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  • 犬の乳腺腫瘍

乳腺腫瘍を確実に予防するためには最初の発情前の「避妊手術」が有効

犬の乳腺は、左右に帯状に並んでいます。このうちのどこかにしこりができた場合、見て気づくこともあれば、ワクチン接種のときなどに触診で偶然見つかるケースもあります。乳腺腫瘍については「50%-50%(フィフティ・フィフティ)ルール」といって、罹患しら乳腺腫瘍のうち、半数が良性、半数が悪性であると言われております。そして悪性の乳腺腫瘍のうち、さらに半数が肺などへ遠隔転移するような悪性度の高い乳腺腫瘍と言われており、手術が不適応なる場合があります。

上記のとおり、悪性の乳腺腫瘍を発症すると手術や抗がん剤治療、放射線治療などを行う必要があります。一方で、乳腺腫瘍は、「避妊手術」という予防手術により発生リスクを劇的に減らすことができます。ある論文の報告によると、乳腺腫瘍の発生リスクは、初回発情前の避妊手術実施で0.05%、2回目の発情前で8%、2回目の発情以降では26%とされているので、初回発情前に避妊手術を行うことが望まれます。まだ小さな子に手術を受けさせるのは忍びない感じがするかもしれませんが、大切な家族の命を守るためにもぜひご検討いただければと思います。

牧野 祥之 院長
若葉台アニマルクリニック
牧野 祥之 院長
川崎市麻生区/黒川/若葉台駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●その他
  • AGY(メガバクテリア症)

胃がんに発展する可能性も。異常があればすぐに受診を

●胃がんに発展する可能性も。異常があればすぐに受診を
メガバクテリアと呼ばれる真菌が鳥の胃に感染する感染症です。小鳥に広く蔓延しており、繁殖されてペットショップで販売されるまでの流通ルートのどこかで感染することが多いです。飼い始めたあとに症状が出てくるので、販売前の対策は困難です。メガバクテリアに感染すると、何年かは無症状ですが、2~3年してくると吐き気が出る、食欲が落ちる、痩せるなどの症状が見られます。胃から出血すると血便が出る、さらに進行すると胃がんを発症し死に至ります。感染しているかどうかは外観からではわからないので、動物病院で検査を受け、診断を受ける必要があります。実は鳥を動物病院につれていくという発想を持たない飼い主さんはまだまだたくさんいらっしゃいますが、それによって本来の寿命を全うできていない鳥はとても多いと感じています。予防が難しい病気なので、可能であれば小鳥を購入したらできるだけ早く病院を受診し、このような病気にかかっていないかどうかを確かめるようにしてください

貝原 剛規 院長
厚木ひまわり動物病院
貝原 剛規 院長
厚木市/長谷/愛甲石田駅
●鳥 ●ウサギ ●ハムスター ●フェレット ●犬 ●猫
  • 犬・猫の嘔吐癖

食事の仕方を見直すだけで「吐き癖」が治るかも?

日々診療しているとよく、「食べたものをすぐに吐いてしまう」というご相談をいただくことがあります。吐き癖ともいえる症状は犬・猫の両方に現れますが、どちらかと言うと猫に多くみられる症状と言えるでしょうか。食べたものを吐いているのを見ると飼い主さんは心配になるかもしれませんが、ちょっとした工夫で症状が改善することも少なくありません。

ポイントとなるのは、猫の食事に使う食器の高さと食事の水分量です。今は健康に過ごしている子でも、これらを意識するとしないとでは、将来的な健康リスクが変わってきますので、ぜひ覚えておいていただきたいですね。食器の高さは猫がお座りをして首を伸ばしたくらいが理想です。ティッシュ箱を2つ重ねたくらいの高さの台を用意し、その上に食器を乗せていただくとよいでしょう。また猫は水分をとっているようでも適量を飲めていないことが多いため、食事中の水分量を増やすことを意識してみてください。さらに食事は一度に全量を与えるのではなく、「わんこそば」のように1回分を少なくして、きちんと胃の中に落ちたことを確認したうえで次の1回、次の1回という感じに小分けに与えるようにしましょう。

これらのことを意識するだけで、ほとんどのケースで吐き癖の改善がみられます。一方、食事の仕方を見直したけれど吐き癖が治らないという場合は、何らかの病気が隠れている可能性が否定できませんので、獣医師にご相談いただくことをおすすめします。

