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クリニックのロゴ作成のポイとは?デザイン事例15選を紹介!

街のなかにはロゴがあふれていますがロゴを意識して生活している人は少ないでしょう。

しかし、印象的なロゴは無意識のうちに覚えています。クリニックのロゴも普段は意識していなくとも、いざ病院に行こうと思ったときに「あそこに病院があった」と思い出してもらえる効果があります。

本記事ではクリニックの、ロゴ制作のポイント、ロゴデザインの傾向、ロゴの作成事例、ロゴ作成の注意点を紹介します。

クリニックがロゴを制作するのは非常にメリットが大きいため、記事を参考に魅力的なロゴを制作しましょう。

クリニックのロゴ制作のポイント

ロゴには企業や店舗を多くの人に認知してもらい「企業や店舗の顔」としてイメージを形成するという重要な役割があります。

企業だけではなくクリニックにも当てはまります。ロゴを使用することで患者に「安心感」や「信頼感」を与えることができるでしょう。ロゴ制作のポイントを解説していきます。

  • クリニックのロゴで必要なこと
  • 自院のブランディング

クリニックのロゴで必要なこと

病院を受診するときは体調不良があるときです。普段、ロゴを意識しているという人は少ないですが、いざ病院に行こうと考えたときに、生活圏内や通勤圏内に病院がある場合、見慣れている病院のロゴを無意識に思い出すことが多いと考えられます

そのクリニックのロゴが安心感や信頼感が持てるものなら患者は意識せずに、その病院を選ぶでしょう。

安心感と信頼感を与えるロゴがあることで、ほかのクリニックと差別化をはかることができます

最近では医療機関の増加により、クリニックも企業や店舗と同じように差別化をはかる必要があります。

特色を出して生き残るためにも、ロゴによるマーケティングやブランディングがとても重要です。

自院のブランディング

自院のブランディングを考えられたことはあるでしょうか。

小規模な病院の場合は「町のかかりつけ医」というスタンスで患者に親近感を持ってもらうといいでしょう。

大規模な病院の場合は権威性を打ち出すというのもブランディングの方法です。

ブランディングとは、価値のあるクリニックとして地位を形作るためにおこなう活動のことです。

現在では、多くのクリニックが自院のロゴを作成しています。ロゴを使用することで自院の存在をアピールする効果があるからです。

ロゴの効果

  • 文字だけのものより記憶に残る
  • 患者が覚えやすい

ロゴは絵や画像を使用して制作するため文字だけよりも医院名を覚えてもらうことができます

視覚効果に訴えることで自院の認知度を上げることができ、患者が受診するハードルを下げることができるでしょう。

ロゴはブランディングツールとして需要が高まっています。そしてロゴによって自院の独自性を持たせて他院との差別化をはかる効果も期待できるでしょう。

クリニックのロゴデザインの傾向

ロゴは医療関係に合ったデザインを取り入れるといいでしょう。この章ではクリニックのロゴデザインの傾向について解説します。

  • 色使いを考える
  • 安心感を与える
  • 診療科目にちなんだデザイン

色使いを考える

クリニックのロゴデザインで使用される色は、青色、ピンク色、パステルカラーなどの淡い色が使われることが多いです。

カラー 与える印象
清潔感
ピンク 優しさ・愛情
パステルカラー 穏やかさ

例えば、産婦人科や小児科では優しさが感じられる色を使います。ピンクやパステルカラーが好まれる傾向があります。

クリニックのロゴではポジティブなイメージを抱かせるような色使いが重要です。そのためロゴを制作する際は色使いに工夫が必要になります。

安心感を与える

ロゴのイメージキーワードは次のようなものがあります。

  • 安心感
  • 信頼感
  • つながり
  • サポート

クリニックのロゴは患者が安心できるデザインを採用しましょう。病院を訪れる患者は体調不良で不安を抱えているため、少しでも安心感を持ってもらうということが重要です。

診療科目にちなんだデザイン

ロゴは医療機関の診療科目にちなんだものを使用したデザインを採用するといいでしょう。

例えば、歯科医院であれば「歯」を連想できるもの、動物病院であれば「動物」といった、ひと目で何の病院かわかりやすいデザインがおすすめです。

クリニックのロゴはそれぞれのオリジナリティを出しつつ、親しみや安心感が得られるロゴデザインが適切といえます。

クリニックのロゴ作成事例15選

クリニックのロゴ作成事例15選を紹介します。

  • 自然・動物
  • アルファベット
  • 診療内容
  • 院長先生

自然・動物

自然や動物をイメージしたデザイン、親しみやすさ、やわらかさが特徴です。

神奈川県にある「長瀬クリニック」は、内科、消化器内科、肝臓内科、内視鏡内科を標榜しているクリニックです。ロゴは亀と虹を使い可愛らしさを打ち出し、世代を問わず親しみが持てるデザインになっています。親しみやすさと楽しさを感じさせるロゴは患者に安心感を持たせることができます

