変形性膝関節症(ヘンケイセイヒザカンセツショウ)の原因
膝関節の軟骨がすり減り、炎症や変形が生じることで起こる。日本人に多いO脚や加齢、肥満などが原因となる。また、昔に受けた膝の外傷が原因となることも。変形性膝関節症(ヘンケイセイヒザカンセツショウ)の症状
椅子から立ち上がったり、歩き出すといった動きの最初に痛みを感じる。進行すると膝を曲げ伸ばすことが困難になる。一般的に女性に多く見られる。変形性膝関節症(ヘンケイセイヒザカンセツショウ)の治療
消炎鎮痛薬やヒアルロン酸注入による対症療法がおこなわれる。薬物療法で思うような結果が得られない場合、半月板の傷んだ箇所を切除する間接鏡手術や、人工関節に置き換える人工膝関節手術などの手術療法が選択される。肥満の解消に努めたり、筋力をつけるなど、膝への負担を軽減させることも大切。- 受診科目
- 整形外科
この病気について4人の医師の見解があります。
医師から聞いた
変形性膝関節症の対処(治療)方法
4件中1~4件を表示
1 | < | PAGE 1/1 | > | 1 |
変形性膝関節症になったら、治療にはどんな選択肢があるの?
原因は「年齢」「O脚」「加齢による軟骨の性質の劣化」「体重」です。そういった要因によって、膝の軟骨がすり減ってしまいます。そうすると骨同士がこすれ合うことで痛くなったり、関節が硬くなったり、水が溜まってしまったりします。
治療法は初期の段階であれば「筋力トレーニング」や「リハビリ」、「体重コントロール」を行います。もう少し進行してすり減ってきている場合は、「痛み止めの薬」や「湿布」、「サポーター」を使ったり、「ヒアルロン酸の注射」をしたりします。従来の治療では、それが効かない場合は「手術」が必要となっているのです。いわゆる「人工関節」や「骨切り術」といって骨のかたちを変形して開閉のかかる場所を変えてあげます。そして、その間にくるのが「再生医療」になります。再生医療の特徴は、自分の「血液」や「脂肪」をつかって再生成分を抽出することです。「注射」をすることになりますが、メリットは「痛みをとること」や「変形の予防」ができること。自分の血液からつくられるものなので、副作用はありません。
予防法は「再生医療」を行ったり、「O脚」にならないようにしたり、「体重」をコントロールすることが大事です。あとは歩き方や姿勢が悪くなる人が多いのですが、重心や姿勢を変えてあげることでより歩きやすくなり、周りの筋肉を緩めることで痛みを取り除くことができるので、「リハビリ」が大事になってきます。