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痛風(ツウフウ)の原因

通常は腎臓から尿へと排泄される尿酸(プリン体の最終代謝産物)が、関節の中に沈着して症状がおこるもの。腎臓からの排泄低下、尿酸の産生増加、プリン体の摂取量増加がおもな原因とみられている。

痛風(ツウフウ)の症状

足の親指の付け根が熱感をともなって赤く腫れ、刺すような激痛がおこる。進行すると体中の関節が同時に腫れて痛むようになる。

痛風(ツウフウ)の治療

発作の前兆段階やごく初期であれば、コルヒチンが効果を発揮する。コルヒチンは発作がおきてしまうと効き目がないため、非ステロイド系抗炎症薬が用いられる。尿酸値が高い場合、尿酸をコントロールする薬が用いられることになる。尿酸の排出を促すため、過食を慎み、水分を十分に補給し、軽い運動をおこなうことが大切。
受診科目
内分泌内科
代謝内科

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医師から聞いた
痛風の対処(治療)方法

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尿酸が高い状態が続くと、より重大な結果を生む可能性がある

足の親指の付け根が腫れて痛みを持つのが典型的な症状で、人によっては肘や膝が腫れる方もいらっしゃいます。原因は尿酸です。尿酸とは、プリン体が肝臓で分解されることによって生じる最終代謝産物で、血中尿酸値という値で評価されます。この尿酸値ですが、男性は5前後、女性は4前後が平均なのですが、平均を超えていくと尿酸は結晶化します。道端で鳩のフンを見かけますよね。あの“白”は、結晶化した尿酸によって生じたものです。その結晶化した尿酸が親指の付け根の関節内などにでき、炎症を起こすのが痛風という疾患です。
痛いのは辛いですが、痛み止めで治すことができれば、見方によってはまだマシ、と言えるかもしれません。と言いますのも、尿酸が高い状況が続くと動脈硬化症の原因の1つとなると言われています。それは大きなリスクであり、だからこそ日頃から気をつけていただくことが大切です。具体的には魚卵やレバーなどのプリン体を多く含む食物を避けることがまず肝要になります。そしてもちろん、お酒もです。また、アルカリ性食品として生野菜を多く摂ることも大切ですね。

内田 俊也 院長
神田西口うちだ内科
内田 俊也 院長
千代田区/内神田/神田駅
●内科 ●循環器内科 ●腎臓内科 ●糖尿病内科 ●アレルギー科
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