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志賀 大輔 院長

DAISUKE SHIGA

3つの専門分野を掲げ、「広く深く」をモットーに

卒業後は、青年海外協力隊員としてケニアの職業訓練校(国立の短大)で畜産科の授業を持ちながら、周りの酪農家の牛・ヤギ・羊の診療や治療を。2年半の派遣期間を経て、帰国後、杉並の動物病院に約6年ほど勤務。その後2007年に『シンバ動物病院』を開業しました。

志賀 大輔 院長

志賀 大輔 院長

シンバ動物病院

目黒区/大橋/駒場東大前駅

  • ●犬
  • ●猫

魚の養殖や品種改良、生態調査などにも興味があった

志賀 大輔 院長

実家では小さい頃から犬・猫など動物を常に飼っていて、原因もわからずに死んでいく様子をよく見ていました。「どうしてなんだろう?」と思うようになり、小学校のときに獣医という職業に興味を持つようになったのが最初のきっかけです。ただ、中学・高校の頃には「獣医」は頭からまったくなくなっていましたね(笑)。当時はそれより魚の養殖や品種改良、生態調査などにも興味があって、動物全般を診られる科目、と考えたときに、子供の頃からの夢である獣医を本格的に目指すことになりました。
卒業後は、青年海外協力隊員としてケニアの職業訓練校(国立の短大)で畜産科の授業を持ちながら、周りの酪農家の牛・ヤギ・羊の診療や治療を行っていました。2年半の派遣期間を経て、帰国後、杉並の動物病院に約6年ほど勤務して、2007年に京王井の頭線「駒場東大前駅」・東急田園都市線「池尻大橋駅」2駅より徒歩圏内の当地に『シンバ動物病院』を開業しました。

この地を選んだ理由としては、学会やセミナー、二次診療施設など最新の情報を得るにフットワークが良い場所、近隣に相談できる獣医師が多いこと、これまで勉強してきたことを最大限生かし、最後まで治療して面倒をみることが僕の理想なんです。
実際に開業してみたら、僕が思っていた通り、ちょっと気になる症状があるとマメに相談に来てくださる熱心な飼い主さんがとても多いです。飼い主さんの意識レベルが高い分、細かい説明が必要になりますが、マメに病院に通ってくださることで早く病気を見つけられるんです。そうすると早く処置できるので、治る確率もかなり上がってきます。このエリアの特徴なんだなと思います。

3つの専門分野を掲げ、「広く深く」をモットーに

志賀 大輔 院長

「広く深く」がモットーで、皮膚科、腫瘍科、泌尿器科の3つの専門分野を掲げています。

副院長が皮膚科の認定医で、皮膚科外来として行っています。腫瘍科外来については、僕の信頼するドクターが認定医なんです。僕がわからないことに関してはアドバイスをもらっています。また、僕1人では手術できないような腫瘍の症例などは彼に手術を手伝ってもらったり、ときに手術をお願いすることもあります。院長である僕自身の専門は泌尿器系で、開業してから6年間大学に通って専門に勉強してきました。こうした専門分野の個別個別の特徴を出して、より広い診療ができるようにと考えています。
専門の病院を紹介できる環境も整っているので、自分の手に負えるものなのか、そうじゃないのかをはっきりと飼い主さんに伝えられる地域の病院を目指しています。

最先端の治療から末端の治療までを提示して、患者さんに選んでいただく

志賀 大輔 院長

飼い主さんを追いつめるような治療をしないことですね。要は「これをやらなきゃダメ!」という断定ではなく、より多くの選択肢から選べるような治療の仕方を目指しています。例えば、A〜Eの治療法がある場合、Aならこれだけお金がかかる、Eはお金はかからないけれど、自分でサプリメントなどを買ってもらう必要があるなど・・・最先端の治療から末端の治療までを提示して、患者さんに選んでいただくことを心がけています。

ワンちゃん・ネコちゃんを診察する際は、丁寧に扱うことを心がけています。驚かせないように、そして怖がらせないように、静かに触るようにしたりですね。
飼い主さんに対しては、専門用語など難しい言葉をあまり使わずに分かりやすく説明しています。最近は難しい病気も多いので、同じようなことを何度も伝えるようにしています。実は、これはケニア時代の授業や診療が役に立っているんです。当時は英語で授業や診療をしていたので、最初はうまく伝わらないことも多かった。それがやっているうちに、難しい専門的な単語を並べるより、ちょっと遠回しになってもあえてわかりやすい単語を使うなど、言い方を変えて伝えたほうが理解してもらいやすいんだ、ということを学びました。ワンちゃん・ネコちゃんの病気を何かに例えたり、砕けた表現にしたりしてわかりやすく丁寧に説明しています。

寿命が短い分、病気の進行が早い場合があるので放っておかないのが一番

食欲がない、元気がないなど、「なんかおかしい」という相談は結構多いです。ただ、それは僕らを悩ませる症状でもあるんですね。飼い主さんから、昨日の様子、先週の様子、食べ物の変化、環境の変化など、物理的な刺激になるようなことがなかったかを聞きます。そして実際にその子の体を触って、家で痛がったりしていないか?抱き上げたときに痛がらないか?歩き方はどうか?水を飲む量、便の状態が変わっていないか?など、その子の日常に関することを聞く。それで病気が特定できれば、必要な検査をやって白黒つけましょうという話をします。何が原因か分からない場合は、健康診断のような血液検査やレントゲンなどで検査をして、悪いところが引っかかってこないかを調べるスクリーニング検査を行うこともあります。どこか悪いところがあればそれを中心に治療を進めたり、そこを治療の糸口にしていきます。

ワンちゃん・ネコちゃんも風邪を引くので、季節の変わり目などはよく見ててあげるように伝えています。また、若いワンちゃんなどは人間の赤ちゃんと同じく異物を食べてしまうことが多いので、手の届くところに飲み込みそうな大きさのものを置いておかないでください、などもアドバイスしています。

ペットは家族の一員ですが、あくまでも動物です。人間が食べて美味しいものをあげたくなる気持ちは分かりますが、なるべくあげないほうがいいですね。寿命が短い分、僕らよりも病気の進行が早い場合があります。ちょっとでもおかしいとおもったら、電話でも来院でも結構なので、すぐにご相談いただければと思います。ホームページ上からのメールアドレスへの問い合わせにも返信しているので、ちょっとしたことでも放っておかないのが一番だと思います。
高齢になると人間と同じく、痴呆や腎不全、肝不全、心不全などの病気も増えてきます。定期的に健診に行っている場合でも、1カ月の違いで状況ががらっと変わることもあります。ちょっと体力が落ちているなど、気になることがあったらすぐ来てください。

これから受診される飼い主様へ

繰り返しになりますが、少しでも疑問に思うことがありましたら、ご自分で判断をしないですぐに相談にいらしてください。セカンドオピニオンという形もありますので、とにかく相談はいつでもお気軽に。皮膚科・腫瘍科・泌尿器科を専門として掲げているので、ある程度のことは当院で対応できますが、より細かい検査や長期の入院で付きっきりの看護が必要になる場合などは、大学病院や二次診療の専門の病院の紹介もしています。

※上記記事は2014.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

志賀 大輔 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味・特技:釣り
  • 好きな映画:海外のサスペンス系
  • 好きな言葉:果報は寝て待て
  • 好きな音楽:ロック
  • 好きな観光地:ハワイ

グラフで見る『志賀 大輔 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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