肝硬変(カンコウヘン)の原因
何らかの理由で肝臓が障害を受けると、肝細胞は再生・壊死をくり返し、徐々に線維化してゆく。この線維化が肝臓全体におよぶのが肝硬変である。C型肝炎から起こる肝硬変が最も多く、次いでB型肝炎、アルコール性肝障害となっている。肝硬変(カンコウヘン)の症状
肝機能が低下し、全身の倦怠感、腹痛、微熱、黄疸、むくみ、などが現われる。進行すると肝不全となり重大な事態におちいる。肝硬変(カンコウヘン)の治療
肝硬変は1度発症すれば元に戻ることはない。よって、日常生活をコントロール(禁酒、適度な運動)をしながら、腹水、食道静脈瘤、肝性脳症などの合併症状に対する対症療法をおこなう。C型肝炎による肝硬変は、インターフェロン療法によって肝機能の値を下げ、肝がんへの進展を止められることがわかっている。- 受診科目
- 消化器内科
- 外科
この病気について2人の医師の見解があります。
医師から聞いた
肝硬変の対処(治療)方法
2件中1~2件を表示
1 | < | PAGE 1/1 | > | 1 |
子どもの『発達障害』の治療は「親御さん」も一緒に巻き込んで
「発達障害」は、おもに「自閉スペクトラム症(ASD)」「注意欠陥多動症(ADHD)」「学習障害(LD)」の3つに分けられます。多くの方は「うつ」「不安」「不適応」といった、二次障害の症状で受診されます。大人の発達障害も多く、仕事でミスが減らなかったり、優先順位を付けられない、遅刻が多い、依存症や摂食障害などで受診されるケースもあります。
よく話題になる「グレーゾーン」ですが、「発達障害(神経発達症)」の医学的な概念がまだ整理の途上にあるため、診断基準に無理に当てはめようとしても診断はできない、しかし困りごとはある状態です。過剰診断には気を付けますが、子どもの成長は待ったなしですから、必要な支援は早めにいれることを目的に、患者さんの生まれながらの特性の把握からはじめて、その特徴に従いながら無理なく治療をすすめることになります。
治療のためには、カウンセリングと薬物療法、あとは環境調整も重要です。本人の安全地帯をつくることを目的に、学校のソーシャルワーカーやカウンセラー、担任と連携することもあります。ペアレントトレーニングでは、親御さんがお子さんそのものを受け入れて対応したり声掛けをするという方法をお伝えしています。いずれにしても親御さんも巻き込んで治療することが必要です。