立石 絵美 院長
動物往診+在宅ケアサービス にくきゅう
立石 絵美 院長
鶴ヶ島市/上広谷/鶴ヶ島駅
●犬 ●猫 ●ウサギ ●ハムスター ●フェレット
  • 犬・猫の外耳炎

早めの治療が完治のカギに!症状を繰り返し、慢性化してしまう外耳炎。

一般的な外耳炎は免疫力が下がり、耳の中にいる常在菌が増えてしまうことが原因で発症します。
この疾患は犬に多くみられ、猫は比較的少ない傾向にあります。症状は様々ですが、耳を気にして掻く動作や頭を振って痒がる様子もみられます。その他、耳から変な匂いがしてくる、耳を触るとクチュクチュと液体の音がするなどもこの疾患のサインです。
治療法は、まず耳の中のお掃除をします。状態によっては耳にカテーテルを入れて洗浄することもあります。さらに、炎症を抑えるためにステロイドと抗生物質を含んだ点耳薬を使って様子を見ます。これだけで症状が改善される子も多くいますが、”アレルギー”がある場合は注意が必要です。アレルギーがあると外耳炎になりやすく、外耳炎を繰り返しているうちに慢性化していってしまうからなんです。その場合はアレルギーのコントロールをしながら外耳炎の治療をしていきます。皮膚と耳は繋がっているんですよ。予防法は定期的に耳掃除をすることと、飼い主さんが様子の変化に出来るだけ早く気付くことが大切です。放っておくと、外耳炎から中耳炎に、さらには内耳炎に進行していきます。そうすると、首が傾く・黒目が左右に揺れる眼振などの症状、さらには、内耳に近い神経にまで炎症が及ぶと顔面麻痺も出てきてしまうのです。ですので、外耳炎は出来るだけ早く治してあげるのがとても大切になります。最近は、内耳炎になって首が傾いたりしてから来院されるケースが多くなっています。外耳炎は早く見つけてきっちりと治すのが重要です。少しでも症状が見られたら、ぜひ早めに受診をしてください。

羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長
愛宕山動物病院
羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長
上尾市/愛宕/上尾駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●ウサギ
  • 犬の認知症(痴呆症)

犬の高齢化に伴い『痴呆症』が増加

現在、我が国では犬も高齢化社会になっています。第二次ペットブーム(小型犬中心の人気)は今から15年〜20年前の話になり、今ちょうど14~16歳くらいの犬が多くいます。痴呆症は年齢を重ねるほど発現しやすい症状ですので、全頭の比率としてシニア犬が多い今、痴呆症はとても増えています。

人間の認知症と違って、犬はその認知度を測ることができません。そのため犬は『痴呆症』という言い方をします。また、人間における「痴呆(認知)症」の分類において、アルツハイマーと呼ばれる症状は「変性性痴呆」といって、脳神経細胞が様々な要因で委縮・脱落する事で発現します。一方、犬の場合は主に人間の「血管性痴呆」にあたる脳血管障害や血行障害によって脳細胞が器質的変化を起こす事によるものが多いといわれます。

例えば、「最近、夜はあまり寝ないでうろうろしているんですよ」、「夜、意味もなく鳴いてしまうんです。寂しいのかな?」といった相談がありますが、シニア犬の場合それは痴呆症状の1つであることが多いです。「犬にも痴呆があるんですか?」と驚かれる方もいます。人間も痴呆症の方が一人で外出し徘徊するように、犬は家の中をぐるぐると歩き回ることもありますが、歩きたいと思ってやっているわけではなく、それも痴呆症状の1つになります。

川尻 淳一 院長
SHIBUYA フレンズ動物病院 さいたま
川尻 淳一 院長
さいたま市中央区/本町東/与野本町駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●その他
  • 猫の心筋症

