石神井公園駅前四季デンタルオフィス

中村 紀子 院長＆古木 譲 副院長への独自インタビュー

歯のことで悩みが多かった、子ども時代の想いがきっかけで歯科医師を目指す

私自身、幼い頃から歯のことで苦労してきました。ちょっとした虫歯ではありましたが、虫歯の部分を削られるたびに、新しく虫歯が出てきてしまい、削る部分が大きくなってしまうことが気になりました。虫歯の治療をすると、見える範囲では周りから治療していることを言われてしまうというのも嫌でしたね。クリニックに通院するたびに「また歯医者に行かなきゃ」とネガティブな気持ちで嫌々通っていたことを思い出します。そんな経験を経て、「前向きな気持ちで楽しく通える歯医者があればいいのに」という思いを抱くようになり、良い病院はどこだろうと、当時いろいろな歯科クリニックを探して通いました。そして、高校生の頃、本当に患者さんに寄り添った歯科クリニックは、どんなものだろうと興味を持ったことが歯科医師を目指したきっかけです。この頃は、英語が得意でしたので英語系の仕事に就くのかなと漠然と考えていましたが、自分自身が歯の状態で悩むことが多くあり、だんだん歯科の分野に興味を持つようになったということですね。もともと、裁縫や料理など手先を使う細かな作業が好きで得意だったこともあり、向いているんじゃないかなと。実際、歯科医師という職業は一見関わりのないようなことでも様々な経験が生かせる仕事だと思っております。
歯でおいしく食べることは、健康を維持する上でとても大事なことです。これらの大事な想いは長く大学病院の補綴科で入れ歯やセラミック治療や咬み合わせの研究をしながら、歯を失ったところに入れ歯やセラミック等のかぶせ物を作っていく治療を専門に行い、難症例も数多く手がけてきました。そうした大学病院で培った経験を地域の皆さんに還元したいとの想いから、いずれは私自身のクリニックを持ちたいと考えてきました。出産・育児や介護などを経て、新たなライフステージに入ったと感じたこのタイミング。今まで学んできたことや経験を積んできたことを、今度は地元に根付いて提供していきたいと思い、この土地石神井公園でクリニックをスタートさせることができました。花々や緑を各所に配していますので、天然のアロマも楽しんでいただけると思いますよ

将来性を考慮しながら行う補綴治療を専門に

コンセプトは「楽しく食べて、生き生き笑顔」です。私は祖母の介護を経験しました。総義歯ながら硬いお煎餅もバリバリ食べていた祖母でしたが、脳出血に起因する麻痺と認知の低下により、固形物を食べ物として認識できなくなり、口からの食事が難しくなってしまいました。同時期に育児も行っていたのですが、介護と育児を並行して担いながら、改めて楽しく食べることの大切さを再確認したのです。以来、楽しく笑顔で食べることの大切さを伝え、それを守ることが歯科医師としての私の使命と感じており、このクリニックでも何より大切に実践していきたいと考えています。
ほかにもいろいろな経験が役立っていると感じています。私は一度始めたらとことん追求したい性格で、介護を通してケアマネジャーの資格を取得したり、さまざまなことにチャレンジをしてきました。介護の経験はクリニック設計時に車いすでのアクセスを考える際などに大いに役立ちましたし、お子さんの対応も得意と言えます。また、アロマテラピストやエステティシャンとしての資格も多数持っており、クリニックの環境づくりや診療時の対応などに知識と技術を活用し幅広い層に癒やしの診療を心掛けております。

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