「おすすめの聴診器を知りたい……」
「聴診器を購入したいけど、どのように選べば良いのだろう……」
このような悩み・疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
聴診器はさまざまなメーカーが出しており、専門店やネット通販でも多種多様な聴診器が販売されています。
聴診器はオープンベル型やダイアフラム型などのさまざまな種類がありますが、目的や音の聴きやすさなどを意識して選ぶのがおすすめです。
本記事では、おすすめの聴診器を診療科別に紹介します。
聴診器の種類や選び方を含めて解説しているので、聴診器選びで迷っている方は参考にしてみてください。
この記事の内容
聴診器の種類
聴診器は、主に6種類あります。
- オープンベル型
- ダイアフラム型
- シングルタイプ
- ダブルタイプ
- 内バネ式
- 外バネ式
それぞれの特徴を解説します。
オープンベル型
オープンベル型は、小さめのベルを使い膜を張らないタイプで、循環器内科医や心臓外科医などから利用されています。
金属製の小さなベルを直接皮膚に当てて使用し、膜がないため20~100Hz程度の低周波音が聴き取りやすいです。
また、全ての周波数の音を捉えることができますが、圧力をかけすぎると高音が強調されてしまったり、隙間なくベルが皮膚に密着していないと音が逃げてしまったりします。
一般的には、呼吸音や心音、血管などの低周波音を聴く際に使われることが多いです。
ダイアフラム型
ダイアフラム型は、ベルの表面にダイアフラムと呼ばれる薄い膜が張られており、体表面に膜を密着させて音を聴くタイプです。
オープンベルと比べて体に密着させる面積が広く、100~500Hz程度の高周波帯域が聴き取りやすい点が特徴として挙げられます。
呼吸器内科医や小児科医、救急医などの医師が使用する機会が多いです。
皮膚に密着させるため環境雑音を遮断しやすく、オープンベル型と比べて少し強めに押さえて使用します。
シングルタイプ
シングルタイプは、聴診部位がベルまたはダイアフラムの1つだけとなっているタイプです。
構造がシンプルで、軽量性に優れているため、長時間首にかけていても負担が少ない点がメリットです。
また、値段も比較的安価で、主に学生や健診医、訪問看護師に使用されています。
健診会場での聴診や、看護師によるバイタルサインチェックなどで使いたい場合におすすめです。
ダブルタイプ
ダブルタイプは、片方がダイアフラム型、もう片面はベル型とリバーシブルになっているタイプです。
回転させて切り替えられるため、用途に合わせて使い分けができます。
1本で低音・高音のどちらも聴けるので汎用性が高く、病棟から外来まで幅広く対応できる点が魅力です。
シンプルタイプに比べるとやや重く、長時間首にかけていると肩が凝ることもあるため注意しましょう。
内バネ式
内バネ式は、イヤーチューブの内部にバネが組み込まれているタイプです。見た目がすっきりしていて、断線に強い点が特徴として挙げられます。
また、耐久性が高く、長年使っても壊れにくいです。
ただし、イヤーチップの圧力調整が難しく、耳の形によっては痛みを感じる場合があります。
耐久性の高さから、常勤医や臨床経験が豊富な医師に選ばれることが多いです。
外バネ式
外バネ式は、イヤーチューブの外にバネが露出しているデザインです。
自分でバネの強さを調整可能で、耳へのフィット感を自身にあった状態にできます。
ただし、バネに髪の毛や持ち物が引っかかったり、何かがあたって雑音を拾ったりしてしまうケースがあるため、取り扱いには注意が必要です。
聴診器の選び方
聴診器を選ぶ際に意識したいポイントは、主に4つあります。
- 診療科や目的などの用途に合わせて選ぶ
- シングルタイプとダブルタイプで選ぶ
- 音の聴きやすさで選ぶ
- 重さや装着感で選ぶ
それぞれのポイントについて解説します。
診療科や目的などの用途に合わせて選ぶ
聴診器を選ぶ際には、診療科や目的などの用途に合わせて選びましょう。聴診器は種類によって、向き不向きがあります。
たとえば、循環器内科で使用する場合は、心臓の低音域や心雑音を聴くことが多いため、オープンベル型やダブルタイプが向いています。
一方呼吸器内科や小児科は、肺音の高音域や喘鳴などを聴くので、ダイアフラム型やダブルタイプが便利です。
また、訪問看護や健診用であれば、簡易チェックが中心になるため、軽量で使いやすいシングルタイプが適しています。
シングルタイプとダブルタイプで選ぶ
聴診器は、シングルタイプとダブルタイプのどちらを選ぶか検討しましょう。シングルタイプは、ベル型またはダイアフラム型が片面のみなので、軽量かつシンプルです。
