「歯医者のロゴはどのようなポイントを意識して作成すればよい?」と気になってはいませんか。
患者のイメージに大きく影響を与えるロゴ。そのため、どのような点を意識して作成すればよいのか気になっている方も多いでしょう。
そこで、本記事では歯医者のロゴを作成する流れやポイントを5つ紹介します。その他にも、歯医者におけるロゴの重要性も説明するため、これから歯医者のロゴを作成する予定の方は参考にしてください。
この記事の内容
歯科医院におけるロゴの重要性
この章では、歯医者におけるロゴの重要性を説明します。歯医者においてロゴが重要な理由は、以下の2つです。
- 歯医者を覚えてもらえる
- 他院と差別化できる
これから順番に説明していきます。
歯科医院の名前を覚えてもらえる
ロゴを作成すると、視覚的に歯医者を覚えてもらえるという魅力があります。病院名を覚えてもらえなかったとしても、ロゴから先に認知してもらうことも可能です。
道を歩いているときに歯医者とわかる看板のロゴが視界に入れば、そこにある病院は歯医者として覚えてもらえます。病院名だけでは、皮膚科や耳鼻科と間違われることもあるでしょう。
病院名だけでは目に留まりにくかったとしても、歯医者がイメージできるようなロゴを活用することで、多くの人に歯医者がそこにあることを知ってもらえるのです。
他院と差別化できる
歯医者のロゴを作成するメリットには、他院と差別化できるというものがあります。
これから通う歯医者を選ぶ際、まったく知らない歯医者とロゴを知っている歯医者であれば、ロゴを知っている方が選ばれる可能性が高くなるでしょう。これは歯医者に限ったことではなく、商品を購入する際にも言えることです。
どれだけ患者にとって魅力的なサービスを提供していたとしても、選んでもらえなければ意味がありません。
歯科医院のロゴ制作の流れ5STEP
この章では、歯医者のロゴを制作する流れを紹介します。紹介する流れは、以下の通りです。
- テーマを決定する
- コンセプトを決定する
- モチーフを決定する
- 文字のデザインを決定する
- 色を決める
STEP1.テーマを決定する
まずはロゴのテーマを決定します。ロゴのテーマは歯医者のイメージに直結しやすいものです。ロゴを見た人にどのような印象を持ってもらいたいのか考えましょう。
テーマには、以下のようなものがあります。
- 最先端の医療サービスを提供している歯医者
- 高級感のある歯医者
- 大人から子供まで多くの人が利用する歯医者
STEP2.コンセプトを決定する
コンセプトとは概念を意味する言葉です。前項で決定したイメージを持ってもらうためには、どのようなコンセプトを決定すべきなのか考えましょう。
テーマには、以下のようなものがあります。
- 親しみやすさ
- 清潔さ
- 知的さ
- パワフルさ
STEP3.モチーフを決定する
モチーフとは、ロゴを構成する要素を意味する言葉です。
実在するものをモチーフにした場合、実在するものが与えるイメージを表現できます。例えば、歯医者の場合は、歯や歯ブラシなどが挙げられます。カフェの場合は、コーヒーカップやスプーンなどでしょう。
その他にも、イニシャルをモチーフにするといった事例もあります。
STEP4.文字のデザインを決定する
ロゴに文字を入れる場合は、文字のデザインを決定します。文字の書体やレイアウトを選びましょう。
「歯医者」という文字でも、どのフォントにするかによって与える印象は異なります。さまざまなフォントで表記した文字を並べてみて、コンセプトに一致するものはどれか検討してください。
STEP5.色を決める
モチーフや文字のデザインが決定したら、最後は色を決めます。色によって与える印象は大きく異なるため、どの色がどのような印象を与えるのか理解したうえで、適切なものを選びましょう。
以下で、色が与える印象についてまとめました
色 | 与える印象 |
---|---|
赤 | 温かい、明るい、情熱的、活動的。 |
青 | 爽やか、落ち着いた、清潔感、知的。 |
黄 | 明るい、賑やか。 |
緑 | 安らぎ、新鮮さ、リラックス。、 |
オレンジ | 温かい、賑やか、活動的。 |
青 | 爽やか、誠実さ、落ち着いた。 |
紫 | 高級感、神秘的、上品さ。 |
ピンク | 安らぎ、女性らしさ。 |
灰 | 上品さ、落ち着いた。 |
白 | 純粋、清潔感。 |
金 | 高級感、豪華。 |
歯科医院のロゴ事例3選
ここでは、歯医者のロゴ事例を紹介します。
- みどり歯科クリニック
- はしもと歯科クリニック
- ほんだ歯科クリニック
それぞれの歯科のロゴを見ていきましょう!