肺水腫や突然死、実は原因は心筋症!? 定期検診を行って早期発見を心がけて

心筋症は猫で最も好発する心疾患であり、心筋症の中でも最も発生頻度が高いのが肥大型心筋症といわれています。肥大型心筋症は遺伝と言われていますが、原因はまだ特定されていません。そのため、遺伝子検査もありますが陰性でも発症しないとは言えず、検診による早期発見が重要です。
肥大型心筋症は1歳から罹ることもあり、日本では雑種猫にも多く見受けられます。症状が進むと肺水腫や大動脈血栓塞栓症になって最悪の場合は死に至ることもあるため、定期的検査をしたうえでの早期発見と適切なタイミングでの治療が望ましいとされています。ただし日常生活では初期症状に気づけないことが多く、
気づかずに進行した場合は、大動脈塞栓症となり、急に下半身麻痺や足の激しい痛みなどの症状が出て命を落とすこともありますし、突然死した猫の心臓を調べると心筋症が原因だったと後に判明したケースもあります。早期発見のポイントは定期検診をしっかりと行うこと。心臓の音を聴いたり(聴診)、超音波検査(心エコー)、血液検査を行うことで診断につながります。
この疾患は性格的に怖がりだったり、怯えやすい子の方が多く見受けられる様に思います。ストレスで血圧が上がりやすい子ですね。また食生活でも罹りやすくなるので、普段からびっくりさせたり、興奮させることをしないことと、過度な塩分を控えた食事を心がけることが悪化の予防につながります。診断がついた場合は定期的に心臓を検査したうえでの血栓予防や、心臓の血流を改善させる内服を行うなどの内科的な治療が可能です。

野村 徹 院長
ムスビ動物病院
野村 徹 院長
練馬区/錦/上板橋駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●ウサギ ●鳥 ●は虫類 ●両生類 ●フェレット ●その他
  • 猫の膀胱炎

生活環境に目を配ることも有効な治療に

血尿は、犬の場合は細菌性膀胱炎であることが多いのですが、猫の場合はその割合は1、2割と少なく、大半は特発性膀胱炎、つまり、原因がよくわからないものになります。特発性膀胱炎は、数日から数週間で自然に回復するとされます。ただ、なかなか改善がみられない場合は、「環境」というものに目を向けるべきでしょう。と言うのも、この疾患はストレスが関与していることが多いからです。生活の中に原因があるとすると、そこにアプローチしない限り良くならないですし、一旦は治ったとしても、ぶり返す可能性は残ったままになります。診療では猫と人は違う生き物、ということを理解することが重要だとお伝えさせていただいています。人と同じではないですから、猫の本能やその猫自身の性格を理解し、アプローチ可能なところを改めて探していくことが病気の改善や、日々のストレスの緩和につながっていきます。また、寒さなどの環境要因や、運動不足や関節炎などの他の病気が引き金になっていることも考えられ、そちらに対してのアプローチが重要であることもあります。

五味 良太 院長
南大和どうぶつ病院
五味 良太 院長
大和市/渋谷/高座渋谷駅
●犬 ●猫
  • 猫の膀胱炎

ストレスが要因で発症する特発性膀胱炎は、猫ちゃん目線で環境調整を行う

猫ちゃんの尿のトラブルの6割ほどは、特発性膀胱炎が原因であると言われています。一般的な膀胱炎はバイ菌が膀胱内にいる特徴がありますが、この特発性膀胱炎はバイ菌がいないことが特徴的です。最近は、ストレスと関係していると分かってきました。ストレスに弱い子やいじめられる子に多くみられる病気です。
診断としては、検査でバイ菌や尿石などの異常がないことを確認することになります。10日以内に自然に治ることが多い病気ですが、検査をせずに抗生物質を投与してしまうと余分な薬により耐性菌を作ることにもなります。繰り返す特発性膀胱炎は、トイレの問題を解決することも大切です。トイレの中でも2段システムのトイレは、飼い主さんにとって処理が楽であることから使用されますが、猫ちゃんにとってはストレスとなることもあります。トイレを変えてあげることで、特発性膀胱炎の再発を予防できることもあります。また、治療としての薬剤の投与は期待できません。そこで、サプリメントを飲ませることが選択されます。正しい診断と治療、そして予防することが大切であると言えるでしょう。

小林 良輔 院長
ライト動物病院
小林 良輔 院長
川口市/長蔵/戸塚安行駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●は虫類 ●両生類 ●その他
  • 猫の糖尿病

