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小児の便秘(ショウニノベンピ)の原因

小児の便秘は、本人の体質のほかに食事内容や行動パターンに問題があると考えられる。乳幼児期では母乳やミルクの不足、過剰に汗をかくことで便秘を招くことがある。学童期では食物繊維が十分に摂れていないと便秘になりやすく、登校前にトイレに行く時間がないことで便意を我慢してしまうこともある。何らかの病気やストレスが原因になっている場合もあるため、早めの受診がすすめられる。

小児の便秘(ショウニノベンピ)の症状

乳幼児期では食欲がなかったり、吐いたりすることがある。学童期にはお腹を痛がったり、排便に時間がかかったり、排便を我慢する様子がみられたりする。便に血液が付着したり、おねしょが治らなかったりする場合もある。

小児の便秘(ショウニノベンピ)の治療

小児の便秘は基本的に、食生活を含めた生活習慣を見直すことで便秘の解消を目指す。バランスの良い食事と規則正しい生活を心がけ、便意を覚えたら速やかにトイレに誘導するようにする。肛門の痛みを伴う場合は、便をやわらかくする薬や大腸のはたらきを促進する薬が使用されることもある。
受診科目
内科
胃腸内科
消化器内科
小児科

この病気について1人の医師の見解があります。

医師から聞いた
小児の便秘の対処(治療)方法

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便秘の治療は生後1か月からOK。「たかが便秘」と思わず早めの受診を心がけてほしい

子どもの便秘のほとんどは、食生活・排便習慣・体質などが原因になって起こる「機能性便秘」といわれるものです。便秘は「3日に1回排便がないこと」と定義されていますが、このほかにも「排便のたびに顔が真っ赤になるほどいきむ」「排便の際に肛門が切れる・痛む」という場合は治療の対象となります。
便秘の治療で使用されるお薬は大きく2つ、(1)便をやわらかくする薬と(2)腸の働きを促す薬があり、基本的には(1)のお薬を使いつつ、水分を多めにとることなどを指導するのが一般的です。子どもが便秘になりやすい時期としては、母乳からミルクへ切り替えたり、離乳食を始めたりするタイミングが挙げられます。水分を多めにとることは一つの予防策ですが、お子さんの体質などもありますので、気になることがあれば医師に相談していただくとよいでしょう。なお、数日分の便をまとめて出すと肛門に負担がかかり、切れたり痛みを伴ったりします。痛い思いをしたくない子どもが排便を嫌がるようになると、便秘が悪化して重度の腹痛を引き起こし、救急車で運ばれるような事態になりかねません。便秘の治療は生後1か月頃から行えますので、「たかが便秘」と思わずに医療機関の受診をおすすめします。

高橋 知男 院長
奥戸こどもクリニック
高橋 知男 院長
葛飾区/奥戸/新小岩駅
●小児科 ●アレルギー科 ●小児皮膚科
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