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アルコール依存症(アルコールイゾンショウ)の原因

アルコールを摂りたいという気持ちが抑えきれない状態。アルコール使用障害ともいう。

アルコール依存症(アルコールイゾンショウ)の症状

アルコールが途絶えると、手のふるえ、発汗、幻覚などの禁断症状が現われる。アルコールを摂取すると症状が消える。

アルコール依存症(アルコールイゾンショウ)の治療

禁断症状には抗不安薬や睡眠薬が用いられる。医療機関で精神療法をおこなうとともに、本人、家族が禁酒に一緒になって取り組むことが必要。
受診科目
精神科

この病気について2人の医師の見解があります。

医師から聞いた
アルコール依存症の対処(治療)方法

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『アルコール依存症』かどうかの判断基準とは?

アルコール依存症の原因は、アルコール過剰摂取によるものと一般的には考えられております。医学的には概ね間違ってはおりません。大量の酒をあおって大暴れするといったイメージがあり、日本の文化として「酒は呑んでも呑まれるな」という言葉もあります。しかし、アルコール依存症とは薬物依存という恐ろしい病気であり、専門的には診断基準が存在し「酒を飲んで暴れるから」「大酒が止められないから」といった主観的に診断していいものではありません。私は外来で簡易的に線を引く基準として、「今止めなければいけないのに止められない」なら依存症の可能性が高いとしてきました。例えば検診で数値がレッドゾーンで禁酒を指示されたのに飲むのが止められず病院に行かなくなるとか、飲酒運転が止められないとか、飲むと普段しないおかしなこと(不法侵入や痴漢など)をしてしまう――飲酒を止めないとそれらのことが止められないなら飲んではいけないのに飲んでしまう、というのは依存症とすれば説明がついてしまうのです。心当たりのある方は、重大な事故を起こす前に治療の検討をお勧めします。

大坂 祥一 院長
みんなのあげおクリニック
大坂 祥一 院長
上尾市/愛宕/上尾駅
●内科 ●外科 ●訪問診療

日常や社会生活に支障をきたす前に、早めに医療機関に相談を

「アルコール依存症」とは、その名の通りアルコールを手放せなくなり、心身がコントロールを失ってしまう状態を指します。最初から依存症になるわけではなく、多くの場合は「お酒が好きだから」「仕事の付き合いで」などの理由で飲み始めます。やがてストレスや不眠などをきっかけに飲酒が繰り返され、習慣となり、やめたくてもやめられない段階に進んでいきます。

依存かどうかを判断するうえで重要なのは、飲酒が日常や社会生活に支障をきたしているかどうかです。例えば「飲みすぎて記憶をなくすことがあっても、仕事や生活に大きな影響はない」という段階では、依存症とは言い切れません。しかし、朝から飲まずにいられず仕事に行けない、あるいは飲酒したまま出勤してしまうなど、生活や社会的責任に問題が生じる場合には、病気としての治療が必要になります。

アルコール依存症の診断は専門医によって行われますが、本人の自覚が乏しいことが多いため、家族や周囲の人の気づきが重要です。ただし「ダメだ」「やめろ」と一方的に指摘すると強い反発を招きやすくなります。本人が「困っている」という気持ちを抱えていることを尊重し、「一緒に解決していこう」という姿勢で寄り添うことが、受診や治療につながる第一歩になります。

放置すれば健康への悪影響はもちろん、家庭や仕事など生活全体に深刻な影響を及ぼします。アルコール依存症は意志の弱さではなく病気であり、専門的な治療によって改善が可能です。日常生活に支障を感じた時や、家族が困っている様子を見た時は、早めに医療機関へ相談することが大切です。

冨田 理紗子 院長
青山スキンクリニック
冨田 理紗子 院長
渋谷区/神宮前/原宿駅
●美容皮膚科
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