いけだ歯科クリニック

池田 昌彦 院長への独自インタビュー

歯を失わないように手を尽くす「残す治療」に魅力を感じて

父が歯科医師であったことが大きいですね。でも、「歯科医師になりなさい」と直接言われてきたわけではないのです。何かを作ることが好きだったということも関係してるかもしれませんし、それが高じて一時期は服飾関係の仕事に就こうと考えたこともあったのですが（笑）、気づいたら父と同じ仕事を選んでいました。
大学を卒業後、同付属病院の保存修復科に8年籍を置きました。私の中で、歯科は、“最初”と“最後”に分けることが出来ると認識しています。最後とは、入れ歯やインプラントのように、失ってしまった機能を再建するもの。これに対して、そもそも歯を失わないように手を尽くすのが保存という分野であり、「残す治療」に魅力を感じ、この分野を選んだのです。
大学病院を退職後、複数の歯科医院で経験を積み、2014年5月にこの地（西武池袋線・石神井公園駅から徒歩3分）で歯科・小児歯科・歯科口腔外科の『いけだ歯科クリニック』を開院致しました。こだわったのは、駅からの近さと、1階であること。バリアフリーであることに加え、1階ならば中の様子もわかりますから、患者さんにとって敷居を低くすることにつながると考えたのです。
開院から1年が経過しようとしている今、ご高齢の方からお子さんまで、幅広い層の方にご利用いただいています。

予防歯科の考えを患者さんに持っていただくことが非常に重要

虫歯の治療に始まり、いわゆる根っこの治療、あるいは歯周病の治療等をおこない、歯を残していくことを目的とします。その象徴とも言えるのが、MI（ミニマルインターベーション）治療ということになります。MI治療では、虫歯の部分だけを取り除き、健全な歯を残して治療することにより、歯自体の寿命を延ばしていくことを目的とします。しかしながら、虫歯の部分が大きくなり過ぎますと、MI治療は施すことが出来なくなります。だからこそ、予防歯科の考えを皆さんに持っていただくことが非常に重要になってくるのです。

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