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高橋 基文 院長

MOTOFUMI TAKAHASHI

患者様1人ひとりとの会話を大切に。患者様のすべてを診てあげられるように

東邦大学医学部卒業。国立大蔵病院(現:国立成育医療研究センター)、東京女子医科大学病院を経て、1989年に『シティクリニック』を開院(JR山手線/東急池上線「五反田駅」東口からすぐ)。

高橋 基文 院長

高橋 基文 院長

シティクリニック

品川区/東五反田/五反田駅

  • ●内科
  • ●整形外科
  • ●婦人科
  • ●眼科
  • ●皮膚科
  • ●心療内科
  • ●性感染症内科
  • ●美容皮膚科
  • ●訪問診療

プライマリ・ケアの原点は母親

高橋 基文 院長

幼い頃、母親が産婆さん、今でいう助産師でした。あの時代の助産師はお産の介助だけではないんですよ。怪我をして来た人も、何でも診て、相談に乗ってあげていました。助産師であり、看護師さんでもあり、保健師でもあり、なおかつ人に優しい。母のように何でも診られる医師になりたくて私はこの道を選んだような気がしています。91歳で亡くなるまで痛い、つらいとは一言も言わない母でしたね。
お医者さんという仕事は大変です。こうしてる間にも電話はひっきりなしにかかってきますしね。でも、やっぱり患者様に喜んで帰ってもらえる。それがうれしくて続けているようなものです。
『医療法人社団二葉会 シティクリニック』のロゴは、文字通り二つの葉を模して作られています。医師と看護師、医師と患者様、看護師と患者様。互いが支え合い、温かみを感じられる医療を届けてまいります。

身近にあってなんでも相談に乗るプライマリ・ケア

高橋 基文 院長

当院は幅広い診療科を標榜しています。中で最も患者様が多いのが、いわゆる総合診療科です。私はメスを持ちます。膿などが溜まっているようなら処置が必要ですからね。それも出来てこそのプライマリ・ケアであると思っています。
プライマリ・ケアは、「幅広く深く」でなくてはいけません。「浅く広く」では不十分で、ほどよく深くある必要があるのです。ここで言う“ほどよく”とは、例えば精神科や眼科の専門の先生と同じレベルで話ができるくらいということ。そうでなくては、患者様に不利益をもたらしかねません。その上で総合的に患者様を診ていく。その観点から言えば、訪問診療はプライマリ・ケアの経験が最も生かされる分野と言えるでしょう。
訪問診療は、以前にこちらに掛かっていた患者様が主な対象となります。お年を召してくると、どうしても通院が困難になってきます。その時、他の先生方に「頼みます」では困るんです。患者様はそれを望んではいないし、最後の最後までお世話をすべきだと思います。
訪問診療に携わっていますと夜中でも電話がかかってきますから、生身の人間としては辛いことは辛いですよ。私がお酒をやめたのは、それもあるかもしれません。でも、それをやるのは使命であり、出来なくなれば医者を辞めるしかないと個人的には思っています。

優しく患者様を導いていけるように

高橋 基文 院長

患者様に対しては、とにかく、優しく優しくです。患者様と同じ目線で話を聞いていくことが肝心です。ここで注意しなければいけないのは、患者様の言いなりにはならないということ。信頼されるのはいいことですけれども、神様のようになってはいけません。例えば、癌の患者様がいたとしましょう。紹介状を書き、入院・手術を勧めても「行きたくないです。先生に見守ってもらえればいい」となると、困ってしまいます。パターナリズムという言葉があります。インフォームドコンセントの概念が広がる以前、医師が患者様を導くことをそう言っていました。頭ごなしではまた困るのですが、けじめをつけ、患者様の背景を知った上で、良い方向に導いていくことも私たちの役割と考えています。

適切な“交通整理”が出来るおまわりさんドクター

欧米では、まずかかりつけ医が診て、その上で専門医を紹介するシステムが出来上がっています。日本ではまだ整備されているとは言えませんが、私は自分の役割を交通整理をするおまわりさんのようなものと思っています。検査が今すぐに必要なのか、入院しなければいけないのか、それを見極めていくことが必要なんですね。
表現は適切ではないかもしれませんが、踏んではいけない地雷、というものがあると思っています。例えば骨折があれば、部位によってはすぐにギブスを巻いておかないと後遺症が残りますよね。婦人科で、卵巣嚢腫などの可能性があるのに、痛み止めを出して終わりでは、大変なことになりかねません。その判断能力を求められるのがプライマリ・ケアに携わる医師の役割であり、常に適切な交通整理が出来るよう、知識と経験を高めていくことを怠ってはならないと考えています。

これから受診される患者様へ

診察を受ける前に、何を聞きたいかをメモして来られるといいでしょう。特に初めて掛かる場合は、どうしてもあがってしまいますから、聞きたいことが聞けない、ということが多いのです。婦人科の患者様については、男性の先生に診てもらうのは恥ずかしいこともあるでしょうから、気になるところを写真に撮ってくることもお勧めしています。いずれは直接診ることが必要になるにしても、何事も気軽に聞けたほうがお互いがいいと思うんですね。時間に関係なく同じ費用を払うわけです。だったら、賢い患者様になったほうがいい。どのような症状であっても構いません。まずはお気軽にプライマリ・ケア医にご相談ください。

※上記記事は2021年に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

高橋 基文 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:ドライブ、日曜大工、旅行
  • 著書:『がんを疑われたら最初に読む本』他
  • 座右の銘:「良い人は良い組織をつくり、良い組織は良い人をつくる」「人生 イズ ドライブ」
  • 好きな本:『平静の心 オスラー博士講演集』
  • 好きな場所・観光地:軽井沢、ロスアンゼルス、ボストン

グラフで見る『高橋 基文 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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