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血圧計のおすすめメーカー10選!選び方と正確な測り方も解説

男女ともに通院する疾患要因で多い高血圧症。血圧は、健康にも大きな影響を及ぼすため、正常な状態をキープさせなければなりません。

そうした観点から、血圧計での測定が重要視されています。

健康状態を知ることで、病気を防ぐなど健康な体の維持につながります。

しかし、血圧計の種類は多いため、どれを選べばよいのか迷ってしまうでしょう。

そこで本記事では、血圧計のおすすめメーカー10選を紹介します。選び方と正確な測り方についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

自院に合う血圧計のおすすめの選び方

自院に合う血圧計のおすすめの選び方は、以下のとおりです。

  1. 計測方法で選ぶ
  2. 計測スピードで選ぶ
  3. 計測部位で選ぶ

計測方法で選ぶ

計測方法を確認して血圧計を選びましょう。

血圧計の計測方法は、アネロイドと全自動血圧計です。

アネロイド 手動で送気ポンプを押して上腕を圧迫
減圧時に文字盤に表れる数値を読み取る
全自動血圧計 圧迫から加圧、計測すべて自動

アネロイドを使用する場合は、手動で計測するため専門知識が欠かせません。

選ぶ際は、どちらが適しているかの確認が大切です。

計測スピードで選ぶ

計測スピードで選ぶことも大切です。

血圧計の計測スピードはメーカーによって異なりますが、約20〜40秒程度です。計測スピードが遅いと、計測時の負担にもつながりかねません。

計測スピードは早ければ早いほど負担を軽減させられるでしょう。目安として、20秒台のものがおすすめです。

計測部位で選ぶ

血圧計の計測部位である以下の3つから選びましょう。

カフ式 上腕に巻くタイプ、コストとスペースの削減につながるが、正しい強さで巻かないといけなく慣れるまでに時間がかかる
アームイン式 腕を通すタイプ、計測の精度が高めだが、サイズが大きく場所をとる
手首式 手首に巻くタイプ、小さいため常に所持できるが、計測値がばらつきやすい

計測方法ごとにメリットとデメリットがあるので、それぞれの特徴を把握する必要があります。

血圧計のおすすめメーカー10選

血圧計のおすすめメーカー10選を紹介します。

  1. オムロン
  2. テルモ
  3. 日本精密機器
  4. パナソニック
  5. エー・アンド・デイ
  6. シチズンシステムズ
  7. ドリテック
  8. エレコム
  9. タニタ
  10. セキムラ

オムロン

タイプ 上腕式・手首式
料金(税込) 6,265円~
スマホ連携
公式サイト https://www.healthcare.omron.co.jp/product/hem/

オムロンは、計測方法ごとにさまざまな種類を販売しています。

「巻くのが困難で計測が大変」「慣れなくて毎日継続できない」という方もいるかもしれません。

しかし、オムロンは腕を通して片手で巻く簡単な計測方法であることから、初めての方でも問題ないでしょう。

また、連携機能があることや計測画面が大きいことから測定がしやすいです。測定時は適切に巻けているかを知らせてくれます。

テルモ

タイプ 上腕式・手首式
料金(税込) 7,678円~
スマホ連携
公式サイト https://www.terumo.co.jp/consumer/products/healthcare/sphygmomanometer/

テルモの血圧計は、測定のしやすさが特徴です。

独自機能を搭載しており、計測時に脈波の不規則なリズムを検知します。計測時に体が動くと知らせてくれるので、計測を正確に行えるでしょう。

無意識に体が動いてしまい、計測値がバラつくといったことを避けられます。

また、計測画面や数字が大きいことから、見やすいことも特徴の1つです。

日本精密機器

タイプ 上腕式・手首式
料金 要問い合わせ
スマホ連携
公式サイト https://www.nissei-kk.co.jp/product/sphygmomanometer/

