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キム・ドンウク院長

KIM DONGUK

韓国語・英語が可能な韓国人歯科医師が、在留外国人の多い新大久保に開業。

韓国人として、初めて日本の大学を卒業し歯科医師免許を取得。2011年に新大久保駅、西武新宿駅に近い場所に開業。

キム・ドンウク院長

キム・ドンウク院長

きむ歯科医院

新宿区/歌舞伎町/西武新宿駅

  • ●歯科
  • ●矯正歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科

言葉の壁を乗り越え、日本で歯科医師免許を取得。

キム・ドンウク院長

小さい頃に通っていた歯医者さんに憧れていたので、「歯科医師になりたい」という思いは強く持っていました。韓国で建築の勉強をしていた時期もあったのですが、やはり子どもの頃からの夢を諦められず、 日本への留学を決めました。しかし当時は、外国人が歯学部に入ることはとても難しかったので、ひとまず興味があった経済学部を受験することに。しばらくは経済学を学んでいたのですが、ある日偶然寄った歯学部のキャンパスで、衝撃を受けました。キャンパス、図書館、学生の雰囲気など…すべてが輝いて見えたのです。この出来事によって、再び「歯科医師になろう」と強く決意しました。2年ほど経済を学んだのち、猛勉強の末、歯学部に合格。実は、歯学部を受験することは親に内緒だったので、受験勉強のために休学することはできませんでした。ですから、経済学部との両立が大変でしたね。ともあれ、こうしてかねてよりの夢だった歯科医師への一歩を踏み出すことができたわけです。歯科医師は私がずっと憧れていた仕事ですから、韓国で叶えられなかった夢を日本で実現できている、これ以上の幸せはないですね。そんな私の夢を叶えてくださった大学の方に恩返ししたいです。そして、ここまで支えてくれた患者さん、地域の皆様に貢献したいと考えています。

地域の声に応え、新大久保駅近くで開業。

キム・ドンウク院長

実は韓国人として、日本で歯科医師免許を取得し開業したのは私が初めてだと思います。日本では珍しいことですが、例えばアメリカは、外国人医師は多く在籍していて、いつでも自国の先生に診てもらうことができるんですよ。ところが日本は、日本語という言葉の壁があり、外国人が大学を卒業することが難しい現状です。しかし、日本に住んでいる外国人の方にとっては、自国の医師が在籍している病院は必須です。この新大久保も、開業当初は外国人向けのレストラン、スーパーは多くありましたが、病院は一軒もなかったのです。そこで、「一人でも外国人の先生がいてくれたらいいのに」という地域の方の声を受け、2011年に『きむ歯科医院』を開業しました。
当院はJR「新大久保駅」、「西武新宿駅」それぞれより徒歩5分の場所にあります。患者さんは日本、韓国の方を始め、インド、中国、アメリカ、オーストラリアの方もいらっしゃいます。6割は外国の方ですね。また、当院では特に専門科目はなく、どんな患者さんにも対応できるよう幅広く歯科一般に対応しています。外国人の方だけでなく、日本人の患者さんもしっかり診たいと考えていますので、お気軽にお越しください。

日本で、韓国人初の歯科医となる道は険しくも恵まれていた。

キム・ドンウク院長

在学中は、日本語で医療専門用語を覚えることが大変でした。今は韓国では漢字を使っていないので、漢字が手ごわかったですね。また、「外国人の自分が、日本の患者さんを診られるのだろうか」そして、「日本の患者さんに受け入れてもらえるだろうか」という不安もありました。しかし、とても多くの人に応援していただき、勤務医時代にもたくさんの方に助けられ、人の温かさを実感しました。開業してからは、ありがたいことに順調に集患できました。私は周りの人に恵まれているようです。

どんな方にも誠意を尽くした診療を心がける。

当院では、患者さんへの説明を徹底しています。背景として、初めてお越しになる患者さんに、治療内容等をお話すると、こちらの説明を受け入れてくださらない方が多かったんです。詳しく話を聞いてみると、他院できちんと説明をしてくれなかった経験をしているとのことでした。なので、当院ではお一人おひとりに丁寧な説明を心がけています。
また、治療方法については、患者さん自身で決めることもできます。こちらが勝手に治療方法を決めて無理やり治療する、ということは絶対にないようにしています。誠意を持って接し、患者さんの気持ちを理解することを基本としています。なによりも患者さんが通いやすい歯科医院が一番ですからね。

これから受診される患者さんへ。

開業当初は、予防歯科を重視したいと思っていたのですが、患者さんは忙しい方ばかりですから、定期的に通っていただくのは難しいようです。現状では、治療が優先になっていますので、虫歯を作らないための取り組みが今後の課題です。
また、皆さんが歯科治療において一番困っていることは、「行きづらい」ことだと思うんです。「痛い」とか「削る」というイメージが先行して、歯科医院に良い印象をお持ちの方は少ないですからね。日頃から心がけていますが、今後もこういったイメージを払拭していきたいです。特に外国の方は、お口のことだけではなく、日常生活においても悩みは尽きないと思います。実際に私がそうでしたから。
お世話になった地域に貢献していきたいので、どんなことでも、お気軽にご相談ください。

※上記記事は2016年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

キム・ドンウク院長 MEMO

  • 出身地:韓国(ソウル)
  • 趣味・特技:運動(ゴルフ)、旅行、温泉めぐり
  • 好きな映画:ラブコメディー
  • 好きな言葉・座右の銘:信頼
  • 好きな音楽:バラード、ラブソング
  • 好きな場所・観光地:日本、箱根、伊豆、温泉地

キム・ドンウク院長から聞いた
『智歯周囲炎』

トラブルを放置すると『親知らず』と『隣の歯』を両方抜く必要も。

症状は、親知らずの周りの歯が炎症を起こし、隣の歯に影響を与えます。痛みや腫れ、出血
や膿が出ることもありますが、身体のポジションや体調によっては痛みもなく、「大丈夫じ
ゃない?」と軽くみてしまうため、応急で来られる患者さんが多い病気です。
原因は患者さん自身が磨きにくい場所(親知らず)に食べものが詰まることで炎症を起こしま
す。というのも、親知らずがまっすぐに生えている方は少なく、横になったり、中途半端に
出ていたり、頭しか出ていないこともあり、まっすぐ生えていない場合は余計に磨きにくい
のです。
炎症は慢性的に起こるものですが、親知らずだけで問題を起こすのであれば、抜かなくてい
いんです。大概は問題を放置してから来る患者さんが多いため、隣の歯も一緒にむし歯にな
り、進行したケースでは親知らずと隣の歯と両方を抜かなければならないこともあります。
そのため、親知らずの隣の歯が悪くなる前にきちんと対処して、隣の歯に影響を与えないよ
うにすることが大切です。
予防法は、親知らずがあるところを十分に意識しながら、丁寧に磨くようにしてください。
炎症を起こした人だけでなく、炎症を起こしていない人も同じようにきちんとブラッシング
をするようにしましょう。

グラフで見る『キム・ドンウク院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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