ダブルタイプはベル型とダイアフラム型のどちらも付いているため、切り替えて使うことができ、汎用性に優れています。
具体例を挙げると、血圧測定や日常の体調チェックなど、簡単に聴診を行う場合は、シングルタイプがおすすめです。
一方、病棟で心音や肺音の両方を聴き分けたいときなど、内科外来で幅広く使いたいときはダブルタイプが向いています。
音の聴きやすさで選ぶ
聴診器を選ぶときは、音の聴きやすさをチェックしましょう。聴診器によって、音の増幅や周波数特性が異なります。
自分の耳で聴き取りやすいか確認することが大切です。
たとえば、心雑音や血管雑音を正確に聴き取りたいときは、低音域がよく聴こえるオープンベル型やダブルタイプが向いています。
呼吸音を鮮明に聴き取りたいときは、高音域に強いダイアフラム型を選ぶと良いでしょう。
重さや装着感で選ぶ
聴診器を選ぶときは、重さや装着感で選ぶことも大切です。聴診器を長時間使用する場合、重さや首にかけたときの疲れやすさ、耳への圧迫感が重要になります。
訪問診療や健診など簡単なチェックを行う場合は、長時間首にかけても肩が凝りにくい軽量タイプがおすすめです。
一方耐久性や音質を重視したい場合は、ダブルタイプや高級モデルを選ぶと良いでしょう。
【内科・一般診療向け】おすすめの聴診器3選
ここからは、内科・一般診療向けのおすすめ聴診器を3つ紹介します。
リットマン 聴診器 クラシック3 バーガンディ 5627
メーカー | リットマン |
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価格 | 14,980円(※) |
特徴 | ・ダブルタイプで汎用性に優れている ・アルミニウム合金で耐久性に優れている ・大小サイズのイヤーチップ同梱 |
Webサイト | https://item.rakuten.co.jp/panesian/lt5627/ |
※2025年9月時点
リットマンのクラシック3 バーガンディ 5627は、ダブルタイプで汎用性に優れている聴診器です。ダイアフラムの装着が楽になり、外れにくい構造となっています。
また、耳管は航空宇宙産業用のアルミニウム合金で作られているため、耐久性に優れており、些細なことでは壊れません。
さらに、摩擦音を拾いにくい厚手のチューブが採用されているので、音をより正確かつスピーディーに聴き取れます。
KENZMEDICO フレアーフォネット III ブラックエディション No.137
メーカー | ケンツメディコ株式会社 |
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価格 | 12,800円(※) |
特徴 | ・成人用と小児用のダイアフラムを搭載 ・力加減で低周波音と高周波音の聴診に切り替えられる ・耳管は角度調整が可能 |
Webサイト | https://item.rakuten.co.jp/panesian/km-137iii-bke/ |
※2025年9月時点
KENZMEDICOのフレアーフォネット IIIは、成人用と小児用の兼用型で、どちらにもダイアフラム面が採用されています。
サスペンデッド・ダイアフラムが採用されており、患者の肌にチェストピースを当てたまま、押さえつける力を変えることで、低周波音と高周波音のモードを切り替えできます。
また、耳管は角度調整が可能となっているため、外耳道の角度に合わせることで、音の減衰を防ぐことが可能です。使いやすさとフィット感にこだわりたい方に向いています。
ADスコープ クリニシャンステトスコープ ライトAD709BK
メーカー | ユーメイド貿易株式会社 |
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価格 | 8,217円(※) |
特徴 | ・サスペンデッド・ダイアフラム仕様 ・105gと軽量性に優れている ・はめ込み式の新型イヤーチップ |
Webサイト | http://www.adscope.co.jp/detail.php |
※2025年9月時点
クリニシャン ステトスコープ ライト AD709BKは、サスペンデッド・ダイアフラム仕様のお手頃製品です。押さえ方の強弱で高周波音と低周波音を聴き分けることができ、さまざまなシーンで活躍してくれます。
また、105gと軽量性に優れているので、長時間使用していても疲れにくいです。
イヤーチップははめ込み式のスナップオン型が採用されており、簡単に着脱できるだけでなく外れにくい設計となっています。
