皮膚がんの原因・症状とは?
【受診科目】
- 皮膚科
※2人の医師がこの病気について述べています
医師に聞いた
皮膚がんの原因・症状・治療方法
2件中 1 ~2 件を表示
早期発見・早期治療の道を開くのが開業医の大きな役割
皮膚がんといっても、様々な種類があります。最も有名なのがメラノーマかと思いますが、このメラノーマ、実際にはそんなに多くはないんです。最も多い皮膚がんは、基底細胞癌というものになります。基底細胞癌は、ほくろのような見た目のものもあれば、傷様のものもあり、ケロイドのように硬くなっているタイプなど、様々なものがあります。欧米では100人に1人が罹っているされるメジャーな癌ですが、高齢化に伴い、日本でも多くなってきています。
それから、パジェット病という癌があります。病院やがんセンターであればたくさん目にするものですけども、以前勤務していたクリニックで3例を経験しました。数は多くないものの、いずれの患者さんも共通して、半年ないし年単位の治療歴がありました。この癌はプライベートゾーンにできることが多いため、皆さん恥ずかしいこともあって病院に行きたがらず、それで診断が遅れるケースが多々あります。加えて、見た目が湿疹ぽいので、誤った治療がされ、それで診断が遅れるケースもあるのです。どの疾患にも言えるこですが 、正しい診断がなければ治療に結びつくことはありません。皮膚がんの早期発見・早期治療に携わることも、私たち開業医に課せられた重要な役割と認識しています。
原宿駅前皮膚科
上田 有希子 院長
- 渋谷区/神宮前/原宿駅
- 皮膚科 ●小児皮膚科 ●形成外科 ●美容皮膚科
シミと皮膚がんの鑑別は専門医に診てもらうことが望ましい
皮膚がんは、見た目が一般的な「シミ」や「ほくろ」とよく似ていることがあり、自己判断が難しい病気のひとつです。多くの人が「シミ」だと思っているものの大半は、日光黒子や脂漏性角化症と呼ばれる良性のものです。ただし、まれではあるものの、その中に皮膚がんが隠れている場合があり、注意が必要です。
特に注意すべきなのがメラノーマと基底細胞がんで、一見すると「シミ」や「ほくろ」のように見えるため、皮膚科専門医でなければ鑑別が難しいことも少なくありません。その判断に有効なのがダーモスコピーという拡大鏡で、皮膚の構造を詳しく観察することで、多くの場合、良性か悪性かの見極めが可能になります。
診察の結果、明らかに良性と判断できれば治療を行いますが、少しでも悪性が疑われる場合には皮膚生検を行い、病理診断組織検査で診断を確定します。大きさや状態によってはクリニックで治療が可能な場合もありますが、非常に大きい病変や転移が疑われるなど、対応が難しい場合には、大学病院などの専門医療機関へ紹介となります。
受診の目安としては、シミやほくろが急に大きくなった、形が変わった、出血するようになった場合が挙げられます。また、赤い湿疹のように見えて表面がカサカサする日光角化症は、初期の有棘細胞がんなので注意が必要です。少しでも気になる変化があれば、早めに皮膚科を受診することが大切です。
虎ノ門皮膚科・アレルギー科クリニック
長田 真一 院長
- 千代田区/霞ヶ関/虎ノ門駅
- 皮膚科 ●アレルギー科