口唇閉鎖不全(お口ポカン)の原因・症状とは?
【受診科目】
- 矯正歯科
- 歯科口腔外科
※2人の医師がこの病気について述べています
歯科医師に聞いた
口唇閉鎖不全(お口ポカン)の原因・症状・治療方法
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「口呼吸」は歯並びにも健康にも悪影響を及ぼす
最近のお子さんは顎が狭くなり、歯がうまく並ばないケースが少なくありません。歯並びが悪いと口をしっかり閉じることが難しくなり、鼻呼吸ができないお子さんも増えています。口呼吸をしていると夜寝ているときに「いびき」をかきやすくなり、睡眠の質が低下したり感染症にかかりやすくなったりして、全身の健康に悪影響を及ぼすため注意が必要です。
日常的に口が開いている「お口ポカン」の状態を放っておくと、大人になってから大がかりな治療が必要になることも少なくありません。一方で、成長期にあるお子さんであれば、顎の成長をサポートしながら歯並びを整えていくことが可能です。大切なお子さんの健康を守るためにも、「寝ている時にいびきをかいている」「姿勢が悪い」などお気付きのことがありましたら、専門家にご相談いただくことをおすすめします。
北坂戸オレンジ歯科
高木 宏純 院長
- 坂戸市/末広町/北坂戸駅
- 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科
さまざまな病気のリスクを高める「お口ポカン」とは?
「お口ポカン」とは文字どおり、上下の唇が閉じないことで、口元が常に開いている状態を指します。頬や舌などお口の機能が十分に発達していない子どもに多くみられ、この状態を放置していると、むし歯や歯周病、感染症にかかるリスクが高まります。また、頬や舌の筋肉が弱かったり、舌が正しい位置に収まっていなかったりすると、歯並びの乱れにつながるため注意が必要です。
口まわりの筋肉や噛む力の発達に問題がある「口腔機能発達不全症」と診断された場合、15歳未満のお子さんであれば保険診療にて治療を行うことが可能です。子どもの顎の成長を促す「床矯正」や、お口まわりの筋肉を鍛える「プレオルソ」などによって、きれいに歯が並ぶための「土台づくり」を目指せます。お子さんの様子に気になることがあれば、小児歯科や矯正歯科の専門家にご相談いただくとよいでしょう。
ホワイトプラザ歯科
関山 尚克 院長
- 世田谷区/船橋/経堂駅
- 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科