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林 衆治 院長

SHUJI HAYASHI

幹細胞治療・PRP療法などに対応。各分野のエキスパートが集結して高度な再生医療を提供する

名古屋大学医学部卒業。名古屋大学第二外科、名古屋第二日赤病院移植外科などに勤務し、米・ピッツバーグ大学外科に留学。名古屋大学 文部教官講師、名古屋⼤学⼤学院医学研究科教授を務めた後、2010年に一般財団法人グローバルヘルスケア財団 理事長に就任。名古屋市の『クリニック名古屋ちくさヒルズ』に続き、2022年7月に『クリニック東京虎ノ門COR』を開設。

林 衆治 院長

林 衆治 院長

クリニック東京虎ノ門COR

港区/虎ノ門/神谷町駅

  • ●整形外科
  • ●内科
  • ●形成外科

再生医療の可能性を感じて臨床研究に情熱を傾ける

林 衆治 院長

小さな頃は体が弱くて、医療のお世話になることが度々ありました。そうした中、子ども心に医療に関心を寄せるようになったのでしょう、大学受験を控えて医師になることがはっきりとした目標になり、名古屋大学医学部に進学しました。
大学卒業後は母校の第二外科(消化器外科)に籍を置き、研鑽を積みました。私は肝臓移植を専門にしていましたが、当時の日本には臓器を提供するドナーが圧倒的に不足していたのです。アメリカのピッツバーグ大学に留学し、臓器移植に代わる治療法がないかと模索していたとき、欧米各国で再生医療の臨床研究がスタートしていることを知りました。このとき再生医療の可能性を感じたことがきっかけになり、研究に取り組むようになりました。

各分野のエキスパートが集結し、高度な再生医療を提供

林 衆治 院長

日本では2013年4月に再生医療推進法が成立するなど、再生医療を本格的に実践する地盤が整いつつあります。実際に一部の医療機関では自費診療にて再生医療を提供しているものの、今はまだ広く一般に普及していないのが現状です。私は自らが研究・開発した幹細胞塊治療をご提供し、一人でも多くの患者さんの苦痛を取り除きたいと考え、地元である名古屋に最初のクリニック(クリニック名古屋ちくさヒルズ)を開きました。そして2022年7月、東日本エリアの拠点として新たに『クリニック東京虎ノ門COR』を開設いたしました。
当院の大きな特徴として、大学で教授を務めるほどのエキスパートが日替わりで診療していることが挙げられるでしょうか。私は消化器の中でも肝臓を専門にし、母校の名古屋大学で臨床・研究・教育に従事してきました。当院にはこのほかに肘・膝などを専門にする整形外科医や美容医療に精通した医師などがそろい、お一人お一人に適した治療をご提案しています。整形外科・内科・形成外科を幅広く診療し、幹細胞治療とPRP療法の両方に対応できることが当院の強みと言えるでしょう。

安全性が高く・高い治療効果を期待できる「幹細胞塊治療」を開発

林 衆治 院長

幹細胞治療とは、ヒトが本来持っている「再生する力」を利用して失われた機能を回復させたり、傷ついた組織を元通りにしたりする治療法です。アトピーや乾癬をはじめとした自己免疫疾患、脳梗塞の後遺症、肝硬変や慢性肝炎などの肝臓の病気のほか、変形性関節症や脊椎ヘルニアなどで障害を負った組織や機能を再生させるのに有用な治療法です。
再生医療は2012年にノーベル医学・生理学賞を受賞された山中教授のiPS細胞(人工多能性幹細胞)で一気に注目を集めることになりました。iPS細胞が「人工」の細胞なのに対して、幹細胞治療は患者さんご自身の脂肪幹細胞を培養して使用するため、安全性が高く、副作用などがほとんどないことが特徴です。また私は長年研究に取り組むなかで幹細胞を「塊」として用いることにより、治療効果が増大することを発見しました。しかし幹細胞を「塊」にするには培養効率を飛躍的に上げる必要があったため、東京大学工学部との連携により、幹細胞を三次元で培養するマイクロデバイスの開発にも取り組み、良質な医療を安定して提供できる体制を整えました。

