欠損補綴の原因・症状とは?

欠損補綴(ケッソンホテツ)の概要

欠損補綴とは、失った歯を補う人口歯の総称。義歯(入れ歯)、ブリッジ、インプラントの3つに大別される。義歯は部分入れ歯と総入れ歯とがあり、素材や仕組み、形状などの違いから保険適用のものと自由診療のものがある。ブリッジは失った歯の両側の歯を支えにし、代用の歯を取り付けるもの。土台となる両端の歯を削る必要があり、歯の寿命が短くなることもある。インプラントは失った歯の部分の顎の骨にインプラント体(人口歯根)を埋め込み、その上に上物となる代用歯をセットするもの。義歯やブリッジに比べ、審美面や機能面に優れるが、多くは保険外の治療となるため、治療費が高額となるのがデメリットと言える。

【受診科目】

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5人の医師がこの病気について述べています

歯科医師に聞いた
欠損補綴の原因・症状・治療方法

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歯を失った場合、3つではなく4つの選択肢がある

歯を失った時の選択肢として、入れ歯、ブリッジ、インプラントがあげられます。入れ歯は歯を削らなくて済むのがメリットですが、取り外しが容易なため、使わなくなってしまいがちです。ブリッジの場合、使わなくなることはありませんが、健康な両隣りの歯を削らなくてはなりません。インプラントは他の歯を削ることもなく、自分の歯のように噛めるという利点がありますが、外科処置であることに加え、保険診療に比べて費用がかかるというデメリットがあります。
先に3つの選択肢をあげましたが、歯を失った際には、「何も入れない」というもう1つの選択肢があります。見た目の問題もあり、それが前歯であれば入れたほうがベターですが、例えば一番奥の歯であれば、一考の余地があります。奥の歯を大臼歯と言いますが、大臼歯は2本ありますので、1本ないだけで噛み合わせがしっかりしていれば、入れ歯やブリッジを必ずしも入れなくても問題ないケースもあるのです。無理に入れる必要はなく、そういう考え方もあるということですね。

白倉 由貴 院長

白倉歯科クリニック

白倉 由貴 院長

  • 町田市/原町田/町田駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

「欠損補綴」とは、失った歯を補う治療のこと

欠損補綴とはむし歯や歯周病、かみ合わせの悪さなどが原因で失った歯を補う治療のことをいいます。たとえば奥歯がない場合の治療法としては、インプラント、義歯(入れ歯)、歯牙移植、ブリッジなどが挙げられます。

歯を失う大きな原因は、細菌感染と力のアンバランス(かみ合わせの悪さ)です。細菌感染予防としては、毎日のセルフケアを入念に行い、定期的に歯科医院でプロフェッショナルケアを受けていただくことが大事です。一方で、一部の歯に過度な負担がかかっている場合にはマウスピースを装着するなどして、歯にかかる力をコントロールするとよいでしょう。

大林 弘治 院長

大林歯科医院

大林 弘治 院長

  • 千葉市美浜区/幕張西/幕張本郷駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

1本の歯であっても、それがないことで様々な不具合が起きるリスクが生じる

欠損とは、何らかの理由で歯を失ってしまった状態を言いますが、その原因は様々です。一般的には、むし歯や歯周病によって歯を失うイメージかと思いますが、より詳細にと申しましょうが、私の実感としては破折が多いと感じます。破折とは、歯が割れたり、折れたりすることを言いますが、それによって抜歯せざるを得ない状況に陥るケースが多いのです。
欠損があった場合、ブリッジや入れ歯、インプラントなどの手段によって失った歯の機能を補う処置が行われます。欠損の状態のままでもまったく噛めない、ということはないと思われますが、1本の歯がないことで隣り合う歯が動いてしまったり、そのほかの部位の歯に負担が掛かることになりますので、全体的な影響を考えますと、何らかの方法で補うことが良策と言えるでしょう。

富樫 祐介 院長

ゆあデンタルクリニック

富樫 祐介 院長

  • 千葉市中央区/中央/葭川公園駅
  • 歯科 ●歯科口腔外科 ●小児歯科 ●矯正歯科

失った歯を補う治療法は3種類

欠損補綴とは、むし歯や歯周病のために失った歯(欠損)を補う(補綴)治療のことをいい、インプラント、ブリッジ、入れ歯の3つの方法があります。

インプラントは外科手術を伴うものの、健康な歯を削る必要がなく、天然歯を守りながらしっかり噛めるようになることが特徴です。ブリッジは外科手術を必要としませんが、欠損した歯の両隣の歯に負担をかけることになり、健康な歯の寿命を縮めてしまう可能性があります。入れ歯はブリッジよりも歯を削る量が少なくて済みますが、ほかの2つの方法に比べると噛む力が大きく劣ります。

インプラントにはさまざまなメリットがある反面、治療には保険が適用されず、費用はすべて患者さんご自身に負担していただくことになります(自費診療)。一方のブリッジ・入れ歯は基礎疾患のある方でも治療を受けられ、保険の範囲内での治療も可能です。これらの治療は、歯が入った瞬間に治療が終わるのではなく、治療後も定期的なメンテンスを続けて良好な状態を維持していくことが大事になります。

飯塚 広樹 院長

アスク歯科・矯正歯科 千歳船橋

飯塚 広樹 院長

  • 世田谷区/船橋/千歳船橋駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

歯を失ったときの「ベストな治療法」は何?

何らかの理由で歯を失ってしまった場合、治療の選択肢として(1)入れ歯(2)ブリッジ(3)インプラント(4)何もしない……という大きく4つの方法があります。

このうち(1)入れ歯と(2)ブリッジは、欠損歯の両隣の歯に負担がかかりやすく、入れ歯の場合は天然歯に比べて「噛む力」が大きく劣るといわれています。また(4)何もしないを選択すると、欠損歯の周囲の歯が動いてしまうなどのリスクがあるため注意が必要です。

こうした点を踏まえると、欠損歯に対するベストな治療法は(3)インプラントだと言えます。インプラントは、周囲の歯に影響を与えにくく、天然歯に近い「噛み心地」を得られることが特徴です。

根來 大幹 院長 & 根來 侑香 副院長

武蔵小杉ネゴ歯科矯正歯科

根來 大幹 院長 & 根來 侑香 副院長

  • 川崎市中原区/小杉町/武蔵小杉駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科
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