。犬にも猫にも見られるもので、神経の病気では最も多い症例と言えます。発作の特徴は、その子その子で異なります。全身がけいれんするような子もいれば、口を“くちゃくちゃ”してよだれを垂らす子や、手足がピクピクと動くようなケースもあり、タイプは様々です。発作があった場合、当院ではまず動画の撮影をお願いしています。スマートフォンが普及する以前は、飼い主さんが見た行動を言葉でお伝えしていただいていたのですが、一目でわかる動画は診断の大きな助けとなります。低血糖や中毒など、脳以外の病気が原因でてんかん発作に似た症状を起こすものもあります。それらの可能性を考慮しつつ、段階的に検査をおこない、病気を確定していくことになります。てんかんであることがわかると、抗てんかん薬というお薬を飲んでいただくことになります。しっかりと効果が認められる適切な量から始めていき、多くの場合、3ヶ月に1回以下の発作で収まってくれれば、それを維持してくことになります。発作の回数やその程度を一定の水準で抑えることができれば、てんかんのある子も一般的な子と寿命に大きな変化はないと言われています。治療はそのラインを目指していくことになり、ケースによってはお薬の種類や量を増やして対応し、また最近では大学病院などではてんかんに対する外科手術も行われるようになってきました。

溝口 俊太 院長
はとがや動物病院
溝口 俊太 院長
川口市/坂下町/鳩ヶ谷駅
●犬 ●猫
1 PAGE 9/10 10