智歯周囲炎(チシシュウイエン)の原因
智歯(親不知)の周囲にたまったプラーク中の細菌に感染するために慢性的な炎症がおこるもの。智歯は歯列の一番奥にあるため、清掃が不十分になりがちで、それが要因となることが多い。智歯周囲炎(チシシュウイエン)の症状
いわゆる親不知に炎症がおこるもの。親不知の周囲が赤く腫れて痛み、進行すると発熱や耳痛、顔面痛をともなうことがある。智歯周囲炎(チシシュウイエン)の治療
歯肉を洗浄し、切開して膿みを出し、抗菌薬や消炎鎮痛薬が処方される。プラークがたまりやすい状態では再発がおこりやすいため、智歯の抜歯が勧められる。- 受診科目
- 歯科
この病気について7人の医師の見解があります。
歯科医師から聞いた
智歯周囲炎の対処(治療)方法
7件中1~7件を表示
1 | < | PAGE 1/1 | > | 1 |
トラブルを放置すると『親知らず』と『隣の歯』を両方抜く必要も。
症状は、親知らずの周りの歯が炎症を起こし、隣の歯に影響を与えます。痛みや腫れ、出血
や膿が出ることもありますが、身体のポジションや体調によっては痛みもなく、「大丈夫じ
ゃない?」と軽くみてしまうため、応急で来られる患者さんが多い病気です。
原因は患者さん自身が磨きにくい場所(親知らず)に食べものが詰まることで炎症を起こしま
す。というのも、親知らずがまっすぐに生えている方は少なく、横になったり、中途半端に
出ていたり、頭しか出ていないこともあり、まっすぐ生えていない場合は余計に磨きにくい
のです。
炎症は慢性的に起こるものですが、親知らずだけで問題を起こすのであれば、抜かなくてい
いんです。大概は問題を放置してから来る患者さんが多いため、隣の歯も一緒にむし歯にな
り、進行したケースでは親知らずと隣の歯と両方を抜かなければならないこともあります。
そのため、親知らずの隣の歯が悪くなる前にきちんと対処して、隣の歯に影響を与えないよ
うにすることが大切です。
予防法は、親知らずがあるところを十分に意識しながら、丁寧に磨くようにしてください。
炎症を起こした人だけでなく、炎症を起こしていない人も同じようにきちんとブラッシング
をするようにしましょう。