アルコール依存症(アルコールイゾンショウ)の原因
アルコールを摂りたいという気持ちが抑えきれない状態。アルコール使用障害ともいう。アルコール依存症(アルコールイゾンショウ)の症状
アルコールが途絶えると、手のふるえ、発汗、幻覚などの禁断症状が現われる。アルコールを摂取すると症状が消える。アルコール依存症(アルコールイゾンショウ)の治療
禁断症状には抗不安薬や睡眠薬が用いられる。医療機関で精神療法をおこなうとともに、本人、家族が禁酒に一緒になって取り組むことが必要。- 受診科目
- 精神科
この病気について1人の医師の見解があります。
医師から聞いた
アルコール依存症の対処(治療)方法
1件中1~1件を表示
1 | < | PAGE 1/1 | > | 1 |
『アルコール依存症』かどうかの判断基準とは?
アルコール依存症の原因は、アルコール過剰摂取によるものと一般的には考えられております。医学的には概ね間違ってはおりません。大量の酒をあおって大暴れするといったイメージがあり、日本の文化として「酒は呑んでも呑まれるな」という言葉もあります。しかし、アルコール依存症とは薬物依存という恐ろしい病気であり、専門的には診断基準が存在し「酒を飲んで暴れるから」「大酒が止められないから」といった主観的に診断していいものではありません。私は外来で簡易的に線を引く基準として、「今止めなければいけないのに止められない」なら依存症の可能性が高いとしてきました。例えば検診で数値がレッドゾーンで禁酒を指示されたのに飲むのが止められず病院に行かなくなるとか、飲酒運転が止められないとか、飲むと普段しないおかしなこと(不法侵入や痴漢など)をしてしまう――飲酒を止めないとそれらのことが止められないなら飲んではいけないのに飲んでしまう、というのは依存症とすれば説明がついてしまうのです。心当たりのある方は、重大な事故を起こす前に治療の検討をお勧めします。