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肺結核(ハイケッカク)の原因

抗酸菌の1種である結核菌に感染することによって起こる肺炎。実際に感染するのは感染者全体の1割程度で、免疫の獲得が不十分な場合、あるいは糖尿病や腎障害など、ほかの病気にかかっていたり、老化などで免疫力が低下した場合に発病する。

肺結核(ハイケッカク)の症状

初期はほとんど無症状。咳、痰、胸痛、息切れ、微熱などかぜに似た症状が続き、血痰や体重減少、呼吸困難などが起こることもある。

肺結核(ハイケッカク)の治療

数種類の抗結核菌薬による薬物治療が中心となる。結核菌はどの薬に対しても耐性を持つという特徴があり、効果のある薬を3剤から4剤併用する多剤併用療法を6~9ヶ月間続ける。症状が一旦なくなっても、一定期間、薬を確実に服用し続けていくことが重要で、医療従事者が目のまで確実に薬を服用することを確認するDOTS(直接服薬確認療法)が結核治療においては大変有効とされる。
受診科目
内科
呼吸器内科

この病気について4人の医師の見解があります。

医師から聞いた
肺結核の対処(治療)方法

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原因を正確に評価し、それに合った治療と予防が大切

心不全とは、高血圧、心臓弁膜症、虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)不整脈、心筋症(心臓の筋肉の異常)などが原因で心臓に負担がかかり正常に機能しなくなる病気です。心臓のポンプ機能が悪くなり、十分な量の血液を全身に送れなくなることで、倦怠感や食欲低下、手足の冷えなどの症状がみられます。また、血液が滞り、肺や肝臓、全身に血液が溜まって、息切れやお腹の張り、足や顔のむくみなどの症状もみられます。まずは、診察や検査によって心不全の状態や原因をしっかり評価し、それぞれの病状に応じて適切な治療を行うことが大切です。例えば、体内に水が溜まっている場合は利尿薬で水分バランスを是正したり、心筋梗塞が原因で心不全になってしまっている場合はカテーテル治療を行うこともあります。また、心臓の機能が低下している場合は、心臓を保護する飲み薬で心臓の働きを改善させるなど、治療方法も幾通りもあります。心不全の予防は、運動、肥満予防、禁煙、減塩、節酒といった生活習慣の改善が大切であり、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病を合併されている方や心臓病の家族歴がある方は特に注意が必要です。
「最近息切れが悪化してきた」、「足や顔が段々むくんできた」などといった症状がみられる方は、早めに受診していただき、些細なことでもご相談ください。

角田 昇隆 院長
秋葉原内科シンシアクリニック
角田 昇隆 院長
千代田区/神田佐久間町/秋葉原駅
●内科 ●循環器内科 ●糖尿病内科 ●呼吸器内科 ●内分泌内科 ●代謝内科

悪化していくサイクルを緩やかなものにしていくことが大切

以前は楽にできていたことが、同じようにやっても息切れがする。心不全の代表的な症状です。他に、足のむくみなどの症状もあり、進行すると就寝時に息が苦しくなっていきます。心不全とは、様々な要因で引き起こされる心臓の機能の低下です。年齢によるものもありますし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が原因となることや、狭心症や心筋梗塞などの循環器の疾患が元で機能が落ちてしまうケースもあります。
心不全の治療で重要なのは、悪くなっていく曲線をいかに緩やかなものにしていくか、ということになります。一般に、最初は1年に1回の入院だったのが、やがて半年に1回、3ヶ月に1回と、年を経ていくごとに徐々に短くなっていきます。そのサイクルを悪化させないためには、細やかなケアが必要です。設備の充実した大きな病院でそれを可能にするのは難しいでしょう。経過観察に必要な検査、その結果を受けての細やかな内服薬などの調整は地域のクリニックが適任ですし、大きな責任を負っていると言えます。

青野 豪 院長
ごうファミリークリニック鎌倉大船
青野 豪 院長
鎌倉市/城廻/大船駅
●内科 ●循環器内科 ●心療内科 ●訪問診療

心臓が完全ではない状態

心不全は「心臓が完全ではない」と書きます。つまり、心臓の役割を十分に果たせなくなっているという状態です。では、心臓の「十分な」役割とは何かというと、それは身体がどういう状況に置かれても、その時の需要に見合う十分な血液と酸素を身体に届けることができる、という状態です。安静にしている時は体は酸素も血液も多く消費しませんが、運動すると血液や酸素の必要量は大幅に増加します。その増加に耐えられなくなり、体を動かした時には血液や酸素を十分に送れなくなる状態、それが心不全です。つまり心不全とは、病気の名称というより「心臓の機能が落ちた状態」を指す言葉ということです。

心不全には様々な原因があります。まずは心筋梗塞や狭心症など、心臓そのものを栄養する動脈(冠動脈)が細くなったり詰まってしまって心臓という臓器自体が酸欠状態に陥っているもので、これを「虚血性心疾患」と呼びます。次に、心臓には血液が逆流しないように「弁」がついているのですが、その働きが悪くなって生じる「弁膜症」が挙げられます。また、心臓は「心筋」という筋肉で出来ていて収縮することでポンプ機能を発揮するのですが、その筋肉(心筋)自体が何らかの要因で弱ってしまう「心筋症」もあります。さらに、不整脈や、高血圧も心不全の原因になります。心不全の治療は、上記のような原因のどれかによって変わります。例えば虚血性心疾患であれば、細くなっている冠動脈を広げる治療で改善できますし、不整脈であればカテーテル治療で治療できるケースも多いです。しかしながら、往々にして心不全を発症するまで心臓には負担が蓄積されていますから、原因の治療だけで「完全な治癒(元通りの状態)」に至るのは難しいことが多く、残念ながらその後も再発を繰り返してしまうことが多いです。お薬を調整しながら心不全の再発を予防していくことが治療の目標となります。

岡崎 大武 院長
岡崎医院
岡崎 大武 院長
川崎市麻生区/王禅寺東/新百合ヶ丘駅
●内科 ●循環器内科 ●心臓内科
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