繰り返しと取り外しても劣化しにくく、付け外しが多い内科や一般診療医におすすめです。
【小児科向け】おすすめの聴診器3選
次は、小児科向けのおすすめ聴診器を3つ紹介します。
ケンツメディコ 小児用聴診器 No.151II
メーカー | ケンツメディコ株式会社 |
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価格 | 6,006円(※) |
特徴 | ・約36mmφのチェストピースを採用 ・雑音の遮断性に優れている ・95gと軽い |
Webサイト | https://www.kenzmedico.co.jp/products/%E3%83%80%E3%83%96%E3%83%AB%E8%81%B4%E8%A8%BA%E5%99%A8%E3%80%80no-151%E2%85%B1%EF%BC%88%E5%B0%8F%E5%85%90%E7%94%A8%EF%BC%89 |
※2025年9月時点
ケンツメディコ 小児用聴診器 No.151IIは、小児の聴診が行いやすいように、小径(約36mmφ)のチェストピースが採用されています。
小さい胸や腹部にぴったりと当てられるため、皮膚やチェストピースの間に隙間ができにくく、音の聞き取り精度が高まります。
また、バネがチューブに内蔵されているので、雑音の遮断性にも優れている点が魅力です。重さは95gと軽いため、長時間身につけていても疲れにくい点も特徴として挙げられます。
リットマン クラシックII
メーカー | リットマン |
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価格 | 12,980円(※) |
特徴 | ・5kg以下の小動物にも使える ・患者に冷たさを感じさせないノンチル素材 ・ソフトシーリングイヤーチップで音漏れや雑音を遮断 |
Webサイト | https://www.littmann.com/ja-jp/home/f/b00036568/ |
※2025年9月時点
リットマン 聴診器 Classic II(新生児用)は、直径30mmのダイアフラム型が採用されている聴診器です。
新生児用に開発されており、ダイアフラムを固定せず患者の体に当てた圧力に応じて、低音と高音を聴き分けられます。
また、患者が冷たさを感じないようにノンチル素材で作られているため、聴診時に金属を当てたときの冷たさで子どもが泣いてしまう状態を避けることが可能です。
さらに、ソフトシーリングイヤーチップを採用しており、耳にフィットしやすく、音漏れを防ぎながら同時に周囲の雑音を遮断してくれます。
フォーカル ベビースコープ FC-203S
メーカー | 株式会社フォーカルコーポレーション |
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価格 | 5,900円(※) |
特徴 | ・全長76cmの長めのチューブ ・ノンチル仕様 ・ソフトシリコンイヤーチップで耳が痛くなりにくい |
Webサイト | https://www.focalco.com/products/fc-203s/ |
※2025年9月時点
ベビースコープ FC-203Sは、日本の医療機器メーカー「株式会社フォーカルコーポレーション」の聴診器です。全長76cmのチューブが採用されており、取り回しやすく患者との適切な距離を保ちやすいです。
子どもが暴れた際に、チューブが引っかかりにくいため、聴診器が外れて子どもにあたって怪我をしてしまうという状態を避けやすくなっています。
また、金属はノンチル素材で作られているので、金属を当てた際に冷たさを感じにくいです
【循環器内科・心臓専門向け】おすすめの聴診器3選
次は、循環器内科や心臓専門向けのおすすめ聴診器を3つ紹介します。
リットマン エレクトロニック ステソスコープ モデル3200
メーカー | リットマン |
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価格 | 65,000円(※) |
特徴 | ・Bluetoothに対応した電子聴診器 ・周囲が騒がしい環境でも聴診できる ・パソコン上で音声再生やデータ解析が可能 |
Webサイト | https://www.choshinki.com/332746/Model3200.htm |
※2025年9月時点