クリニック名 長瀬クリニック
ホームページ https://www.nagase-clinic.jp/
住所 神奈川県川崎市高津区下作延3-3-10
電話番号 044-870-5225

宮城県にある「石井皮膚科」のロゴは、可愛らしいうさぎをモチーフに敢えてグレーと黒を用いて上品さと落ち着きのあるデザインに仕上げています。また、使用されているフォントが特徴的で真面目な印象を与えます。

クリニック名 石井皮膚科
ホームページ https://ishiihihuka.jp/
住所 宮崎県延岡市卸本町2-19
電話番号 0982-28-1112

東京世田谷にある「松陰神社前クリニック」のロゴは、近くの松陰神社の木をモチーフに青色の元気がない鳥が、木の精に癒やされ元気になり赤色の鳥になって飛び立つ様を表しています。親しみや楽しさを感じさせるロゴに仕上げています。ちなみに使用されている色は、早く地域に溶け込めるように有名なコンビニと同じ配色を取り入れています。

クリニック名 松陰神社前クリニック
ホームページ https://www.shoinjinjamae-clinic.com/
住所 東京都世田谷区世田谷4-1-3
電話番号 03-3706-6060

長野県にある「降旗醫院」は、内科、呼吸器科、アレルギー科を標榜するクリニックです。医院をあえて醫院と旧漢字を使用してフォントも明朝体にすることで権威性を感じることができます。使用されている若草色は若葉がのびる感じとクリニックの将来性を重ねています。茶色を使うことで温もりや居心地の良さという安心感もイメージでき、真面目さと美しさを兼ね備えたロゴです。

クリニック名 降旗醫院
ホームページ https://furihataclinic.com/about/
住所 長野県長野市風間249-1
電話番号 026-213-7731

 

京都にある「たじり消化器・肝臓内科クリニック」のロゴはコアラをモチーフに医院名のイニシャルの「T」を組み合わせて制作されました。「T」とコアラの掛け合わせがユニークな印象を与えるロゴです。病院の理念が「気軽に相談できる先生を見つけたい」というものでロゴのイメージとマッチしています。親しみやすさと楽しさが感じられるロゴです。

クリニック名 たじり消化器科・肝臓内科クリニック
ホームページ https://tajiri-net.com/about/
住所 福岡県京都郡苅田町神田町3-3-25
電話番号 093-436-0138

 

福岡県にある「ひらやま内科クリニック」は、内科、呼吸器内科、アレルギー科を標榜するクリニックです。クリニックのテーマは幅広い年齢の方が気軽に立ち寄れるというもので、親しみやすさを念頭におきアルファベットの「H」と小鳥のキャラクターでデザインされています。イメージはキレイな空気(肺)になり鳥が美しい歌声を響かせるというもので、親しみやすさと楽しさが感じられるロゴです。

クリニック名 ひらやま内科クリニック
ホームページ https://www.hirayama-cl.com/
住所 福岡市西区福重4-7-6
電話番号 092-894-1066

大分県にある「かみぞのキッズクリニック」は、小児科、アレルギー科を標榜するクリニックです。ロゴは晴れ渡った青空とあえてネガティブなイメージを持たせる雲を使用しています。クリニックに来院して青空のように明るくなって帰って欲しいという願いが込められたロゴです。親しみや楽しさが感じられ子供が健康になって欲しいという保護者の気持ちに沿ったデザインは多くの保護者に共感してもらえるロゴです。

クリニック名 かみぞのキッズクリニック
ホームページ https://kamizono-kids.com/
住所 大分県大分市大道町4-5-27
電話番号 097-529-8833

診療方針や診察内容からデザインに人の部位や形の要素を取り入れたデザインです。

大分県にある「かみだ脳神経クリニック」は、脳神経外科、神経内科、リハビリティーション科を標榜するクリニックです。ロゴのテーマは「脳に幸せを」で制作されています。頭の部分に幸せを意味するクローバーを使用し、やわらかい印象に仕上げています。頭の病院だとわかりやすいように顔のイラストから頭のクローバーを強調するデザインになっています。緑色はやすらぎや、リラックスを与える色で安心感の持てるロゴになっています。

