無料で使える予約システム10選！選ぶ際のコツを解説！

予約システムを導入したいと考えたとき、どのサービスを選択すべきか迷う経営者は多いのではないでしょうか。
予約システムの導入は無料ではじめられます。カスタマイズできる内容であるか、外部ツールとの連携などの、サービスによる違いを理解し、独自の予約システムを導入しましょう。

本記事では、無料で使える予約システムを紹介します。導入のメリットやデメリットについても解説するので、内容を確かめてみてください。

無料の予約システムの選び方

無料の予約システムの選び方のポイントは。各社のサービスを比較することが重要です。

• ビジネス規模
• カスタマイズ機能
• SNS連携機能
• セキュリティ強化
• サポートの手厚さ

5つの項目に着目し、内容を解説します。

ビジネス規模

ビジネス規模により、導入するサービスは大きく異なります。
個人事業主や数人の小規模経営の場合、スマートフォン1台ではじめられるものもあります。
無料で登録できる顧客リストや、予約件数に制限を設けているサービスもあるため、サービスの導入実績を参考に、ビジネスの規模を考慮して選択しましょう。

カスタマイズ機能

必要な機能の選択が可能であるかを考慮してください。
時間予約や順番予約、キャンセル設定、担当者設定など、必要な予約情報をカスタマイズできるとよいでしょう。
サービスによっては独自のデザインでサイト作成できる機能もあるため、集客したい客層に合わせたシステムの構築が見込めます。

SNS連携機能

SNSやアプリなどの外部連携ができる機能があるかどうかは、患者の使いやすさに影響します。
InstagramやLINEなど、顧客が普段使用しているサービスとの連携で直感的な操作ができ、操作説明の手間が省けます。
また、予約の確認やキャンセル、変更などの予約後のサービスも充実できるため、患者のリピート率向上に効果的です。
予約サイトへのスムーズな誘導として口コミを活用すれば、看板や広告を出さなくてもマーケティング効率が向上します。システムの連携は予約管理のみではなく、事前決済や集客にもつながり、業務効率を高められるでしょう。

セキュリティ強化

予約システムは大量の個人情報を扱うため、セキュリティ管理を強化する必要があります。
セキュリティ強化の対応とは主に、SSL設定やデータ通信の暗号化、情報漏洩、個人情報の保護対策、不正アクセスの防止対応です。
国際基準の情報セキュリティマネジメントシステムのISMSや、プライバシーマークのPマークを取得しているかで判断しましょう。

サポートの手厚さ

システム導入におけるサポートの手厚さも重要です。
導入時や導入後に予測できない不都合が起きた場合、専門家に対応を依頼する場面があるでしょう。
24時間の対応が可能か、やり取りがスムーズに行えるチャットサポートがあるかなどの予約システムを選択する際に考慮してください。

おすすめの無料で使える予約システム10選！

無料で使えるおすすめの予約システムを10ツール紹介します。
無料期間や予約件数に制限があるものや、連携できる外部アプリがサービスによって異なるため、必要に応じた選択が重要です。

他にも、顧客登録数や予約確認の自動メール送付、事前決算など、サービスによりさまざまな無料で行える付随サービスがあります。

無料プランだけでなく、オプションでカスタマイズできるサービスもあるため、使用していくうえで、ビジネス規模の拡大も視野に入れ、検討するとよいでしょう。

本記事では、上記の中でも特におすすめな5つのサービスを、より詳しく解説していきます。

①RESERVA Reservation（レゼルバ予約）

RESERVA Reservationは、わずか3分で導入できる予約サイトです。業種や栄養時間、サービスの内容を設定するだけで使用できるため、導入時の負担を軽減できます。多種多様な業種での実績があるため、クリニックにあったシステムの構築が可能です。

月謝制度の支払いや、多言語対応しているため、予約から決済までの流れをスムーズにでき、顧客管理や新規の集客にもつながります。
自社にあったカスタマイズもできるため、個人事業主から大手企業まで、運用できるシステムです。

②STORES 予約

STORES 予約は、スタッフごとに受付の管理が可能なため、指名予約に最適です。顧客は使い慣れたLINEを使用し、予約できるので、使い方がわかりやすい特徴があります。

予約時の事前ネット決済が可能なため、無断キャンセルを減らせることや、月額課金の機能で、コースを予約するサロンやフィットネスジムでの活用が便利です。

費用により月間の予約件数や登録スタッフ数に制限があるため、必要な機能のカスタマイズをするために、予算計画を立てるとよいでしょう。売り上げ分析や自動集計により、改善点が明確化するため、事業の拡大に役立ちます。

③Square 予約

Square 予約は、POSレジやクラウド請求書、クレジットカード決済との連携を通じて、店舗運営を幅広くサポートしてくれる予約管理システムです。月額の使用料が発生せず、最低限の決済手数料のみで運用できるため、顧客にも、クリニックにもメリットがあります。

InstagramやFacebookでの連携が可能なため、予約しやすいシステムやリマインドメールの送信で、予約忘れや無断キャンセルが減少するのも、顧客の満足感にもつながります。

④Air RESERVE

Air RESERVEは、初めてでも簡単に使える予約システムであり、予約業務にかかる手間を軽減し、毎日の業務を快適にさせます。予約数に制限がないため、予約システムの試験導入におすすめです。

