統合失調症(トウゴウシッチョウショウ)の原因
思春期から青年期にかけて発症することの多い病気。身体的な外傷や病気、あるいは心理的なものとの関係が認められず、原因ははっきりわかっていない。統合失調症(トウゴウシッチョウショウ)の症状
幻覚や幻聴が生じたり、被害妄想や誇大妄想を抱くようになる。思考や感情に統一性がなくなり、協調のとれた行動ができにくくなる(異常行動)。統合失調症(トウゴウシッチョウショウ)の治療
発症から快方に向かうまで、急性期、回復期、安定期の段階に分けられ、病気の段階によって治療のないようは異なる。急性期では抗精神病薬による薬物療法が中心となり、回復期では抗精神病薬を使用しつつ、集団精神療法、レクリエーション療法が用いられる。安定期には生活技能訓練も始まり、社会復帰を目指していく。最近では早期治療や薬の開発によって日常生活を送れるまでに回復する人も増えている。- 受診科目
- 精神科
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医師から聞いた
統合失調症の対処(治療)方法
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集中力が続かない「ADHD」は脳の病気?
ADHDは注意欠如・多動症ともいわれ、集中力が続かなかったり、じっとしていられなかったりする状態を指します。症状が現れる原因ははっきり分かっていないものの、認知・実行機能を担う前頭前野の神経回路に問題があると考えられています。ひと昔前までADHDは「個性」として捉えられ、成長するにつれて遅刻癖などが顕在化して「大人の発達障害」などと診断されるケースが少なくありません。
ADHDの治療には(1)精神療法(認知行動療法)と(2)薬物療法の大きく2つの方法があります。(1)については、約束を忘れないようにメモを取ったり、スマホのボイスレコーダーに記録を残したり、集中力を切らさないように壁に向かって座ったりヘッドフォンをしたりといった方法で対処します。(2)では、前頭前野の神経回路にはたらきかけるお薬を使うことが一般的です。
ADHDは過度なストレスによって症状が増大するとされますので、バランスのよい食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけることにより、一定の予防効果が期待できるでしょう。