クリニック名 かみだ脳神経クリニック
ホームページ https://tkamida.com/
住所 大分市大字鷺野1028-1
電話番号 097-567-1177

東京都町田市にある「町田エールクリニック」は、内科、糖尿病内科、消化器内科を標榜しているクリニックです。ロゴは診療に笑い療法を取り入れ患者の苦痛や不安をやわらげ治療していくイメージで制作されています。人が元気にバンザイをしている「Y」と「e」は笑顔を表しています。エールクリニックという医院名を表現したロゴになっています。

クリニック名 町田エールクリニック
ホームページ https://www.yell-cl.com/
住所 東京都町田市中町1-9-22
電話番号 042-739-5533

アルファベット

医療機関名の頭文字をモチーフにしたデザインには、アルファベット+αの要素を入れることが一般的です。

山口県にある「中司内科」は、内科、循環器科、呼吸器科、アレルギー科を標榜するクリニックです。中司内科の中の字の「n」がドーム型の屋根をイメージし、クリニックの「c」を白十字でくりぬいたものを囲ったデザインです。コンセプトは「当院が患者を助け合って包み込み支え守ること」です。フォントも印象的なゴシック体を使うことで見た人に力強い印象を与えるロゴになっています。

クリニック名 中司内科
ホームページ https://nakatsuka-naika.jp/service-clinic/
住所 山口県防府市田島587-1
電話番号 0835-27-0350

兵庫県にある「まえだ内科神経内科クリニック」は、神経内科を標榜するクリニックです。「M」がモチーフのデザインになっています。「M」の上にある2つの丸は人と人が向き合う様子をイメージしています。患者にしっかり向き合うクリニックというのがコンセプトのロゴです。緑色でやすらぎとリラックス感を出し、青色で誠実で落ち着いた印象を与えるロゴに仕上げています。

クリニック名 まえだ内科神経内科クリニック
ホームページ https://maedaneurology.com/
住所 兵庫県加西市野上町274
電話番号 0790-45-2050

診療内容

特徴となる診療内容をモチーフとしたデザインは、患者にダイレクトに伝わります。

東京都江東区にある「本田医院」は、内科、胃腸科、呼吸器科、糖尿病内科、皮膚科を標榜するクリニックです。医院名は書家に書いてもらい、その雰囲気に合わせたロゴデザインになっています。ロゴマークは診療内容から、胃、大腸、内視鏡をイメージしたものに仕上げています。落ち着いた知的な青色と安心感を与える茶色がフォントと上手くマッチして患者に信頼感を与えるロゴになっています。

クリニック名 本田医院
ホームページ https://hondaiin.net/
住所 東京都江東区住吉2-11-1
電話番号 03-3631-9457

静岡県にある「とみ皮膚科クリニック」は、美容皮膚科を標榜したクリニックです。ロゴはクリームを皮膚に優しく「ちょん」と乗せたところをイメージして制作されています。美容皮膚科ということでピンク色を使い、やすらぎや女性らしさを表しています。フォントを敢えて薄いグレーにすることで、ロゴマークを際立たせ全体的に優しいイメージに仕上がっています。

クリニック名 とみ皮膚科クリニック
ホームページ https://tomiskinclinic.com/
住所 静岡県富士市石坂68-8
電話番号 0545-51-1030

院長先生

院長先生のプロフィールに由来するものをモチーフにしたデザインは、患者との会話のきっかけになるでしょう。

大分県にある「しみず小児科」は、小児科を標榜したクリニックです。肥後本線沿線に立地し、玄関前に本物のSL動輪を展示しています。院長が乗り鉄の趣味があり汽車のイメージでロゴを制作しています。緑色をキーカラーにして優しそうな犬をモチーフに安らぎ、親しみ、楽しさを与えるデザインになっています。患者からの人気も高く「ポッポ病院」と親しまれています。

クリニック名 しみず小児科
ホームページ https://shimizu-syounika.com/
住所 大分県大分市下郡中央2-1-1
電話番号 097-503-8366

福岡県にある「かつの整形外科リハビリティーション科」は、整形外科、リハビリティーション科、リウマチ科を標榜するクリニックです。ロゴは院長の名前にちなみ「雷さまの整形外科」のイメージで制作されています。普段の会話から患者の体調の変化に気を配れるようにという思いを込めて風神と雷神の目線を合わせて、心が通い合うようなデザインになっています。キーカラーを茶色にすることで安心感を与え親しみや楽しさも感じさせるロゴです。