リクルート提供のAirビジネスツールズとの連携が可能で、会計や決済などの経理管理も行えるため、業務を一括化できるため、データの管理の負担がなくなるでしょう。
オプションでカスタマイズすれば、予約リマインドメールの送信や、予約時のアンケート機能、スタッフごとの権限管理が可能なため、さらに便利に使用できます。

⑤SelectType

SelectTypeは、予約システムと連携したホームページ制作が可能なサイトです。SEOやMEOを対策したホームページを作成することで、口コミから集客につながり、認知度を高められます。

業種別のテンプレートを選ぶことで、予約フォームの作成が可能なため、煩わしい初期設定の負担も軽減できるでしょう。アンケートやイベントに合わせた告知ができるサービスもあるため、必要な情報を顧客に提供できることが特徴です。

完全無料なら自作も視野に

完全無料で予約システムを導入したい場合には、自作も視野に入れるとよいでしょう。
システムの構築は複雑であり、専門知識のない場合の作成はトラブルの原因にもなるため、基本的には推奨しません。
しかし、完全に無料でサイトを作成できるため、ホームページ作成やプログラミングの知識がある場合には、行うこともできるでしょう。

サイト作成には、WordPressやGoogleフォームなどを活用して、簡易的に作成可能です。WordPressプラグインの挿入や予約システム作成ツールを使用します。
言語対応に制限がある場合やカスタマーサポートの活用ができないため、十分な知識がある場合、行うようにしましょう。

予約システムを導入するメリット

予約システムを導入するメリットは、次のとおりです。

• 24時間対応ができる
• 顧客管理がおこなえる
• 決算機能が使える

それぞれ解説するので、内容を確認してみてください。

24時間対応ができる

24時間365日の対応ができるため、集客につながります。
営業時間内のみの予約や混雑時の電話対応では、顧客が予約を取りにくいという問題があります。
来客人数を制限でき、満席の場合にはキャンセル待ちの設定にし、空き時間を作ることなく分散した集客が期待できるでしょう。
予約状況のリアルタイムな更新により管理でき、スタッフの電話対応の業務の負担が減るため、他の仕事に手が回り、院内のサービス向上にも効果的です。

顧客管理がおこなえる

データでの顧客管理がおこなえるため、顧客に合わせたサービスの提供が行えます。
来院時間や頻度、利用金額や使用したクーポン等の管理ができ、年齢や性別に合わせた情報の発信が可能です。
紙での管理では難しい顧客の情報収集や分析も行えるため、販売戦略やサービスの向上に期待できます。

近年では、多言語対応ができるシステムがあり、多国籍地域で顧客の言語に合わせた案内が可能なため、利便性が高まっています。

決済機能が使える

決済機能の活用により、院内での会計業務の負担を軽減できます。
顧客が登録しているクレジットカードやスマートフォンを利用した、タッチ決済やiPad対応のPOSレジが普及しています。会計時のレジ前の混雑を解消でき、満足度の向上にも有益です。
予約時に事前オンライン決済できるサービスもあるため、無断キャンセルを減らせる効果も期待できます。

キャッシュを扱わない会計で経理管理がスムーズになり、会計ミスや経理作業が軽減できるでしょう。

予約システムを設置するデメリット

予約システムを設置するには、デメリットもあるでしょう。

• コストがかかる
• 不慣れな方への対応が必要
• 初期設定に時間を要する

それぞれ解説するので、内容を確認してみてください。

コストがかかる

無料で使用できる予約システムを紹介しましたが、さらなる業務拡大や、必要なオプションのカスタマイズは有料サービスの場合も多く、コストがかかります。
無料のサービスのみの使用の場合でも、通信環境の構築やタブレット端末、パソコンなどの設備投資が必要であり、初期費用が必要です。

導入初期は無料で試して機能の理解を深めるようにし、有料プランへ移行可能か、運用費用の計画を立ててから導入しましょう。

不慣れな方への対応が必要

不慣れな方への対応が必要な場合があります。
高齢者には慣れない操作であり、予約が取りにくいと感じることも懸念されます。
予約システムの使い方がわからずに電話や対面での対応が必要になることや、操作のミスによる予約漏れやダブルブッキングなどのリスクがあるでしょう。

操作方法の解説ガイドブックの作成や、直感的に操作しやすいデザインにする工夫をしたサイトの作成をおすすめします。

初期設定に時間を要する

導入にあたり、初期設定に時間を要するため、負担を感じるでしょう。
使用したい機能が複雑になるほど、初期設定を細かく行う必要があります。機能を十分に理解した担当者を配置し、よりクリニックの特徴にあったオプションを作成しなければなりません。
また、予約システムを活用するには、スタッフのシステム理解度を高めることが重要です。

専門的なサポートが利用できるサービスが付随したシステムもありますが、有料の場合や、急な対応ができない場合もあるため、スタッフへの研修をする必要があるでしょう。

まとめ：予約システムを無料で導入して差別化を図ろう

本記事では、無料で使用できる予約システムについて解説しました。
無料でも簡単にサイトが作れ、独自のデザインにこだわりながらクリニックの特徴を表現できます。予約サイトの導入により、業務の効率化が図れて顧客の満足度向上に有益です。

予約管理や顧客管理、決済システムなど、導入するサービスにより無料で使用できる内容は異なるため、クリニックにあったサービスを検討しましょう。