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口腔機能発達不全症(コウクウキノウハッタツフゼンショウ)の症状

15歳未満の小児を対象に、「食べる」「話す」など、口の機能が十分に発達していない、もしくは獲得できていない病態を指す。現代では多くの小児がなんらかの口の機能障害を持っているとされる。

口腔機能発達不全症(コウクウキノウハッタツフゼンショウ)の治療

病態によって異なるが、歯科医師や歯科衛生士、言語聴覚士の指導の元、食事内容の改善や口のトレーニング、矯正治療などがおこなわれる。
受診科目
歯科

この病気について4人の医師の見解があります。

歯科医師から聞いた
口腔機能発達不全症の対処(治療)方法

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お口のことで困らないために

年齢を経ていくと次第に身体の機能は衰えていきますが、飲み込めない、1人で食べれないといったような状態を口腔機能不全症と言います。オーラルフレイルの1つと考えていいと思いますが、その根本の問題は、お子さんの時期に十分なお口の機能を獲得できてないことにあると思われます。お口をちゃんと閉じれない、鼻で呼吸ができない、自然に飲み込めない。これらの現象が見られるものを口腔機能発達不全症と言います。
原因は様々考えられますが、1つには生活環境の変化があげられるでしょう。例えば、私たちが小さい頃にやった「にらめっこ」などの“顔遊び”をする機会が減っていること。他愛もない遊びが自然とトレーニングになっていたのですが、そうした機会がなくなったことも原因の1つと考えられます。
現在、主にご高齢の方の口腔機能不全症については認識が広まってきていますし、取り組みも盛んになってきました。しかし、その根本である子ども達の口腔機能発達不全症については、まだまだアプローチは十分とは言えません。今後は、未来を担う子ども達の将来を見据えたアプローチがより重要性を増していくものと考えられます。

与謝野 明 院長
0歳からのあかり歯科
与謝野 明 院長
杉並区/西荻北/西荻窪駅
●小児歯科 ●歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

「お口ポカン」のまま発達してしまうと…

口腔機能発達不全症は「食べる機能」「話す機能」「その他の機能」が十分に発達してないか、正常に機能獲得ができていない状態とされています。
病名としては新しいものになりますが、問題としては以前から指摘されていたものになります。
「お口ポカン」に代表されるようにお口の機能が十分に発達していない状態のまま成長をしていくと歯並びやかみ合わせに問題が起きやすく、口のなかも乾燥してしまう事でむし歯や歯周病、口臭等のリスクも高くなります。
また、高齢になって機能が衰えやすくなった時に誤嚥性肺炎等に繋がりやすくなってしまいます。
歯科医院で指摘を受けないと気が付きにくい内容なので定期的に通院をされる中でタイミングをみてお話させていただいています。一言で機能が十分ではないといっても一人ひとり環境も違いますし、程度も個人差があります。
お口の機能を働かせるためには体もよく動かしてもらう機会があった方が良いと考えていて、定期検診の中で口腔内のメンテナンスと併せ、お子様と保護者の方の環境を考慮しておもちゃを用いてトレーニングしたり、家事の手伝いをしてもらったり、口腔筋機能療法等に取り組んでもらったりしています。
生活環境が便利に安全になっていく中で、昔より機能が育ちにくい環境になっている面もあるかもしれません。お子様達がお口を通して健康的に育っていけるように歯科という立場からサポートできればと思っています。

吉野 仁勝 院長
南柏東口クレイン歯科
吉野 仁勝 院長
柏市/今谷上町/南柏駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科
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