リットマン エレクトロニック ステソスコープ モデル3200は、Bluetoothに対応している電子聴診器で、聴診音をパソコンに素早く記録することが可能です。
録音された聴診音は、パソコンに取り付けられたスピーカーから再生も可能で、実際に患者に自身の心音や肺音を聞いてもらいながら説得力のある説明ができます。
また、録音した聴診音をもとに、何度も聞いてより詳しく分析することもできるため、循環器内科や心臓専門医におすすめです。
さらに、音響増幅機能と騒音低減機能が搭載されているので、騒がしい環境下でも正確な整体音の聴診ができます。
リットマン カーディオロジー4 エディションモデル
メーカー | リットマン |
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価格 | 31,980円~(※) |
特徴 | ・ダイアフラムとリムの段差が少ない一体成型ダイアフラム ・サスペンデッドダイアフラムを採用 ・シルク調のチューブ |
Webサイト | https://item.rakuten.co.jp/matsuyoshi-web/lm008/ |
※2025年9月時点
リットマン カーディオロジー4 エディションモデルは、ダイアフラムとリムの段差が少ない一体成型ダイアフラムが採用された聴診器です。段差や隙間が少ないため、音がチェストピース内で乱れず、ダイレクトに伝わります。
そのため、心雑音や微細な肺音も従来型よりも明瞭に聴き取りやすく、循環器内科や心臓専門医におすすめです。
また、力加減で高周波音と低周波音が聴き分けられるサスペンデッド・ダイアフラムとなっているので、用途に合わせて使い分けられます。
さらに、チューブがシルク調に仕上げられているため、髪や肌にくっつきにくく、汚れも清掃しやすいです。
ケンツメディコ TSフォネット・グランデ No.182
メーカー | ケンツメディコ株式会社 |
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価格 | 31,000円(※) |
特徴 | ・超低音域から高音域まで明瞭に聴き取れる ・ステンレスで耐久性に優れている ・全長71cmとチューブが長め |
Webサイト | https://www.kenzmedico.co.jp/products/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%80%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%87%E3%80%80no-182 |
※2025年9月時点
ケンツメディコ TSフォネット・グランデ No.182は、音質にこだわって開発された聴診器です。
ダイアフラムは弾性膜が大きく中央に特殊な透明膜を配置したモデルで、超低音域から高音域まで明瞭に聴き取れます。
そのため、循環器内科や心臓専門医などの微細な雑音を確認したいというときにも活躍してくれる聴診器です。
また、ステンレス製なので耐久性に優れているほか、全長71cmとチューブが長めなので、取り回しが良い点が魅力です。
【医学生・看護学生・実習向け】おすすめの聴診器3選
ここからは、医学生や看護学生、実習向けのおすすめ聴診器を3つ紹介します。
松吉医科器械 エコノミーS CK-A603AT
メーカー | 松吉医科器械株式会社 |
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価格(税抜) | 1,800円(※) |
特徴 | ・シングルタイプで使いやすい ・カラーバリエーションが豊富 ・全長80cmとチューブが長い |
Webサイト | https://www.matsuyoshi.co.jp/item/00875784/ |
※2025年9月時点
松吉医科器械 エコノミーS CK-A603ATは、シングルタイプの聴診器です。聴診器は8色から選ぶことが可能で、お気に入りのカラーを選んで持つことができます。
ダイアフラムの直径は4.7cmと大きく、成人用として使えます。
全長80cmとチューブが長いため、取り回しのしやすさに優れている点も魅力です。
価格がリーズナブルなので、学生でも手に入れやすいでしょう。
メディカル聴診器 Cata-MEDICA
メーカー | カーターテクノロジーズ株式会社 |
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価格 | 13,410円(※) |
特徴 | ・軽くて使いやすいアルミ合金製 ・使い方に迷わないシングルヘッド ・10個セットでお得 |