日本精密機器の手首式は、サイズ調整が可能でフィットさせられるため計測はしやすいでしょう。

しかし、モニターが小さいため、数字の確認はしづらいといったデメリットもあります。

血圧計の測定は朝と夜で行いますが、別々で結果を管理できる機能も搭載しています。

パナソニック

タイプ 上腕式・手首式
料金 要問い合わせ
スマホ連携
公式サイト https://panasonic.jp/ketsuatsu/

パナソニックは、約3ヶ月間2人分の血圧値を管理できるのでおすすめです。

使いやすいことが特徴で、ボタン1つの手軽な測定と体動サインのセンサーによる正確な測定をサポートします。

画面と文字が大きく見やすいので、高齢者の方にも優しく利用しやすいでしょう。

エー・アンド・デイ

タイプ 上腕式
料金 要問い合わせ
スマホ連携
公式サイト https://www.aandd.co.jp/products/medical/hhc/hhc-humerus/

エー・アンド・デイの血圧計は、国際的な精度基準を満たしていて品質が高いことが特徴です。

計測方法はボタンを押すだけの簡単操作で、計測スピードにも優れています。そのため、計測時の負担は大きく軽減できるでしょう。

負担をなくせるので、朝と夜2回の計測を継続して行いやすくなります。

また、音声ガイドがついているため、悩みや疑問なく計測ができます。

シチズンシステムズ

タイプ 上腕式
料金 3,380円~
スマホ連携
公式サイト https://www.citizen-systems.co.jp/health/products/health02.html

シチズンシステムズは約60回計測結果の記録ができます。

3回分の測定結果の平均値を出すことも可能で、過去からの変化を比較しやすいでしょう。

比較がしやすいので、特に自分の健康状態把握には優れています。

約20秒の計測スピードとボタン1つの測定ができるため、毎日の測定に負担はありません。

毎日の測定やかかる時間が負担に感じる人にはおすすめの血圧計です。

ドリテック

タイプ 上腕式・手首式
料金 要問い合わせ
スマホ連携
公式サイト https://dretec.co.jp/medical/sphygmomanometer

ドリテックは購入しやすく、文字サイズの大きさが特徴の血圧計です。

比較的料金は安いですが、機能は他社に劣りません。2人での計測もそれぞれ記録できるため、夫婦でも活用できます。

ドリテックの血圧計は、機能が豊富です。そのため、コストを抑えつつ問題なく毎日の計測が行えます。

家庭で利用する血圧計にはお金をかけたくないという方も多いので、コストを抑えられるのは嬉しいポイントです。

エレコム

タイプ 上腕式・手首式
料金 8,459円~
スマホ連携
公式サイト https://www.elecom.co.jp/category/cat_sphygmomanometer/?category=client-personal

エレコムでは計測結果の記録を2人まで行えます。

記録が可能な人数は血圧計選びでも重要なポイントとなり、2人で利用するのに記録可能人数が1人ではうまく利用できません。その点、エレコムは2人の記録ができ、家族などでの利用に向いています。

また、スマホと連携すると血圧値の変化をグラフで表示させられます。

数字だけで確認するよりもグラフなどで確認する方が視覚的にわかりやすいです。

なお、充電タイプであるため、自宅はもちろん外出先での計測ができる点もおすすめです。

タニタ

タイプ 上腕式・手首式
料金 用問い合わせ
スマホ連携
公式サイト https://www.tanita.co.jp/product/bloodpressuremonitor/

