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自動釣銭機のおすすめ10選!医院必見の選び方・価格相場も紹介

会計時、受付スタッフが他の業務に追われながら会計を担当すると、精算ミスが起こってしまうリスクがあります。自動釣銭機を導入することで会計時のミスは大幅に減り、効率化が可能です。

とはいえ、自動釣銭機は種類が豊富にあるため、どれを選べばいいのか悩まれるのではないでしょうか。

そこで本記事では、自動釣銭機のおすすめを10個紹介します。選び方や価格相場についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

自動釣銭機とは患者が紙幣・硬貨を投入して釣り銭が自動で出る機械

自動釣銭機とは、紙幣や硬貨を投入することで、自動精算しお釣りを用意する機械のことです。近年、スーパーやコンビニなどで導入されていますが、医院やクリニックでも活用しているところが増えています。

患者はお金を投入するだけで精算を完了でき、ついでに領収書を作成してくれる自動釣銭機もあります。

自動釣銭機は2種類

自動釣銭機には、以下の2種類があります。

  1. フルセルフレジ|すべて患者で完結
  2. セミセルフレジ|接触なしで衛生的

フルセルフレジ|すべて患者で完結

フルセルフレジとは、利用者が商品の登録から精算まで全て行うレジです。患者自身が全て精算するので、スタッフの負担を大幅に削減できます。とくにスーパーの無人レジスペースに置かれていることが多いです。

何か問題があっても対応できるスタッフを1人配置することでよりスムーズな精算が実現できます。

セミセルフレジ|接触なしで衛生的

商品登録は、スタッフが行い、支払いは利用者が行うレジです。スタッフは受診内容を登録するだけでいいので、業務負担を削減できます。

お金の受け渡しがないので、衛生面においても便利です。

自動釣銭機の価格相場は約30万〜100万円

自動釣銭機の価格は、約30万円〜100万円と幅広いです。機械の性能や大きさ、サポートサービスの充実度によっても金額は変化します。

どんな機能が必要なのか、医院・クリニックのスペースなどを考慮して決定しましょう。

自動釣銭機のメリット4つ

自動釣銭機のメリットは、以下の4つです。

  1. 会計スピードの向上につながる
  2. 会計ミスを削減できる
  3. セキュリティを強化できる
  4. 衛生面の改善が期待できる

会計スピードの向上につながる

自動釣銭機は、文字通り自動で精算できるので、時間がかからず、会計スピードの向上につながります。次の患者の待ち時間やレジ作業なども短縮できるので、回転率も大幅にアップします。

医院やクリニックでは、スタッフは受付場所で今回の治療内容や薬の説明をして、その後、患者は精算するという流れがスムーズでおすすめです。キャッシュレス決済に対応している自動釣銭機であればさらに会計スピードが向上します。

会計ミスを削減できる

自動釣銭機は会計ミスを削減できます。会計ミスが起きると返金手続きをして再度精算しなければならず、患者にとって待たされるのは少しストレスになるでしょう。また他の受付業務が重なるとミスしやすくなります。

自動釣銭機は人的ミスがないので、会計ミスが起こりにくく、スタッフも他の業務に専念できるので、業務全体のミス削減にもつながります。

セキュリティを強化できる

自動釣銭機は、現金が機械の内部にあるため、現金の露出が減り、セキュリティ強化につながります。

患者が不正を行った場合、機械側がスタッフに知らせてくれる自動釣銭機もあるので、セキュリティ強化が促進されます。

衛生面の改善が期待できる

医院やクリニックでは、多くの患者が来院します。患者の中には感染する可能性が高い病気を持っているかもしれません。

とくに診察券やお金の受け渡しなどにより、接触回数が増える受付業務では感染リスクが高くなります。患者はもちろん、スタッフのためにも、衛生面には最善の注意を払わなければなりません。

