再生医療の原因・症状とは?

【受診科目】

  • 内科
  • 皮膚科
  • 整形外科

2人の医師がこの病気について述べています

医師に聞いた
再生医療の原因・症状・治療方法

2件中 1 ~2 件を表示

ヒトが本来持っている「再生する力」で病気やけがを治す

再生医療とは、私たちが本来持っている「再生する力」を利用して、病気やけがで失われた機能や傷ついた組織を回復・修復させる治療法です。再生医療には大きく幹細胞治療とPRP療法の2つがあり、患者さんご自身の細胞や血液を使用するため副作用などが起こりにくく、安全性が高いことが特徴です。

国内では2013年に再生医療推進法が成立したのに伴い、幹細胞治療やPRP療法を行う医療機関が増えてきています。再生医療は保険が適用されない自由診療になるため、施設選びも大事なポイントです。幹細胞治療を受けるのであれば、そのクリニック独自の培養室があるかどうかなどを基準に選んでいただくとよいでしょう。

林 衆治 院長

クリニック東京虎ノ門COR

林 衆治 院長

  • 港区/虎ノ門/神谷町駅
  • 整形外科 ●内科 ●形成外科

再生医療の概要:症状・原因から治療の最前線まで

1. 対象となる症状と原因

従来の医療が「薬物による症状の緩和」や「手術による切除・補強」を主としてきたのに対し、再生医療は「機能が損なわれた組織や臓器の修復・再生」を根本の目的としています。


対象となるのは、加齢、疾患、あるいは外傷によって、組織が不可逆的な(元に戻らない)ダメージを受けた状態です。具体的には、軟骨が摩耗した変形性関節症、心筋梗塞後の心不全、脳梗塞や脊髄損傷による神経障害、さらには組織の萎縮に伴う肌のエイジング(シワやたるみ)などが挙げられます。これらは細胞の減少や組織の変性が原因であり、従来の対症療法では根本的な解決が困難だった領域です。



2. 治療のメカニズム

治療の核となるのは、様々な細胞に分化する能力や組織を修復する能力を持つ「幹細胞」、あるいは細胞が分泌する成分(成長因子やエクソソームなど)の活用です。患者さん自身の細胞(自家)または他者の細胞(他家)を抽出し、適切な環境で培養・加工を施した上で病変部に移植・投与します。これにより、生体が本来持つ自己治癒力を引き出し、壊死または劣化した組織の構造と機能を解剖学的・生理学的に回復させます。



3. 現在の見方と動向

現在、再生医療は「一部の限られた先進医療・自由診療」のフェーズから、「一般医療への普及および保険収載」に向けた過渡期にあります。iPS細胞を用いた心筋シートや角膜移植などの治験が着実に進展し、公的医療保険の適用を見据えた議論が本格化しています。

一方で、美容医療や整形外科領域における幹細胞・PRP(多血小板血漿)治療など、自由診療としての市場も急速に拡大しています。これに伴い、「再生医療等安全性確保法」の厳格化(遺伝子治療への適用拡大や細胞加工の微生物学的安全基準の更新など)が進んでおり、技術の進歩と並行して安全性の担保を徹底する体制が整備されています。



4. 患者さんに知ってほしいこと

患者さんが治療を選択・検討するにあたり、以下の3点を客観的に理解することが不可欠です。



期待値の適正化(「魔法の治療」ではない): 組織の再生を促す画期的な治療法ですが、効果の発現には個人差があり、完全に発症前の状態へ巻き戻せるわけではありません。



法的な安全性の確認: 治療を受ける機関が、厚生労働省に「再生医療等提供計画」を正しく提出し、受理されているかを確認する必要があります。未届の違法な治療は、予期せぬ健康被害のリスクを高めます。



費用対効果と科学的根拠の天秤: 自由診療の場合、治療費が高額になるケースが多いです。広告の主観的な体験談ではなく、客観的な科学的根拠(エビデンス)とリスク、費用を冷静に勘案し、信頼できる医師と議論した上で決断すべきです。

松澤 宗範 院長 & 秦 隆之 主任ナース/マネージャー

AULANI CLINIC(アウラニクリニック)

松澤 宗範 院長 & 秦 隆之 主任ナース/マネージャー

  • 渋谷区/恵比寿西/代官山駅
  • 美容外科 ●美容皮膚科
1 PAGE  11 1

お気に入り登録数が上限に達しました。
お気に入りリストに空きを作ってください。