大腿骨頸部骨折(ダイタイコツケイブコッセツ)の原因
骨粗しょう症の女性に多く、転倒などによって骨折が起こる。他にリスク因子として、糖尿病やホルモン疾患、喫煙や加齢などがあげられる。大腿骨頸部骨折(ダイタイコツケイブコッセツ)の症状
大腿骨のうち、股関節側の付け根の部分を大腿骨頸部と呼び、大腿骨頸部骨折とはこの部分に生じる骨折のこと。股関節部分に激しい痛みと腫れが認められるようになり、歩行することが難しくなる。大腿骨頸部骨折(ダイタイコツケイブコッセツ)の治療
骨接合術による手術が第一選択肢となり、高齢者の場合、人工骨頭置換術が用いられることが多い。大腿骨頸部骨折では、術後のリハビリテーションが特に重要とされる。- 受診科目
- 整形外科
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医師から聞いた
大腿骨頸部骨折の対処(治療)方法
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『大腿骨頚部骨折』になると5年以内に亡くなる可能性も
高齢者に起こりやすい三大骨折というのがあって、「手首」「股関節」「背骨」になり、そのうちの1つの骨折です。大腿骨頚部骨折は足の付け根の部分が転んだことが原因で折れてしまうケガです。治療法は基本的には手術できる状況であれば手術をします。骨折=人が死ぬというイメージはなかなか無いと思いますが、大腿骨頚部骨折になると5年以内に半数が亡くなるともいわれている骨折です。なぜなら骨折したことで寝たきりになってしまい、寝たきりになることで結果的に肺炎を起こしたり、褥瘡ができたり、感染症になったり、認知症が進んでしまったりと、付随する事象が生命予後に大きく関わるからです。
年齢とともに骨が弱くなるのは当然のことなので早期発見、予防をして、いかに寝たきりにならないようにするかが重要です。在宅リハビリや運動をしっかりと行って健康寿命を延ばしましょう。