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胃潰瘍(イカイヨウ)の原因

胃液によって胃の粘膜が溶け、胃粘膜から筋層にかけて穴が生じた状態。ヘリコバクター・ピロリ菌の発見以来、胃潰瘍の原因は胃酸とともに、ピロリ菌感染であるという説が有力になっている。胃潰瘍のもうひとつ大きな要因として、非ステロイド系抗炎症薬やステロイド薬、抗がん剤などがある。

胃潰瘍(イカイヨウ)の症状

みぞおちの痛み、吐血、胸やけ、吐き気や嘔吐、黒色便などの症状がおこる。痛みは食後におこりやすい。

胃潰瘍(イカイヨウ)の治療

ピロリ菌を除菌すると、多くの場合、胃潰瘍が治癒するだけでなく、再発の可能性も圧倒的に低くなる。ピロリ菌の除菌は1週間ほど抗菌薬を用いるのが一般的である。症状を改善するには、薬物療法と並行して正しい食生活を送ることも大切。
受診科目
消化器内科
外科
内科
胃腸内科
内視鏡内科

この病気について1人の医師の見解があります。

医師から聞いた
胃潰瘍の対処(治療)方法

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解熱鎮痛薬(非ステロイド系消炎鎮痛剤)を常用している場合は要注意

みぞおちあたりの鈍い痛み、胸やけ、胃もたれ、嘔吐などの症状が現れる胃潰瘍の原因は大きく2つ、ピロリ菌と解熱鎮痛薬(非ステロイド系消炎鎮痛剤:NSAIDs)の副作用があると考えられています。このうちピロリ菌に起因した胃潰瘍は、除菌治療を受ける患者さんが増えたことで減少傾向にあります。一方でロキソニンなどの非ステロイド系消炎鎮痛剤を常用していると、副作用として胃潰瘍が生じる可能性があるため注意が必要です。解熱鎮痛薬を使用中に胃腸に違和感を覚えたら、胃カメラ検査を実施している消化器内科を受診してください。

胃カメラ検査によってがんの可能性を排除できたら、胃の粘膜を保護することを目的とした治療を行うことが一般的です。胃潰瘍はピロリ菌や解熱鎮痛薬のほかに、ストレス、食生活の乱れ、喫煙、飲酒、刺激物の取りすぎなどもリスク因子になるとされていますので、生活習慣を整えることが予防につながります。また大きな病気を未然に防ぐためにも、30〜40歳の方は積極的に胃カメラ検査を受けることをおすすめします。

長島 周平 院長 & 麻子 副院長
横浜駅前ながしまクリニック
長島 周平 院長 & 麻子 副院長
横浜市神奈川区/鶴屋町/横浜駅
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