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岡野 欣之 院長

YOSHIYUKI OKANO

常に納得できる技術を提供。本質を見失うことなく、真摯に歯科医療に取り組む

鶴見大学歯学部を卒業後、7年半の間、東京医科歯科大学にて臨床研修医、専攻生、医員として、歯科補綴学を中心に歯科矯正学、口腔外科学、歯内療法学などを学ぶ。2001年より本院において父と共に診療に従事し、2013年4月に院長に就任。現在に至る(東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」から徒歩3分)。

岡野 欣之 院長

岡野 欣之 院長

岡野歯科医院

文京区/大塚/茗荷谷駅

  • ●歯科
  • ●矯正歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科

父を見て育ち、その背中を追うようにして

岡野 欣之 院長

『岡野歯科医院』は大正4年に祖父によって興され、昭和9年にこの地へと移ってきました。今の建物は父が監修したものになり、はや30数年が経とうとしています。父がこだわったのは、大きな窓のあるレントゲン室でした。一般にレントゲン室は小窓が1つあるだけで、中に入るとどうしても圧迫感を感じるものです。父はそれを懸念し、厚みのある窓を特注してこの仕様にしたらしいのです。円形の天井もそうですね。患者さんに少しでも開放感を感じていただけるよう、この形としたと聞いています。
私は、その父の姿を小さい頃から見て育ちました。当時から父は、歯科技工というものにこだわっていました。夜遅くまで1人で仕事をしていたことが記憶に残っていますが、その姿が子供心にも充実しているように見えたのです。その影響が色濃くあり、「歯医者さんになりたい」と私が父に告げたのは、高校2年生の時でした。ところが、思いがけず、父からは「お前が考えているほどいい仕事ではないかもしれんぞ」と考え直すように言われたのです。今考えれば、父は私の覚悟を試したのかもしれません。確かに、実際にこうして歯科医師になってみますと、苦労することも多いですからね(笑)。でも今となっては、それもありがたいことでした。あとで聞いたことですが、父はもとより、母はすごく喜んでくれたそうです。

納得できる歯科医療を提供したい

岡野 欣之 院長

患者さんのお口の中の健康のために尽くしたいということが根本にあります。そのためには、何より患者さんのお話をしっかりうかがうということが大切です。何がどうなって今の状態になっているのか。「聞いてもらいたい」という方がたくさんおられますから、心ゆくまで話していただくことから始まります。その上で、レントゲンや口腔内の写真を撮り、今の状況をご説明し、その状況に対して考えられる患者さんに合わせた解決策を提示していくことになります。もちろん、その1つひとつの治療方法について、メリット・デメリットを詳しくお伝えすることも大切です。当院では初診の患者さんに関しては、たっぷりと1時間という枠をお取りしています。お話をうかがい、しっかり説明をするとなると、どうしてもそれだけの時間が必要になるのです。患者さんの中には「こんなに話を聞いてくれて、こんなに説明してくれるんだ」という感想をもらされる方が相当数いらっしゃいます。医療を提供する側と受ける側。双方が納得して治療に臨めるようにしていきたいですね。

自院で手がける妥協のない補綴物製作

岡野 欣之 院長

父の意向を受け継ぐ形で、ほぼすべての歯科技工物を当院で製作しています。作ったものがそのままぴったりとはまることがベストとお思いの方も少なくないかもしれません。ですが、作ったものがその場でスパンと入るのは、決して望ましいことではないのです。と言いますのも、例えば、被せ物にしても、隣接する歯との間をいかに口に中で調整していくかでその後の保ちが変わることになるからです。噛み合わせも同様ですが、“ピタリ”を探して少しずつ調整していくことが大切で、それによって後々まで納得できる仕上がりを手にすることが可能になります。
歯科技工物は、技工所さんに頼むのが一般的です。それも結構なのですが、第三者の手が介在することにより、治療に齟齬をきたす面があることは否めません。もうちょっとだけ合わない。それが出てきた時に、自分の手を患わせるだけであれば迷いなくやり直すことができるからです。患者さんには、その分来院していただくことになりますけれど、双方が納得のできる歯科医療を提供するには、妥協をしないということが非常に大切な要素になってくると考えています。

父のやってきたことに私の色を少しずつ加えて

父のやり方を踏襲してきた感がありますけれど、父がまったく手をつけなかったものに、矯正治療があります。矯正治療は、一般的には一昔前までは“子供のもの”という印象があると思うのですが、それが最近では、こちらでも手がけているマウスピース型矯正の普及により、より多くの方、当院でいえば50歳を越える方でお望みになるケースも増えてまいりました。ここ数年のスパンで見ても、材料的な面であったり、その適用の範囲に関しても、矯正治療の進化はすさまじいものがあります。少し長い期間のかかる治療にはなりますけれど、患者さんとともにお口の環境が整っていくのを見られることは、私の専門である補綴とはまた違う種類のやりがいにもなっています。

これから受診される患者さんへ

多くの方は、何らかの問題を抱えて来院されることになります。その方々が笑顔でお帰りいただけるよう努めてまいります。また、ずっと診させていただいている患者さんにつきましては、半年に1回をめどにお口の中のデータをお取りし、年単位の変化を追いつつ、口腔内の環境が維持できるよう診療をおこなっています。「岡野先生がいるからお口の中は大丈夫」。地域の皆さんにそう感じてもらえるような歯科医院を目指してまいります。

※上記記事は2019年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

岡野 欣之 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:音楽鑑賞、スポーツ(バスケット、ゴルフ)
  • 好きな作家:浅田次郎
  • 好きな映画:『ニュー・シネマ・パラダイス』『ショーシャンクの空に』『七人の侍』
  • 座右の銘:「忠恕」(『論語』)/「初心忘るべからず」
  • 好きな音楽:クラシック、ジャズ
  • 好きな観光地:三宅島、沖縄、オーストラリア

グラフで見る『岡野 欣之 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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