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心筋梗塞(シンキンコウソク)の原因

冠状動脈に動脈硬化がおこり、血管が細くなり、一時的に心筋が虚血状態になるものが狭心症で、これに対し、冠状動脈が完全に塞がり、心筋が壊死してしまうものが心筋梗塞である。冠状動脈硬化の危険因子には、高血圧、高コレステロール、喫煙、糖尿病、高尿酸血症、高齢、家族歴、肥満などがある。

心筋梗塞(シンキンコウソク)の症状

締めつけられるような、押しつぶされるような激しい胸の痛みが30分以上続くのが特徴。冷や汗や呼吸困難、吐き気などをともなうこともある。

心筋梗塞(シンキンコウソク)の治療

胸痛を感じた場合には、できるだけ早く医療機関に相談することが必要。鎮痛薬や抗不整脈薬の使用とともに、冠動脈内血栓溶解療法経皮的冠動脈形成術がおこなわれる。
受診科目
循環器内科
心臓血管外科
内科

この病気について4人の医師の見解があります。

医師から聞いた
心筋梗塞の対処(治療)方法

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カテーテル治療が一般的。早期治療と生活習慣病の予防が大切

心筋梗塞とは、心臓を栄養する冠動脈が詰まり心筋が壊死することによって、強い胸の痛みが出る症状です。胸の痛みがない無痛性心筋梗塞や、脈が落ちて目まいがする、ふらつく、人によっては奥歯が痛い、肩こりがひどいなど症状は様々です。冠動脈が血管の中枢で詰まってしまうと、いきなり心停止という状況もあり得ます。心筋梗塞の原因は様々で、高血圧、糖尿病、高脂血症などのほか、煙草や加齢などが挙げられます。治療法は、急性期であればカテーテル治療といって、詰まった血栓を取り除き、ステントという金属の筒を入れる方法が一般的です。生存率や予後は治療までの時間が大きく関係しており、6時間がゴールデンタイムと言われています。時間が経ちすぎると心筋の壊死が始まり、カテーテル治療を施しても心臓の動きの改善が見込めなくなってしまいます。心筋梗塞の予防は生活習慣病にならないこと、生活習慣病を治療することが一番で、適度な運動とバランスの良い食生活が大切です。持病がある方は投薬治療を続け、動脈硬化の進行を見ていくことも肝要ですよ。

若倉 真吾 院長
若倉診療所
若倉 真吾 院長
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