Webサイト | https://item.rakuten.co.jp/carter-ladies-lab/094-10/ |
※2025年9月時点
メディカル聴診器 Cata-MEDICAは、聴診器が10個セットになっています。友達と一緒に聴診器を購入したい場合や、学校や研修の場で複数個の聴診器を用意しないといけない場合に活躍してくれます。
軽くて使いやすいアルミ合金製で作られており、長時間使ったり何度も取り付け・取り外しを行ったりしても負担に感じにくいです。
また、使い方に迷わないシングルヘッドが採用されているため、聴診器の扱いに慣れていない学生にも向いています。
フォーカルトーン アドバンス2
メーカー | 株式会社フォーカルコーポレーション |
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価格 | 19,500円(※) |
特徴 | ・フィンガーチェイプデザイン ・安全を考慮した内バネ式 ・ステンレス製で折れにくく耐久性に優れている |
Webサイト | https://www.focalco.com/products/focaltone-advanceii/ |
※2025年9月時点
フォーカルトーン アドバンス2は、チェストピースをつまむことなく、日本の指で挟んで聴診が可能な聴診器です。
聴診のしやすさと患者の皮膚に密着させやすく、余計な雑音を拾わず高い長音を効率良く聴き取れます。
また、安全性を考慮した内バネ式が採用されており、髪の毛や持ち物が引っかかったり、何かがあたって雑音を拾ったりする状態を防ぐことが可能です。
高品質でありながら高すぎない価格帯なので、これから将来使い続ける聴診器を持ちたいと考えている医学生・看護学生におすすめです。
聴診器の価格・料金相場
聴診器の価格・料金相場は、モデルやブランド、機能面によって変わりますが、おおむね2,000~30,000円程度です。
学生や初心者向けの聴診器は、2,000~5,000円程度の安価な場合が多いです。
一方、専門医向けや高機能モデルは、15,000~30,000円以上する場合があります。
高機能モデルは、高音質・耐久性、快適な装着感にこだわっている場合が多く、正確な診断に役立つほか長く使えます。
用途に合わせた選択や、価格と品質のバランスを意識しながら選ぶと良いでしょう。
聴診器のおすすめメーカー・ブランド
聴診器のおすすめメーカー・ブランドは、主に3つ挙げられます。
- Littmann
- Welch Allyn
- KENZMEDICO
それぞれのどのようなメーカー・ブランドなのか解説します。
Littmann
Littmann(リットマン)は、アメリカ・3M社のブランドで、世界中で広く使用されている聴診器のトップブランドです。医師や看護師のプロ向けには開発された聴診器が多く、高音質かつ耐久性に優れています。
音質がとくにクリアで、低音・高音のどちらも正確に聴き分けやすいです。
ダブルタイプのモデルも豊富にあるため、汎用性に優れており、心音・肺音のどちらも1本で聴取できます。
医師や看護師の中でも音質重視で長く使いたい方におすすめです。
Welch Allyn
Welch Allyn(ウェルチアレン)は、アメリカの医療機器メーカーで、診察や診断用機器を取り扱っています。医療現場向けの実用性と耐久性を重視した製品が多いのが特徴です。
ダイアフラム型の聴診器が中心で、呼吸音・心音ともにバランスよく聴き取れます。
コストパフォーマンスがよく、看護師や一般診療医など、使いやすさと耐久性を重視したい方におすすめです。
KENZMEDICO
KENZMEDICO(ケンツメディコ)は日本の医療機器メーカーで、聴診器や血圧計などを製造しています。日本人の体型や使用環境に合わせた設計が多い点が特徴で、サイズ感・フィット感に優れています。
音質は十分にクリアで価格帯もお手頃な点から、学生用や一般診療用に利用されることが多いです。
手頃な価格帯で使いやすさを重視したい方に向いています。
まとめ:使用用途や目的に合わせて聴診器を選ぼう!
聴診器はさまざまな商品が登場していますが、使用用途や目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
たとえば、同じ聴診器でも、ベル型とダイアフラム型では得意とする音域が異なり、活躍してくれるシーンが変わります。
目的や使用用途を明確にした上で、音の聴き取りやすさやデザインを選ぶと、自身にあった聴診器を見つけられるでしょう。