例1.みどり歯科クリニック
福岡県福岡市に位置するみどり歯科クリニックのロゴです。
花のようなイラストの中央に歯のイラストが描かれており、歯にはMというイニシャルが記載されています。ロゴは主に金色で描かれており、高級感あふれる印象を受けるでしょう。
例2.はしもと歯科クリニック
次に、奈良県奈良市にあるはしもと歯科クリニックのロゴを紹介します。
2つの正方形の中に、歯のイラストが円状に並んでいるデザインです。白・赤・黒の3色でデザインされたシンプルなもので、洗練された印象を受けます。
例3.ほんだ歯科クリニック
最後に紹介するロゴは、京都府京都市に位置するほんだ歯科クリニックのものです。
靴とリボンでハートのようなデザインとなっており、親しみを感じられるデザインとなっています。サーモンピンクで優しい印象を与えている点も魅力です。
歯科医院のロゴを作成するポイント5つ
これまで歯医者のロゴの重要性について説明しました。次に、この章では、歯医者のロゴを作成するポイントを5つ紹介します。
紹介するポイントは、以下の5つです。
- 先進的か
- 普遍的か
- 場所の制約を受けないか
- 印象に残るものか
- ブランディングができているか
これから順番に説明していきます。
1.先進的か
歯医者のロゴを作成する際、トレンドなど先進的なデザインを取り入れていない場合、数十年後には古い印象を与えてしまう可能性があります。周りの歯医者よりも古い印象を与えてしまい、患者が他院に流れてしまう場合もあるのです。
歯医者のロゴを作成する際は、数十年後も使用できるデザインか意識する必要があります。
2.普遍的か
歯医者のロゴにトレンドを入れ過ぎた場合、数十年後には使用しにくいデザインとなる可能性があります。時代に左右されないデザインを意識する必要があるのです。
しかし、普遍的なものにすれば、他院とデザインが似すぎてしまい、差別化が難しくなるといった問題も。どこまで普遍的なデザインにして、どこでどう個性を出すのかの見極めが重要となります。
3.場所の制約を受けないか
歯医者のロゴは、看板やチラシなど多くの場所で使用します。そのため、どのような場面でも見やすいようなデザインを意識しなければなりません。
大きくロゴを表示した場合はなにも問題がなかったとしても、小さくロゴを表示することで、文字やイラストがつぶれてしまったり、色の判別がしにくかったりすることがあります。媒体やサイズなどで影響を受けないようなデザインを作成しましょう。
4.印象に残るものか
歯医者のロゴを作成するのであれば、見た人の印象に残るものがよいでしょう。そのため、色やイラストを駆使して、覚えてもらえるようなデザインにする必要があります。
しかし、ただ目をひくだけで歯医者であることがわかりにくいものであると、意味がありません。パッとロゴを見た際に、歯医者であることがわかることも重要です。
5.ブランディングができているか
ロゴは歯医者のブランドを表すものです。デザインによって、見た人に与えるイメージが異なるため、どのようなブランディングをおこないたいのか意識して作成する必要があります。
歯医者によっては、清潔感や親近感など特にアピールしたいものは異なります。色やキャラクターなどを工夫して、作成するデザインを検討しましょう。
まとめ:ポイントを意識して歯科医院のロゴを作成しよう
本記事では、歯医者がロゴを作成する際に意識すべきポイントを5つ紹介しました。紹介したポイントは、以下の通りです。
- 先進的か
- 普遍的か
- 場所の制約を受けないか
- 印象に残るものか
- ブランディングができているか
歯医者のロゴは集患や増患において大きな効果があるものの、作り方を間違えれば、得られる効果は半減してしまいます。そのため、本記事で紹介したポイントを参考にして、ロゴ作成を成功させてください。
ロゴと合わせて歯科医院の集患には病院検索サイトの利用もおすすめ
歯医者の集患・増患には、ロゴ作成と併せて、病院検索サイトの利用もおすすめです。病院検索サイトとは、ユーザーがさまざまな条件で希望の病院を絞り込めるサイトのことです。
歯医者が病院検索サイトに情報を掲載することで、ユーザーが特定の条件を入力した際に、ユーザーに自院が表示されます。そのため、病院検索サイトは集患・増患対策に効果があるのです。