大楽歯科医院

大楽 明広 院長への独自インタビュー

親しみやすさを感じ、この地に医院を開設

今とは異なり、私が子供のころは歯医者さんが足りない時代でした。私の母は歯が悪かったのですが、朝5時に起きて整理券をもらいにいき、帰ってきてまた再び出掛けるということを余儀なくされていました。そんな大変そうな母を見て、子どもながらにですが、「だったら、僕が歯医者になって治してあげるよ」と言っていたらしいのです（笑）。今、こうしてこの職業につくことになり、両親の治療も手掛けるようになりました。そういった意味では、1つの夢が実現したということかもしれませんね。
『大楽歯科医院』は1992年に開院いたしました。この辺りは古くから続く下町気質を残した街です。親しみやすさといいましょうか、その辺りを気に入り、働くイメージができたということかもしれませんね。
現在は周辺にマンションがどんどんと建ち、当時と比べても若いご家族が増え、子どもからご高齢の方まで、あらゆる方を拝見しています。もう26年ですか。子供のころに診ていた人が大人になり、結婚して赤ちゃんを産み、その子をまた私が診るというようなケースもちらほら出てきて、時の経つのは早いものだと実感しています。

歯科医療を通じて、より良い人生を歩んでいけるお手伝いを

つまるところ、目の前の方に何をしてあげられるか、ということが大事な点だと思っています。歯科の治療は、とかく押し付けになりがちなのですけれども、その人が何を望み、何をすれば満足してもらえるか、ということを第一に考えるようにしています。
もちろん、皆さんが歯科に対する知識が豊富なわけではありませんから、情報提供をしっかりしていくということが前提にあります。いくらその方が望もうとも、医学的に見て難しいこともありますし、その方法をとらないほうが、結果としてその人のためになるということもありますから。患者さんが人生を歩んでいく上で、その後押しをお手伝いすることができればそれが1番だと考えていますし、それが私の考える「良い治療」だと思っています。

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