その点、自動釣銭機では受付スタッフとの接触を限りなく防げるので、患者は安心して利用できます。

自動釣銭機のデメリット2つ

自動釣銭機には、以下の2つのデメリットがあります。

  1. 導入コストがかかる
  2. スペースの確保が必要になる

導入コストがかかる

自動釣銭機は安くても30万円と高額です。機能が増えると導入コストはさらに高くなっていきます。

機能が増えると使いやすくなりますが、使わないと意味がありません。必要な機能や予算にあった自動釣銭機を導入するようにしましょう。

スペースの確保が必要になる

サイズが大きい自動釣銭機を置けるスペースの確保が必要になります。自動釣銭機はどこに配置するのか、どのサイズが適正なのかを考えるようにしましょう。

自動釣銭機のサイズは、公式サイトやカタログに記載されていることが多いので、確認してみるのもおすすめです。

自動釣銭機の選び方3つ|医院向け

医院向けの自動釣銭機の選び方は、3つあります。

  1. 患者の使いやすさで選ぶ
  2. 電子カルテ連携の機能有無で選ぶ
  3. 会計以外の機能で選ぶ

患者の使いやすさで選ぶ

自動釣銭機は患者の使いやすさで選びましょう。患者が使いづらいと感じてしまうと、医院自体の評判に影響を与えます。

スタッフが毎回患者に使い方を説明していると、他の患者の受付や精算を待たせることになるので、患者が直感的に操作できる機械を選ぶと良いでしょう。

電子カルテ連携の機能有無で選ぶ

自動釣銭機は電子カルテの連携機能があるかどうかで選びます。電子カルテと連携していると、患者の情報が同時に抽出でき、患者の本人確認ができるので、他の患者と間違えにくくなります。

また自動で電子カルテに入力されるので、手動で入力する手間が省けてスタッフ側にも業務効率もアップします。

会計以外の機能で選ぶ

自動釣銭機は会計以外の機能で選ぶのがおすすめです。主な機能は以下のとおりです。

領収書や診療明細書の発行
電子カルテの連携
再来院の予約
保険証の確認
キャッシュレス決済

これらの機能が搭載していると患者は便利であるのはもちろん、スタッフ側の負担軽減にもつながります。

自動釣銭機のおすすめ10選|医院・クリニック向け

 

自動釣銭機のおすすめは、以下の10選です。

  1. Clinic KIOSK|1,600医院に導入
  2. NOMOCA-Stand|自動釣銭機のパイオニア
  3. FIT-A|小規模医療施設におすすめ
  4. PLUM CONNECT PS-3|受付機能でさらに効率化
  5. SMA SEL|釣り銭切れが少ない
  6. RT-380|セミセルフにおすすめ
  7. fal2|カスタマイズ可能
  8. HappySelf (G2)|レジのタイプが変えられる
  9. 自動釣銭機付きPOSレジ|セットで導入可能
  10. CR-30|自動清掃機能が搭載

Clinic KIOSK|1,600医院に導入

運営会社 株式会社APOSTRO
機能 領収書や診療明細書の発行
電子カルテの連携
再来院の予約
キャッシュレス決済
価格 要問い合わせ
公式サイト Clinic KIOSK(クリニック キオスク)

Clinic KIOSKは、医院のために作られた自動釣銭機です。サイズは高さ139cm、横46cm、奥行き29.5cmと小さいので、医院やクリニックのスペースを取りません。

自動釣銭機の設置だけなく、経験をもとに業務フローの構築までサポートします。稼働後にはトラブルや法令改定への対応、業務改善の相談対応などを通して運用を継続的に支援しています。

NOMOCA-Stand|自動釣銭機のパイオニア

運営会社 株式会社GENOVA
機能 領収書や診療明細書の発行
診療明細書の連携
再来院の予約
キャッシュレス決済
価格 要問い合わせ
公式サイト ノモカスタンド

NOMOCA-Standは、自動釣銭機のパイオニアと称されている自動釣銭機です。導入実績は1,600件以上あり、診療科目を問わず多くの医院で使われています。

診察券をかざし、お金を払い、領収書を受け取るという簡単な3ステップで完結するので、高齢者でも利用しやすいです。サポート体制も充実しているので、不具合があった場合は対応してくれます。

FIT-A|小規模医療施設におすすめ

運営会社 株式会社アルメックス
機能 領収書の発行
キャッシュレス決済
価格 要問い合わせ
公式サイト FIT-A

FIT-Aは、小規模医療施設におすすめの自動釣銭機です。サイズがコンパクトなため、医院のスペースをとりません。

タッチパネルで操作できるので、利用しやすいです。クレジットカード決済や電子マネー決済にも対応しているので、患者の会計時に便利な自動釣銭機となっています。

PLUM CONNECT PS-3|受付機能でさらに効率化

運営会社 株式会社NNG
機能 受付機能
電子カルテの連携
キャッシュレス決済
価格 要問い合わせ
公式サイト PLUM CONNECT PS-3

PLUM CONNECT PS-3は、歯科医院のために作られた自動釣銭機です。現役の歯医者が業務効率化を図るために開発しました。

受付機能から会計までセルフサービスなので、受付業務が大幅に効率化できます。またアンケート機能がついているため、患者の満足度調査を実施して見つけた課題を今後の業務に活かせます。