クリニック名 かつの整形外科リハビリティーション科
ホームページ http://katsunoseikei.com/
住所 福岡市西区福重4-7-6
電話番号 092-892-1188

クリニックのロゴ制作方法

クリニックのロゴを制作する際はおさえておきたいポイントがあります。次のことに気をつけてロゴを制作していきます。

  • コンセプトを決める
  • イメージを決める
  • プロに依頼する

コンセプトを決める

ロゴ制作にはコンセプトを決めることが重要になります。ロゴにどのようなメッセージを込めるのかを考えます。

ロゴには自院の理念や特徴のほかにも、ロゴが与える印象も考えます。
親近感を持ってもらうのか、権威性を打ち出すのか、ロゴを見た人が感じる印象を考えながらコンセプトを決めていきます。

コンセプトには「概念」という意味があります。
クリニックが持つ概念をロゴに込めることで、ロゴを見ることでどのようなクリニックなのかひと目で患者に訴求することができるでしょう。

コンセプトを決める際はロゴがクリニックの顔であることを念頭に置きながら考えていきます

イメージを決める

コンセプトが決まったらロゴのイメージを考えます。イメージを考える際は次のようなことを考えます。

  • モチーフ
  • キーカラー
  • フォント

キーカラーを決める際は、色で与える印象が大きく変わるので色見本などを参考にするといいでしょう。標榜している科目によって色を考えることは重要です。

優しさを感じさせたいのか、頼もしいイメージにしたいのかでも使用する色は変わります

フォントは明朝体なら頼もしいイメージを与え、ゴシック体なら親しみを感じさせるイメージを与えます。

見た人に与える印象を考えながら、デザイン、色、フォントを決めていきましょう。

プロに依頼する

現在ではロゴを自作することもできますが、ロゴの制作はプロに任すのがおすすめです。いざロゴを作ろうと考えたときに、なかなか考えがまとまらないという場合もあります。

そのようなときにプロに相談すると、自分の考えているロゴを具体的なイメージとして具現化することができます

経験豊富なプロは依頼者からのコンセプトやデザインを聞き出し具現化していくことに長けているからです。

ロゴは1度作ればクリニックの顔、またクリニックのシンボルとして働いてくれるものです。ロゴのポジションはとても重要なものになります。

ロゴにコストをかけることを惜しまず、クリニックの顔として長期的に使用できるロゴを作ることは優秀な営業マンを雇うことと同じと考えましょう。

クリニックのロゴの利用用途

クリニックのロゴは以下の用途で使用できます。

  • 看板
  • 診察券
  • WEBサイト
  • チラシ
  • ユニホーム
  • パンフレット
  • 名刺
  • 封筒

さまざまなシーンでロゴを活用することは自院をアピールするための有効な方法です。ロゴを活用することで、ロゴを見ただけで「あの病院」だと認識してもらえることができるでしょう。

クリニックのロゴ制作で気をつけるポイント

ロゴを制作する際に気をつけるポイントを解説します。

  • 色の使いすぎ
  • 使われる場所の想定
  • 流行に惑わされない

ロゴには色が重要です。色の使いすぎはごちゃごちゃした印象を与え、ロゴの輪郭もぼやけてしまうので注意が必要です。

ロゴは、看板、チラシ、診察券などさまざまな場所で使われます。ロゴを縮小したり拡大したり、どのような場所で使われても認識できることが必要です。

ロゴにも流行りのデザインがあります。流行りのデザインを取り入れると古くなってしまうと、まわりとの整合性がとれない場合があります。ロゴを制作する際は10年20年使用することを想定するといいでしょう。

まとめ:魅力的なロゴで他院との差別化をはかろう!

魅力的なロゴで他院と差別化をはかることは、今後も重要になってくるでしょう。
ロゴは視覚に訴えるものです。生活圏や通勤圏にある病院のロゴは普段は意識して見ているものではありませんが、毎日見ているうちに無意識に覚えてもらえる効果があります。

クリニックのロゴは「ザイオンス効果」を狙っています。ザイオンス効果とは繰り返し接すると印象や好感度が高まり関心の度合いが高まる効果のことです。

魅力的なロゴは集患に大きな役割を果たすのです。現在、ロゴがない、また作り変えたいと考えているなら経験豊富なプロに制作を頼むことをおすすめします。

プロに任せて魅力的なロゴを制作し、他院と差別化をはかることで地域のなかで人気のクリニックとしてのポジションを得ることができるでしょう。