脂肪肝(シボウカン)の原因
脂肪肝にはアルコール性と非アルコール性があり、前者の場合はアルコールを過剰に摂取することによって脂肪肝が生じる。アルコールの摂取がない場合であっても、肥満やメタボリックシンドロームによって脂肪肝が生じることもあり、これを非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と言う。このほかに薬剤の影響や妊娠などによっても脂肪肝が生じることがある。脂肪肝(シボウカン)の症状
初期の脂肪肝では明らかな症状がみられないことが多い。症状が進行するにつれて倦怠感、食欲不振、お腹の右上部分に鈍い痛みを感じることがある。脂肪肝が進行して肝硬変や肝がんを引き起こし、それらが悪化した場合には、むくみや腹水などが現れるようになる。脂肪肝(シボウカン)の治療
アルコール性・非アルコール性によって治療法が異なり、アルコール性脂肪肝の場合はアルコール摂取を控えることが大前提になる。NAFLDの原因が肥満やメタボリックシンドロームだと分かっている場合は、運動療法や食事療法によって減量するよう指導されることがある。脂肪肝は肝臓を健康な状態に戻せる可能性があるため、早期発見・早期治療が求められる。- 受診科目
- 消化器内科
この病気について3人の医師の見解があります。
医師から聞いた
脂肪肝の対処(治療)方法
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甘いもの・アルコールを控え、適度な運動を心がけて
脂質異常症とは、採血で、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が高い事を言います。
脂質異常症の患者さんの大半は、超音波検査で肝臓が真っ白に見える脂肪肝です。食事療法と運動療法を組み合わせて、まずは内臓脂肪を落とす必要があります。
食事療法では、悪玉コレステロールを増やさないために、お肉であれば脂身よりも赤身を選ぶようにし、揚げ物、フライ、炒め物や、甘いものやアルコールの取り過ぎに注意しましょう。一方で、適度な運動を心がけることも大切です。ジムでトレーニングをするというより、1日30分間のウォーキングを取り入れるようにするとよいでしょう。
こうした生活習慣の改善に取り組み、それでもコレステロール値が改善されない場合は、お薬を使った治療を行うことになります。特に閉経後の女性は悪玉コレステロール値が高くなる傾向がありますので、継続的にお薬を使いながらコレステロール値を適切に管理する必要があります。健康診断などで悪玉コレステロールが139mg/dlを超えた場合は、速やかに医療機関を受診していただきたいと思います。