「皮膚科の開業をしたいけど失敗したくないよな」
「皮膚科の開業をするとどれくらいん資金が必要になるのか?」
このような考えをお持ちではないでしょうか?
今回は、皮膚科の開業を検討している方に役立つ、以下の内容を紹介します。
- 開業で失敗しないためのポイント
- 皮膚科の開業資金
- 皮膚科の開業医の年収
- 皮膚科の開業で困った際の相談先
それぞれの内容について、きちんと理解することで、皮膚科の開業に対して感じている不安を解消できるでしょう。
ぜひ最後までお読みください。
この記事の内容
皮膚科の開業で失敗しないためのポイントは?
ここでは皮膚科を開業する際に失敗しないためのポイントを解説します。
- 立地
- 内装
- マーケティング
- 資金計画
以上の4つについてのポイントを解説します。
ポイント1:立地
1つ目のポイントは、立地についてです。
近年は、皮膚科の中でも美容目的での受診が増えています。
美容目的の皮膚科を探す場合は、Webからの集客が多いと考えられます。
Webから集客すると、地元ではない地域から通院してくれる方もいるため、なるべく駅チカの便利な場所がおすすめです。
ポイント2:内装
2つ目のポイントは、内装についてです。
皮膚疾患の方が多いことを考慮すると、土足で受診できるのが最適でしょう。
また、美容皮膚科ではない場合でも、パウダールームを設置しておきましょう。
その際、アメニティを強化しておくと、患者からの高評価につながりやすいです。
ポイント3:マーケティング
3つ目のポイントは、マーケティングについてです。
先ほども少し触れたように、美容皮膚科を併設している場合、Webからの集客がメインになるでしょう。
しかし、通常の皮膚科では、地元の幅広い年代層が患者となります。
そのため、Web集客に力を入れつつ、チラシや看板などのアナログ集客にも手を抜かないことが大切です。
ポイント4:資金計画
4つ目のポイントは、資金計画についてです。
開業する際には資金計画を立てることになります。
この際、あまり無理をした資金計画を立てないことが非常に重要です。
皮膚科は多くの方に必要とされている診療科ではありますが、必ずしも開業が成功するわけではありません。
もちろん何もなく無難に成功するのが1番良いことではありますが、それほど甘いわけではありません。
仮に失敗をしてしまった場合、無理のある資金計画を立てていると、お金のやりくりにすぐに困ってしまうこととなります。
そうなると生活費を削らないといけなくなる可能性もあるので、必ず余裕のある資金計画を立てましょう。
皮膚科の開業資金はどのくらい必要?
ここでは、皮膚科を開業する際にどれくらいの資金を用意する必要があるのかを解説します。
皮膚科の一般的な開業費用は4,000万円〜6,000万円とされています。
簡単な内訳としては、以下の通りです。
- テナント料・内装工事費:2,000万円
- 設備費:500万円
- その他:500~1,000万円
- 運転資金:1,200万円
これらを用意するとなると、最低でも4,000万円ほどは用意をしておくと安心だといえるでしょう。
皮膚科を開業した際の年収は?
では、皮膚科を開業すると、年収はどのくらいになるのでしょうか?
「第23回医療経済実態調査 (医療機関等調査)報告-令和3年実施-」を見ると、皮膚科の開業医の年収はおよそ3,000万円ほどとなっています。
ただ、この値は平均値のため、これよりかなり年収が高い方もいれば、低い方もいるのが現状です。
その原因は美容皮膚科を導入するかどうかです。
当然、美容皮膚科を導入できれば単価がかなり高まるため、年収も必然的に上向いていくことが考えられます。
また、通常の皮膚科のみだと他の診療科と比べ、平均の客単価は下がってしまうため、どれだけ多くの患者を集客できるかが鍵になります。
皮膚科の開業で困ったら誰に相談すればよいか?
皮膚科の開業をする際、もしも困ってしまったことがあれば、誰に相談すれば良いのでしょうか?
主な相談先は、以下の3つです。
- コンサルタント
- 税理士
- 社会保険労務士
それぞれどんな相談を受けてくれるのか、以下で解説します。
①コンサルタント
1つ目は、コンサルタントです。
もしコンサルタントを利用するなら、皮膚科の開業に特化したコンサルタントを選ぶと良いです。
皮膚科の経営に関してはどんなことでも相談できるため、とても頼りになるでしょう。
しかし、コンサルタントには資格がないので、質の高いコンサルタントであるかどうかをあらかじめ確認した上で契約することが大切です。
②税理士
2つ目は、税理士です。
主に医院の税金面に関して面倒を見てくれるので、力強いパートナーとなるでしょう。
また、多くの医院を見てきた税理士だと、資金繰りについてのアドバイスもかなり的確にしてくれる場合があります。
税金のみならず、資金繰りに関するサポートも受けられる税理士を選ぶと良いでしょう。
③社会保険労務士
3つ目は、社会保険労務士です。
人事や雇用など、皮膚科における労働関係におけるサポートをしてくれます。
雇用が適切に行われているのか、また法改正に対応しているのかなどを確認してもらえます。
社会保険に関するアドバイスや人事コンサルティングなどを受けられる場合もあるので、労働関係で困った時は活用してみましょう。
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まとめ
今回は皮膚科の開業についてのポイントを解説しました。
皮膚科は美容皮膚科を導入するかどうかで、その形態が全く変わります。
ただ、お金欲しさのためだけに美容皮膚科を導入すると、中途半端になってしまって良い成果が出ないことが多いでしょう。
きちんと医院の設立理念や自分のやりたいことなどを考慮した上で、導入は慎重に検討しましょう。
ぜひ、今回の内容を参考にして、皮膚科の開業への一歩を踏み出しましょう。