肥満が原因で起こる「猫の糖尿病」栄養管理と運動不足の解消が予防のカギ

糖尿病は、身体の中で血糖値を下げる働きのあるインスリンを作り出す機能が低下し、血糖値を適切に下げることができなくなる病気です。
猫の糖尿病は増えており、原因は肥満によるものが多いですね。肥満の程度に比例して糖尿病になりますから、体重管理はとても大切です。
糖尿病の多くの猫に特徴的なのは「食欲は落ちず沢山食べるのに体重が落ちること」。多くの飼い主さんはこの段階で気づいて来院されますね。血液検査をしてみると多くは血糖値が上昇しています。治療は食餌療法とインスリン投与です。インスリンの量の調整が必要なので、はじめは入院して治療します。
退院後は自宅で血糖値を測定し、インスリンを投与し血糖値が安定してくると全身状態は回復します。猫の場合はインスリン投与が必要なくなるケースもありますが、血糖値の推移を継続的に見ていかなければいけません。インスリンの分泌が再び減少すると症状が再燃する場合も多いので、生涯にわたって上手にコントロールをしていく必要があります。

加藤 規  院長
ただす動物病院
加藤 規 院長
横浜市港南区/芹が谷/上永谷駅
●犬 ●猫 ●ウサギ ●フェレット ●ハムスター
  • 犬・猫の椎間板ヘルニア

愛犬に気になる様子がみられたら早めの受診を

椎間板ヘルニアはぎっくり腰と同じように、ある日突然発症するのが特徴です。日常生活の中でどれだけ注意をしていても発症を完全に予防することはできません。特にミニチュアダックスフンドやトイプードルに代表される犬種は軟骨に異常を起こしやすいため、どうしても椎間板ヘルニアになりやすい傾向があります。

椎間板ヘルニアの症状は大きく5段階に分けられ、(1)痛みだけで神経検査では異常がない(2)ふらつきなど歩き方の異常や繰り返しの痛がる状態(3)後ろ足が立たなくなる(4)完全に歩けない。ただ、痛みの感覚はまだある状態(5)痛みの感覚がなくなる――の順に進行します。(1)の段階では保存療法といって、運動制限やお薬で改善することもありますが、これに対して(2)へと症状が進んでいくと画像検査(MRI)を行って、必要に応じて手術をするか、お薬で様子を見るのか、飼い主様のご意向を伺うこともあります。最近は医学が進歩して(5)の段階でもある程度までの手術での治療効果を期待できますが、状態が悪いほど治るまでの時間がかかることも事実です。また進行した椎間板ヘルニアのうち、数パーセントは数日以内に亡くなってしまう進行性脊髄軟化症(しんこうせいせきずいなんかしょう)という状態に陥ることもあるため注意が必要です。

椎間板ヘルニアは体の構造に問題があったり、日常生活で急な負荷がかかったりして発症するものですから、確実な予防方法はありません。飼い主様ができることとしては、後ろ足の毛をこまめにカットしてあげる(後ろ足の毛を伸ばさない)、こまめな爪切り、肛門腺をためないといったことのほか、ボール遊びや高低差がある段差のジャンプは控えたりしてあげましょう。

太田 茂雄 院長
おおた動物病院
太田 茂雄 院長
さいたま市大宮区/櫛引町/大宮駅
●犬 ●猫
  • 犬の外耳炎

犬の外耳炎は早期発見と適切な治療が大切

犬の外耳炎は、アレルギーや脂漏症(あぶら症)などの体質や耳道の構造が大きく影響します。犬種によって頭蓋骨の形が違うので外耳道の形も様々です。フレンチブルドック、パグ、キャバリアなどの犬種は耳道の奥が狭いことが多く、耳垢や毛がすぐに詰まってしまい、外耳炎が慢性化します。犬は外耳炎を繰り返すと中耳炎になることがあるため、外耳炎の段階ですぐに治してあげることが大切です。
外耳炎を発症している場合は、足で耳をかく、頭をふる、壁にこするという行動が見られます。耳介や耳道の入り口が赤く腫れる、耳垢が多くみられる、臭いが出ることもあります。治療としては、耳道をきれいに洗浄し、適切な抗菌薬や抗炎症薬を使用します。内視鏡を使った治療を行う行うことで外耳炎を早く治すことができます。
家で行う耳のケアは、1週間に1回ほどイヤークリーナーを使って耳を優しく拭いてあげましょう。ただし、毎日掃除をする、綿棒を使う、耳道に液体を入れてマッサージをすることなどは炎症を起こす可能性があるため控えましょう。指が届く範囲で優しく拭き、もし耳垢が出ている場合は、病院で診察を受けてください。

岡田 かおり 院長
アニマルクリニックらぶ
岡田 かおり 院長
狭山市/柏原/新狭山駅
●犬 ●猫
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