口腔機能発達不全症(コウクウキノウハッタツフゼンショウ)の症状
15歳未満の小児を対象に、「食べる」「話す」など、口の機能が十分に発達していない、もしくは獲得できていない病態を指す。現代では多くの小児がなんらかの口の機能障害を持っているとされる。口腔機能発達不全症(コウクウキノウハッタツフゼンショウ)の治療
病態によって異なるが、歯科医師や歯科衛生士、言語聴覚士の指導の元、食事内容の改善や口のトレーニング、矯正治療などがおこなわれる。- 受診科目
- 歯科
この病気について3人の医師の見解があります。
歯科医師から聞いた
口腔機能発達不全症の対処(治療)方法
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お口のことで困らないために
年齢を経ていくと次第に身体の機能は衰えていきますが、飲み込めない、1人で食べれないといったような状態を口腔機能不全症と言います。オーラルフレイルの1つと考えていいと思いますが、その根本の問題は、お子さんの時期に十分なお口の機能を獲得できてないことにあると思われます。お口をちゃんと閉じれない、鼻で呼吸ができない、自然に飲み込めない。これらの現象が見られるものを口腔機能発達不全症と言います。
原因は様々考えられますが、1つには生活環境の変化があげられるでしょう。例えば、私たちが小さい頃にやった「にらめっこ」などの“顔遊び”をする機会が減っていること。他愛もない遊びが自然とトレーニングになっていたのですが、そうした機会がなくなったことも原因の1つと考えられます。
現在、主にご高齢の方の口腔機能不全症については認識が広まってきていますし、取り組みも盛んになってきました。しかし、その根本である子ども達の口腔機能発達不全症については、まだまだアプローチは十分とは言えません。今後は、未来を担う子ども達の将来を見据えたアプローチがより重要性を増していくものと考えられます。