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がん(ガン)の原因

直接の要因ではないが、細胞が無限に増殖を起こす遠因として、たばこや肥満などがあげられる。肝炎ウイルスによる肝がんやヒトパピローマウイルスによる子宮頸がんなど、ウイルスによるものやピロリ菌など、細菌感染によるものもある。

がん(ガン)の症状

身体の一部の細胞が異常に増殖し、周囲の正常な細胞に悪影響を与えるもの。悪性腫瘍、もしくは悪性新生物とも言う。がん細胞はやがて腫瘍と呼ばれるかたまりとなり、大きくなるにつれて周辺の組織に影響を与え、正常な機能が妨げられる。初期の段階では症状はないが、声帯など、比較的小さい空間で増殖するがんの場合、声枯れなどの症状が見られることがある。

がん(ガン)の治療

手術、放射線治療、化学療法(薬物療法)が、がんの三大治療法。大まかに、手術と放射線治療はがんのある部分だけを治療する局所治療であり、化学療法は全身治療とされる。がんは治ることが多い疾患となっている。
受診科目
腫瘍内科

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医師から聞いた
がんの対処(治療)方法

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なぜ「がん」になるの?気をつけるべきことは?

なぜ人は「がん」になるのでしょう?一説によれば、私たちの身体は、60兆個もの細胞でできていて、そのうち3000〜4000億個の細胞が毎日死んでいき、それとほぼ同じ数の細胞が生まれているといわれています。身体の中では日々新しい細胞が生まれているわけですが、なかには遺伝子異常などの要因によって、異常な細胞が生まれてくることがあります。たとえば、放射線を浴びることによって遺伝子の一部が傷つけられ、異常な細胞が生まれることがあります。これががん細胞です。健康な人でも毎日3000個から5000個のがん細胞が生まれているといわれていますが、誰もががんになるわけではありません。なぜなら私たちの身体の中には変化した遺伝子を監視する仕組みや、傷ついた遺伝子を修復する機能、異常な細胞が増えることを抑え、取り除く機能があるからです。しかし、異常な細胞がこの監視の目をすり抜けてしまうことがあり、異常細胞が増殖して悪性腫瘍(がん)となってしまうわけです。

さて、私たちの日常生活の中で食べ物や化学薬品などががんに関係することをどこかで聞いたことある方も多いでしょう。がんの発生には慢性炎症が絡んでいるといわれています。炎症を起こす原因として感染症、喫煙、アルコール、炭水化物の過剰摂取や高脂肪食(特に飽和脂肪酸を多く含む動物性脂肪)等の高カロリー食、紫外線や放射線の被爆などがあります。炎症を起こすような食べ物を食べ続けると、発がんのスイッチが入ってがんが生まれやすくなります。ですから、炭水化物や動物性脂肪をひかえ、植物性脂肪や魚類の脂肪等に多く含まれる不飽和脂肪酸や食物繊維を積極的に摂取する等の炎症を起こしにくいような食事にすることで、がんになりにくいカラダをつくり、がん予防につながるといえます。

佐藤 忍 院長
横浜サトウクリニック
佐藤 忍 院長
横浜市中区/山下町/日本大通り駅
●腫瘍内科
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