急性副鼻腔炎(キュウセイフクビクウエン)の原因
鼻炎や副鼻腔の粘膜にウイルスや細菌が感染して起こる。かぜなどによる鼻炎の炎症が副鼻腔に波及して発症するほか、咽頭炎や扁桃炎、虫歯などから細菌感染を起こして発症したり、鼻やその周囲に受けた外傷から菌が侵入して起こることもある。急性副鼻腔炎(キュウセイフクビクウエン)の症状
鼻づまりや黄緑がかった粘り気のある鼻汁がみられる。小鼻周辺の炎症部分に痛みがおきるのが特徴で、目の内側の痛みや頭痛、発熱をともなうこともある。急性副鼻腔炎(キュウセイフクビクウエン)の治療
原因である感染症を治療するために抗菌薬を投与したり、消炎薬や膿みの排出を促す薬も用いられる。ネブライザーなどで副鼻腔の換気と排泄を促す治療も有効。急性副鼻腔炎を何度もくり返したり長期化したりすることで慢性副鼻腔炎に移行することもあるため、早期に完治させておくことが重要。- 受診科目
- 耳鼻咽喉科
この病気について1人の医師の見解があります。
医師から聞いた
急性副鼻腔炎の対処(治療)方法
1件中1~1件を表示
1 | < | PAGE 1/1 | > | 1 |
長引く鼻水・鼻づまりの原因は「副鼻腔炎」かも?
副鼻腔炎とは、「鼻腔」の周りにある「副鼻腔」と呼ばれる空洞に鼻水が入り込んで、そこに膿がたまって炎症を起こす病気です。風邪によって引き起こされるほか、何らかのアレルギーが原因で副鼻腔炎を発症することもあります。
治療では抗生剤も使用されますが、このときに大事になるのが原因に即した抗生剤を選択することです。適切な抗生剤を使用することにより、長引く症状の改善が期待できます。
保護者の方の中には「できるなら抗生剤は使いたくない」という方もいらっしゃいますが、適切な時期に治療を行わないまま慢性化すると、いわゆる蓄膿症(慢性副鼻腔炎)になってしまうため注意が必要です。風邪をひいた後に微熱が続く、透明な鼻水が粘り気のある黄色の鼻水に変わってきたなどの症状がみられましたら、早めの受診をお勧めします。