SMA SEL|釣り銭切れが少ない

運営会社 株式会社インテクア
機能 領収書や診療明細書の発行
電子カルテの連携
価格 要問い合わせ
公式サイト SMA SEL

SMA SELは釣り銭を保管している箇所が大容量なので、釣り銭切れが起きにくい自動釣銭機です。高額紙幣はもちろん、1円や5円などの細かい硬貨も使えます。締め作業では今回精算した内容が専用のシートに印字されているので、簡単に計算が可能です。また同時に翌日の開け作業準備も行えるので、翌日の朝も簡単に作業できます。

RT-380|セミセルフにおすすめ

運営会社 株式会社グローリー
機能 領収書の発行のみ
※カスタマイズ可能
価格 要問い合わせ
公式サイト RT-380

RT-380は、どんな業態にも使えるセミセルフタイプの自動釣銭機です。駅の切符売り場で使われているシステムを導入しているので、誰でも使いやすくなっています。

機械の上には物を乗せられるので、電子カルテと連携できる機器や再来院の予約ができる機器などを設置できます。医院によってカスタマイズできるのでおすすめです。

fal2|カスタマイズ可能

運営会社 日本電気株式会社
機能 領収書や診療明細書の発行
電子カルテの連携
再来院の予約
キャッシュレス決済
価格 要問い合わせ
公式サイト fal2

fal2は、カスタマイズが自由にできる自動釣銭機です。スピードと使いやすさを重視しているので、患者の待ち時間短縮につながります。

オプションで硬貨を自動で精査する機能があるので、毎回硬貨を確認する必要がなくなります。機械の上には物を乗せられるスペースがあるので、カスタマイズできます。

HappySelf(G2)|レジのタイプが変えられる

運営会社 株式会社寺岡精工
機能 ・POSレジ、セミセルフレジ、フルセルフセルフの3タイプに変更可能
・監視カメラ搭載
・キャッシュレス決済可能
価格 要問い合わせ
公式サイト HappySelf(G2)

HappySelf(G2)は、レジのタイプを柔軟に変えられる自動釣銭機です。セミセルフレジとフルセルフレジの2タイプを両方備えています。

状況によって変えられるので、医院のレイアウトを変えるときに便利です。また、監視カメラが搭載されているので、患者の不正を防げます。

自動釣銭機付きPOSレジ|セットで導入可能

運営会社 株式会社ビジコム
機能 ・セミセルフタイプとPOSレジのハイブリッド
・キャッシュレス決済
・インボイス対応
価格 要問い合わせ
公式サイト 自動釣銭機付きPOSレジセット

自動釣銭機付きPOSレジセットは、他社メーカーの自動釣銭機と組み合わせて利用できる機械です。自動釣銭機の近くにビジコムのモニターを設置することで、会計しやすくなります。

またモニターで電子カルテを映せるので、患者情報を確認したり、本人確認ができます。インボイスにも対応しているので、新たに追加でソフトウェアを導入する必要がありません。

CR-30|自動清掃機能が搭載

運営会社 沖電気工業株式会社
機能 ・処理速度高速化
・自動故障処理
・セルフクリーニング
価格 要問い合わせ
公式サイト CR-30

CR-30は、自動で機器を清潔にする、今までにない自動釣銭機です。紙幣や硬貨も自動で清掃するので、患者やスタッフの感染予防に使えます。

また故障の予兆を知らせてくれる機能もあるため、トラブルを未然に防げます。精算の処理速度も早いので、患者の待ち時間短縮も可能です。

自動釣銭機の使い方

ここでは自動釣銭機の使い方を解説します。機器によって使い方は様々ですが、今回はグローリー株式会社のRT-300の使い方について紹介します。

こちらはクラウドPOSシステムの「スマレジ」と連携が必要です。自動釣銭機だけでは成り立たないので、注意しましょう。

手順は、以下のとおりです。

  1. スマレジの「販売業務」画面から商品をカートに入れる
  2. チェックアウトを押す
  3. 自動釣銭機が起動し、患者から預かり金を入れてもらう
  4. 預かり金が表示されるので確認する
  5. 間違いなければ、完了ボタンを押す
  6. お会計完了。お釣りがあれば排出される

基本的には画面に表示されたボタンを押したり、金額を確認したりするだけなので、誰でも簡単に操作できるでしょう。

まとめ:自動釣銭機を医院・クリニックに導入して会計業務を効率化しよう


 

自動釣銭機を導入することで、受付業務の効率や患者の回転率が高くなります。しかし闇雲に導入するのはおすすめしません。

自動釣銭機の種類はたくさんあるので、医院のスペースや受付業務を確認し、最適な自動釣銭機を選ぶことをおすすめします。導入に迷っている医院は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。