幹細胞塊治療・幹細胞点滴治療・PRP療法など複数の選択肢を用意

幹細胞治療では患者さんの腹部より採取した脂肪から幹細胞を抽出・培養し、再び患者さんの体内へと戻します。幹細胞塊治療は幹細胞の塊を直接患部へ注入し、幹細胞点滴治療の場合は完成した幹細胞を静脈点滴で投与します。静脈に乗った幹細胞は全身をめぐることになり、直接投与できない組織・臓器の機能回復にも役立ちます。幹細胞治療は長期にわたって治療効果を維持できるメリットがあるものの、幹細胞の培養に1か月程度の時間がかかります。当院では院内に培養施設を有しておりますので、安心して治療をお任せいただければと思います。
もう一つの柱となるPRP療法は、患者さんの血液から血小板を多く含む血漿(PRP)を採取し、これを患部に注入することで組織の修復や痛みの軽減につなげる治療法です。幹細胞治療と同様に、ご自身の血液を治療に用いるため副作用が起こりにくく、即効性がある点が特徴です。幹細胞治療が1か月の培養期間を要するのに対して、PRPが完成するまでの時間はおおむね30分ほどですから、受診したその日のうちに治療が完了します。膝の痛みで歩くこともままならなかった患者さんが、PRP療法によってすっかり痛みが取れ、ご自分の足で歩いてクリニックを後にされたケースも多々あります。

これから受診される患者さんへ

当院ではこれまでに幹細胞治療を約350件、PRP療法を約1600件行ってきた実績があります。幹細胞治療とPRP療法はどちらかを単独で行うだけでなく、両方を並行して実施することも可能です。またCアーム型デジタル透視システムを用いた治療や内視鏡関節ナノスコープを用いた日帰り手術にも対応しておりますのでご相談ください。
また当院では脂肪幹細胞上清液の治療薬やコスメをご用意してヘルシーエイジングをサポートしているほか、皮膚トラブルやアレルギー症状に対する診療も行っています。整形外科では保険診療にも対応しており、各種ワクチン接種などを通して地域の方々の健康を見守っています。今後も引き続き再生医療に注力しつつ、患者さんお一人お一人に寄り添った医療をご提供してまいります。つらい痛みやお困りのことがございましたら、お気軽にご来院ください。一人でも多くの方が痛みや不安から解放され、人生をよりよく生きるためのお手伝いができれば幸いです。

※上記記事は2024年6月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

林 衆治 院長 MEMO

  • 出身地:愛知県名古屋市
  • 趣味・特技:テニス、旅行、オペラ鑑賞
  • 好きな作家:シェイクスピア、髙橋源一郎
  • 好きな映画:ハリーポッター、三国志
  • 好きなアーティスト:ビル・エヴァンス、プッチーニ
  • 好きな場所・観光地:ウイーン、ヴェローナ
  • 好きな言葉・座右の銘:言葉は自ら生み出すもの

林 衆治 院長から聞いた
『再生医療』

ヒトが本来持っている「再生する力」で病気やけがを治す

再生医療とは、私たちが本来持っている「再生する力」を利用して、病気やけがで失われた機能や傷ついた組織を回復・修復させる治療法です。再生医療には大きく幹細胞治療とPRP療法の2つがあり、患者さんご自身の細胞や血液を使用するため副作用などが起こりにくく、安全性が高いことが特徴です。

国内では2013年に再生医療推進法が成立したのに伴い、幹細胞治療やPRP療法を行う医療機関が増えてきています。再生医療は保険が適用されない自由診療になるため、施設選びも大事なポイントです。幹細胞治療を受けるのであれば、そのクリニック独自の培養室があるかどうかなどを基準に選んでいただくとよいでしょう。

グラフで見る『林 衆治 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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