タニタの血圧計はクリップがついているので、比較的ラクに巻くことができます。

他社製品のカフ式にはないポイントなので、魅力的に感じるでしょう。

カフ式を使いたいけど巻くのが大変で時間がかかると聞いて心配な方なら、タニタのカフ式血圧計を利用してみることをおすすめします。

セキムラ

タイプ 上腕式
料金 13,500円~
スマホ連携
公式サイト https://www.sedent.co.jp/professionals/view/175

セキムラの血圧計は、一般家庭用への販売はありません。

主に、病院など医療従事者の利用を目的として販売されており、手動式の専門知識が必要となる機種も取り扱っています。

使用用途に合わせてセキムラの血圧計を選びましょう。

血圧計を患者におすすめするときのポイント

血圧計を患者におすすめするときのポイントは、以下の5つです。

  1. スマホとの連携機能の有無
  2. 記録など血圧測定以外の機能の充実性
  3. 電源方式の豊富さ
  4. 適切な記録可能人数
  5. 価格帯

スマホとの連携機能の有無

スマホとの連携機能の有無は、血圧計の大事なポイントの1つです。

血圧の計測は、毎日行い変化を比較することが大切です。スマホとの連携機能があれば、計測結果をスマホに記録できます。

結果の管理と確認が容易になるので、なるべく連携が可能である血圧計を選びましょう。

記録など血圧測定以外の機能の充実性

血圧測定以外の機能の充実性は、重要となります。

血圧計でできることは、血圧の測定だけではありません。

結果の記録や正確な測定をサポートする機能など豊富にあります。これらの搭載機能はメーカーによって異なるので、購入前に確認しておくことが大切です。

電源方式の豊富さ

電源方式が豊富な血圧計がおすすめです。

基本的に電源方式は、乾電池タイプと充電タイプの2種類があります。

乾電タイプは持ち時間も長く持ち運びやすいですが、電池が切れた時の交換の手間と買い忘れのリスクがあるでしょう。

一方、充電タイプはいつどこでも計測できますが、外出先での充電ができない場合、決まった場所での計測しかできません。

血圧は毎日計測するものですから、どちらの電源方式も可能な血圧計を活用しましょう。

適切な記録可能人数

血圧計は、適切な記録可能人数であることが大切です。

血圧計はメーカーによって記録できる数が異なります。

仮に2人家族で利用したい場合、1人までしか記録できない血圧計を購入すると、2人での利用はできません。

一人ひとりの計測結果を管理するために、適切な記録可能人数である血圧計がおすすめです。

価格帯

価格帯が適しているかもポイントです。メーカーと搭載機能によって価格は異なります。

また、病院で利用されている血圧計の価格は高めです。

もし、家庭で利用するなら、標準機能を搭載したコストの低いものを選びましょう。

血圧計の正確な測り方のポイント

血圧計の正確な測り方のポイントは5つあります。

  1. 正しい姿勢で測定する
  2. 落ち着いた状態で計測する
  3. 毎日同じ時間帯に計測する
  4. 室温を20℃前後に設定する
  5. お手洗いは事前に済ませる

正しい姿勢で測定する

計測時は正しい姿勢であることが大切です。

正しい姿勢を維持して計測するために、椅子に座り背筋を伸ばしましょう。

両足を床につけ腕はテーブルの上に置きます。

また、計測部分と心臓の高さを合わせて測定してください。

落ち着いた状態で計測する

そして、落ち着いてリラックスしている状態で計測しましょう。

血圧は落ち着いた状態でないと、正しい数値が計測ができません。

心が安定していない場合は無理して計測せずに、多少の時間を置いてから計測することが大切です。

毎日同じ時間帯に計測する

血圧計は、毎日同じ時間帯に計測します。

血圧値は1日の中でも時間帯によって変動します。

毎日の計測時間が違うと、血圧値の変化を比較できません。

そのため、決まった時間の計測が重要で、日本高血圧学会によると起床後1時間以内の朝食前と就寝前の2回が推奨されています。

室温を20℃前後に設定する

室温は20℃前後に設定してから計測しましょう。

血圧値は気温によっても変動するため、熱すぎたり寒すぎたりすると計測結果にバラつきが生じます。

決まった計測時間前にエアコンをつけて20℃に設定しておきましょう。夏や冬は室温の設定が難しいですが、正しい健康状態の把握には欠かせません。

お手洗いは事前に済ませる

計測前にはお手洗いを済ませておきましょう。

尿意や便意も血圧値を変動させる要因になりかねません。

正しい結果を記録し続けるためには、お手洗いを事前に済ませる必要があります。

まとめ:血圧計のおすすめメーカーを使用して自分の健康状態を知ろう

血圧計があれば、健康に欠かせない血圧値の測定が可能で、自分の健康管理に役立ちます。

また、健康管理を行うにあたって、血圧計の正しい方法と機械の選び方がとても大切です。

ぜひ本記事で解説した内容を参考に、血圧計おすすめメーカーの使用で自分の健康状態を知りましょう。