メニエール病(メニエールビョウ)の原因
内リンパ水腫(内耳を満たしている内リンパが過剰になる)が原因で起こることがわかっているものの、メニエール病においてなぜ内リンパが過剰になるかは解明されていない。過労や慢性の睡眠不足、精神的ストレスが発症の引き金になるとみられている。メニエール病(メニエールビョウ)の症状
突然、天井がぐるぐる回るような回転性の強いめまいを感じ、難聴や耳鳴り、吐き気などをともなう。メニエール病(メニエールビョウ)の治療
発作が起こったときは安静を保つことが大切で、抗めまい剤や、吐き気・不安感を抑える薬を服用する。発病後、数年経っても改善がみられない場合は、耳に内耳毒性を持つ薬を注入したり(鼓室内薬物注入)、手術が検討されることもある。- 受診科目
- 内科
- 耳鼻咽喉科
この病気について2人の医師の見解があります。
医師から聞いた
メニエール病の対処(治療)方法
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めまいの症状で知られるメニエール病は生活習慣の乱れが遠因に
メニエール病は耳の中でも「内耳」と呼ばれる部分にリンパ液がたまり、水ぶくれのような状態になることで聞こえが悪くなったり、めまいの発作が起こったりする病気です。内耳にリンパ液がたまる理由については、過度のストレスや睡眠不足といった生活習慣の乱れが指摘されているものの、はっきりとした原因はまだ分かっていません。
メニエール病では内耳にリンパ液がたまり、むくんだような状態(内リンパ水腫)になっているため、治療では利尿剤を使用して内リンパ水腫の軽減を図ることが一般的です。このほか耳への注射、内耳にたまったリンパ液を押し出す「中耳加圧療法」などが選択されることもあります。メニエール病は生活習慣の乱れが発症に関わっている可能性があるため、予防としては適度にストレスを発散し、良質な睡眠を取るなど生活習慣を整えることなどが挙げられます。また食事面では塩分を控え、水分を多く取ることを意識するとよいでしょう。