脳梗塞[脳血栓](ノウコウソク)の原因
脳の血管が詰まって血液が流れなくなり、脳の組織が死んでしまうもの。血管の詰まり方には2つのタイプがあり、高血圧や動脈硬化によって脳血管に血栓ができて詰まるのが脳血栓症で、心臓などでできた血栓が脳に運ばれて脳の血管をふさぐものが脳塞栓症である。脳梗塞[脳血栓](ノウコウソク)の症状
半身の運動麻痺やしびれなどの感覚障害、言語障害などがみられる。失行(状況に合わない行動をとる)や、失認(左右の区別がつかなくなるなど)などの症状を示すことも。脳梗塞[脳血栓](ノウコウソク)の治療
早く診断し、早く治療するほど治療効果が上がる。急性期には血栓を溶かす薬剤が用いられ(血栓溶解療法)、それが無効なとき、また発症から4・5時間が経過した場合には、カテーテルを用いた血栓除去、血行再開治療がおこなわれることがある。後遺症を少なく抑えるため、早期からのリハビリテーションが必要。- 受診科目
- リハビリテーション科
- 脳神経外科
- 脳神経内科
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医師から聞いた
脳梗塞[脳血栓]の対処(治療)方法
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言葉が出にくい、手足の麻痺、顔がゆがむなどの症状を自覚されたら、一刻も早く病院に
急に手足の麻痺が起きたり、急に意識を失う症状があり、その原因が脳の血管にある場合、これを総称して脳卒中と言います。その脳卒中の原因の約7割を占めるのが、脳梗塞です。脳梗塞は脳の血管が詰まることによって起こります。手足の麻痺や意識の消失に加え、言葉が話しにくくなったり、顔がゆがむ、といった症状が顕著なサインです。特に、身体の片側だけに麻痺が起こることが多く、両手や両足にそれが及ぶのは違う疾患の可能性が考えられます。一旦、症状があれば、できる限り早く病院に行き、急性期治療を受けることが非常に大切です。
脳梗塞はいくつかのタイプに分かれます。このうち、動脈硬化が起きて、脳の血管自体が狭くなっていたところに小さな血の塊(血栓)が詰まって起こるものを血栓性脳梗塞と呼びます。血栓性の脳梗塞は再発のリスクが高いことが特徴です。問題が起こった血管だけではなく、他の部位の血管も動脈硬化による影響を強く受けていることが考えられますので、動脈硬化の治療や高血圧、高脂血症、糖尿病など、生活習慣病の治療をしっかり続けていかなくてはなりません。また、脳の病気全般に言えることですが、リハビリをすることで神経が活性化し、症状が改善するということがわかっていますので、治療と並行し、リハビリをしっかり行っていくことも大切です。