竹内 泰子 院長
YASUKO TAKEUCHI
歯科予防先進国スウェーデンスタイルを実践。歯の健康を守るお手伝い。
日本歯科大学卒業。スウェーデン・イェテボリ大学歯周病科に留学。1984年に『竹内歯科クリニック』を開院(小田急小田原線「祖師ケ谷大蔵駅」から徒歩9分)。日本歯周病学会歯周病専門医。
竹内 泰子 院長
竹内歯科クリニック
世田谷区/祖師谷/祖師ヶ谷大蔵駅
- ●歯科
幼い頃からの夢が、今、その形を変えて実現
『竹内歯科クリニック』は、1984年にここ世田谷区で開院いたしました。開業にあたっては、地元の商店街の方の応援が力になりました。子供を預けないことには、働くことはできませんよね。ほとほと困っていたところ、こちらの商店会の方が勧めてくださり、子供を預けると同時にこの場所を得ることができたのです。
当院は開業当初から夜8時まで診療をおこなっています。「働く人達の助けになれば…」と思い始めたことでしたが、当時は夜まで開いている歯科医院は非常に少ないこともあってか、最後の患者さんが終わるのが日付が変わるころ、なんてことがよくありました。大変でしたけども、私としては子供を預かっていただけるだけでありがたいと思っていましたので、無我夢中でした。
子供の頃に通訳や外交官になって世界を回りたいというのが、私の夢でした。実は今、1年に3回から4回、スウェーデンスタイルをもっと多くの歯科専門家に知っていただくために通訳兼解説として、有志の方をスウェーデン・イェテボリ大学にお連れしています。すでに20年以上日本とスウェーデンを往き来していますが、毎回実感することは、日本では治療優先で歯科の定期受診がまだまだ普及していないことです。
30年間スウェーデンスタイルの歯科医療を実践
開業して5年が経った頃、それまで勉強してきた歯周病学を学ぶためにスウェーデンに留学する機会に恵まれました。そこで学んだものと同じこと、スウェーデンスタイルの歯科治療を、このクリニックでも提供しています。
スウェーデンスタイルでは、まず病気の原因を明確にし、何が起こっているかを患者さんに知っていただくことから始まります。歯科医師まかせの治療には限界があるのです。歯周病にせよ虫歯にせよ、原因はお口の中の菌。この事実を理解し、お口の中を清潔に保つことの大切さを学んでいただかなくては先には進むことはできません。削って詰めても、有り余る菌の中に標的となる新しい歯ができたに過ぎず、また同じことをくり返すことになるだけです。一生涯に受ける治療は、1回か2回で充分。治療を受けたら、次は良くなった状態を守ることと悪くしないように目を向けるべきで、そのためには日々のケアとともに、定期的なメンテナンスが大切になります。
現在、患者さんの半数以上は30年近く定期的に通院されている方で、10年以上となると、その数は7割にもおよびます。それだけの方がメンテナンスを受けていただけることが私の自慢です。
患者さんにとってベストの選択を提供できること
治療に際しては、余計なことをしないことが大切です。成人の方で初診でいらっしゃるのは、ほとんどがすでに治療を受けたことがある方になります。そこで1度立ち止まり、その人にほんとに治療が必要かどうか、考えなくてはならないのが私たちの立場だと思うのです。再治療をせずとも何十年と保つ方もおられます。長い目で見て予測がつき、そこに患者さんの協力が得られるのであれば、無用な手出しは最小限にできます。
今、歯科医療は大きく変わる時期に差し掛かっています。患者さんは、決して歯を削って欲しいわけでも、抜いて欲しいとも思っておられないはず。今までの歯科の役割を根本から見つめ直し、その方にとってベストの選択を考えてあげられることが予防中心型歯科医療の原点であり、これがスウェーデンスタイルの基本です。
最終的な目標は、健康な自分の歯でいつまでも過ごしていただくこと。一人ひとりの病気になってる理由を真剣に考えれば、その方法は簡単に出るはず。お口の中を入れ歯や冠せ物で複雑化しないこと。シンプル・イズ・ベストなのですよ。
役割の異なる2つの職種が協力し合い、患者さんを最適な答えへと導いていく
歯科医師と歯科衛生士は、それぞれに異なる役割があります。歯科医師は、削って抜いて被せる、つまり、修理屋さんです。それに対して歯科衛生士は、そうならないで済むようにブレーキをかける人です。むろん、診断は歯科医師がおこなうものであり、その診断に基づいて歯科医師と歯科衛生士がチームとしてアプローチしていくことが必要になります。患者さんにとってのベストソリューションに行き着けるよう、つねにお互いが協力し合うことが大切です。
当クリニックでは、スタッフの多くが、20年、30年という歳月を私と共にしてくれています。見る顔が変わらないというのは、患者さんにとっても安心の材料かもしれません(確実に老けてはいきますが・・・笑)。私は本当に良いスタッフに恵まれ感謝しています。
これから受診される患者さんへ
たかが歯ブラシ、されど歯ブラシです。皆さん、しっかりできていると思われているかもしれませんが、プロの目から見れば、人により、また同じ人であってもお口の部位により、適切なケアは細かく分かれます。ご自分の状況に合った方法を知るためにも、是非定期的に歯科衛生士に診てもらうことをおすすめします。
歯は24時間ずっと働いてるわけですから、ほんとに偉いな、よくやってくれているなと思うんです。その働きづめのお口にもう少し焦点を当てて、1年に1~2回は歯科医院で自分のお口をチェックしてクリーニングを受ける適切な習慣を身につけていただきたいですね。
※上記記事は2017年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
竹内 泰子 院長 MEMO
- 出身地:青森県
- 趣味:読書
- 好きな本・作家:『ナショナルジオグラフィック』「生物学や地学、サイエンスが好きです。」/福岡伸一先生、ダン・ブラウン
- 好きなドラマ:ER
- 座右の銘・好きな言葉:「better than nothing!」
- 好きな音楽:60’sから70’sの音楽
- 好きな場所:ボーッとできる海辺
グラフで見る『竹内 泰子 院長』のタイプ
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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