心臓弁膜症(シンゾウベンマクショウ)の原因
心臓には血液の流れに応じて開閉し、血流の逆流を防ぐ弁が4つある(増帽弁・大動脈弁・肺動脈弁・三尖弁)。この弁に障害が起き、心臓病となったものを総称して心臓弁膜症と呼ぶ。原因には、先天的異常と後天的異常とがあり、後天的異常には、リウマチ熱、結合織疾患、感染性心内膜炎によるもの、心筋症や動脈硬化症にともなうものがある。心臓弁膜症(シンゾウベンマクショウ)の症状
脈が速くなって動悸を感じる。息切れやめまい、胸痛、呼吸困難などをともなうことがある。心臓弁膜症(シンゾウベンマクショウ)の治療
ジキタリス製剤などの強心薬、利尿薬、心室細動に対抗するための抗不整脈薬、抗凝固薬などを用いて状態の改善を図る。重篤な場合、人工弁への弁置換術や弁形成術などの外科手術がおこなわれる。- 受診科目
- 心臓血管外科
- 循環器内科
- 内科
この病気について2人の医師の見解があります。
医師から聞いた
心臓弁膜症の対処(治療)方法
2件中1~2件を表示
1 | < | PAGE 1/1 | > | 1 |
心臓弁膜症と類似した病気を探す
- 狭心症
- 不整脈
- 自律神経失調症
- 貧血
- 低血糖症
- 高血圧症
- 低血圧症
- 心不全
- 甲状腺機能亢進症
- 不安神経症[パニック障害]
- 心臓神経症
- 更年期障害
- 月経前症候群
- 月経困難症
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)
- ビタミン欠乏症
- 肺血栓塞栓症
- 肺結核
- 肝炎
- 妊娠
- 洞不全症候群
- 先天性心疾患
- 塵肺
- 心筋炎
- 起立性低血圧症
- 急性心膜炎
- 期外収縮
- 褐色細胞腫
- WPW症候群
- 心房粗動
- 胸部打撲
- 甲状腺疾患
- 安定狭心症
- 感染性心内膜炎
- 慢性腎臓病
- PMS(月経前症候群)
- 心房細動
- 適応障害
- 線維筋痛症
- 虚血性心疾患
- 高カリウム血症
- うっ血性心不全
- 冠攣縮性狭心症
- 起立性調節障害
- 原発性アルドステロン症
- RSウイルス感染症
早期に診断し、心臓が悪くなる前に適切なタイミングで最適な治療を行うことが大切
弁膜症は心臓の4つの部屋の出入り口にある一方向弁(僧帽弁・三尖弁・大動脈弁・肺動脈弁)に不具合が起きる病気です。弁が開きにくいと狭窄、うまく閉まらないと逆流し、いずれも心臓に負担をかけるため悪化すると心不全となります。 生まれつき、弁の変性・経年劣化、細菌感染などが原因となります。症状は弁によって異なりますが、動くと息苦しい、胸が痛い、体がむくむなどです。しかしかなり重症にならないと症状が出てこないことが多く、気づいた時には心臓の機能が悪化していて良い治療ができないことも少なくありません。また、まれに急に弁が壊れる場合があり、その時は症状が強く現れます。
悪くなった弁は薬では治らず、治療はは手術またはカテーテル治療となります。いずれも重症の方が適応です。まず聴診で心雑音を見つけ、心臓超音波検査で詳しい診断を付けます。早期に診断し、心臓のポンプ機能が悪くなる前に適切なタイミングで最適な治療を行うことがもっとも大切です。