東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

高橋 知男 院長

TAKAHAHI TOMOO

豊富な知識と経験をいかして小児医療全般に対応。小児科・アレルギー科を柱に子どもたちの病気を「幅広く診療する」

島根大学医学部を卒業後、小児科医として研鑽を積む。母校の大学病院や関連病院にて経験を重ねた後に上京。都内のクリニック勤務を経て、葛飾区奥戸に開業。

高橋 知男 院長

高橋 知男 院長

奥戸こどもクリニック

葛飾区/奥戸/新小岩駅

  • ●小児科
  • ●アレルギー科
  • ●小児皮膚科

母校の大学や関連病院で15年にわたり経験を積む

高橋 知男 院長

少年時代はボーイスカウトに入っていて、ボランティア活動などに参加する機会が多くありました。その中で老人施設に慰問する機会があり、歌を披露したり、一緒に遊んで頂いたりしたことをよく覚えています。そうした交流の中で、子どもごころに「この人たちの支えになりたい」と考えるようになったことが、医療を意識する最初のきっかけだったかもしれません。そうした背景があったものですから、医学部に入った当初は終末期医療(ターミナルケア)に携わりたいという希望を持っていました。しかしながら、思うような研修先が見つからなかったため、改めて自分が進むべき道を考え、最終的に選んだのが小児科でした。当初希望していた終末期医療とは180度異なる分野ですが、研修医時代に素晴らしい先生方にご指導いただいたことが決め手となって小児科医となることを決め、母校の大学や関連病院で15年あまり経験を積みました。

小児医療全般に幅広く対応

高橋 知男 院長

近年の医療は診療科が細分化され、限られた領域の中でより深く・専門的な診療が行われるようになりました。病院の多い都市部では、「この病気ならこの専門病院で解決」、ということが可能ですが、私がいた医師が少ない島根では「すべての病気を我々が解決する!」ことが基本でした。従って、苦手な分野でも論文を調べ、諸先生方にご教授を頂くことで、小児科全般について幅広く経験を積むことができました。かぜなどの日常的な病気から、アレルギー、心臓、神経、血液、腎臓、内分泌・代謝、新生児疾患などの専門性が求められる病気、さらに人工呼吸器が必要となるような重度な患者様の対応をさせて頂いた経験は、開業医として大きな強みになっていると感じています。40歳を機に島根から東京へとやって来たのは、これまでに自分が積み重ねてきた知識や経験がどこまで通用するのかを確かめたかった……という気持ちが大きかったです。実際に都内のクリニックで診療する中で、母校の大学の先生方や小児医療のレベルの高さを再確認する場面が多くあり、自信にもつながりました。病気の軽い・重いにかかわらず「幅広く診療できる」という自信を持って『奥戸こどもクリニック』を開設しました。

小児科・アレルギー科を柱に子どもたちの病気を「幅広く診療する」

高橋 知男 院長

『奥戸こどもクリニック』では小児科とアレルギー科を柱に、「幅広く診療する」「できる限り断らない」ことをモットーに診療しています。開業当初の2021年はコロナ禍真っただ中で近隣のPCR検査を一手に引き受け、千葉県などからも患者さんがお越し下さっていました。今もたくさんの患者さんが足を運んでくださっています。小児科が担当する病気や症状は本当に幅広くて、かぜなどの感染症から始まり、アレルギー、皮膚、夜尿症、肥満、便秘、外傷などさまざまあり、自分の力が及ぶ限りしっかり診察させて頂いています。また、お子さんの健やかな成長を見守る乳幼児健診では、通常の健診に加え、「スポットビジョンスクリーナー」という視力検査の機器を使用し斜視をはじめとした目の検査を実施しています。当院では確かなエビデンスに基づいてガイドラインに沿った診療を行っておりますが、アトピー性皮膚炎の治療については正しい情報が広く行き渡っていない印象があります。アトピー性皮膚炎の治療は、かつては症状が現れたときだけステロイド剤を使用する、というのが一般的でした。これに対して近年は、一定期間しっかりとステロイド剤を使って症状を抑え、その後は徐々に使用頻度を下げていく治療法(プロアクティブ療法)がスタンダードになっています。患者さんの中には「ステロイド=悪」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、適切に使用すればステロイドは強い味方になってくれます。また最近、ステロイド以外にも、こどもに使えるよい薬ができました。
当院ではアトピー性皮膚炎を「悪化させない」「きれいな皮膚を維持する」ことに重点を置き、お一人お一人に適切な治療をご提案しています。「痒みがおさまらない」「くすりを塗っても治らない」などお困りのことがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

子どもの苦痛が少なくなるように細心の注意を払う

子どもたちと接するときに心がけるのは、何よりも「できるだけ怖い思いをさせない」ことです。当院では、喉の奥を見せてもらうときには可愛いライトがついたキャラクターを使って観察したり、治療を頑張ってくれた後にはスタンプを押させてあげたりして、リラックスして診察してもらえるように心がけています。特に、痛みを伴う予防接種などは細心の注意を払って行うようにしています。注射をする前にキャラクターがプリントされた保冷剤で患部を冷やし、痛みを感じにくい状態でサッと針を刺すようにしています。このとき、お子さんの意識が注射針に向かないように、風車を吹いてもらっています。注射の後はガチャガチャのおもちゃをプレゼントしています。多少の手間と時間はかかるのですが、子どもたちの苦痛が少なくなるように、スタッフと協力してみんなで頑張っています。こうした取り組みに対しては、保護者の方々から多くのご支持をいただいていて、私たちとしても励みに感じています。

これから受診される患者さんへ

『奥戸こどもクリニック』の最寄り駅は「新小岩駅」になり、駅からはバスに乗ってお越しいただくことになります。また敷地内には28台分の共同駐車場がございますので、お車の場合はこちらをご利用ください。小児科で担当するのは生後間もない赤ちゃんからおおむね中学生頃までのお子さんです。風邪やアレルギーについては保護者の方も診療させて頂きます。治療方針を決める際などは、診察で得られる情報に加えて保護者の方からいただく情報がとても大事になりますから、保護者の方々とは気軽にご相談を頂ける関係を築いていきたいと思っています。医師という肩書きはありますが、どうか「近所の面白いおじさん」だと思っていただいて(笑)、ささいな症状もお気軽にご相談いただければと思います。たとえば子どもの夜尿症は、治療がうまくければ生活の質が上昇するとともに、お子さんの自信につながるものです。お困りのようでしたら、ぜひご相談ください。



※上記記事は2023年5月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

高橋 知男 院長 MEMO

小児科専門医

  • 出身地:福岡県
  • 趣味・特技:ゲーム・漫画・将棋・旅行・料理・お菓子作り
  • 好きな本:荒川弘の漫画
  • 好きな音楽:オーケストラ
  • 好きな映画:ジブリ全般
  • 好きな場所:箱根
  • 好きな言葉:『子どもは子どもが思っているほど大人ではない。大人が思っているほど子どもではない。』

高橋 知男 院長から聞いた
『小児の便秘』

便秘の治療は生後1か月からOK。「たかが便秘」と思わず早めの受診を心がけてほしい

子どもの便秘のほとんどは、食生活・排便習慣・体質などが原因になって起こる「機能性便秘」といわれるものです。便秘は「3日に1回排便がないこと」と定義されていますが、このほかにも「排便のたびに顔が真っ赤になるほどいきむ」「排便の際に肛門が切れる・痛む」という場合は治療の対象となります。
便秘の治療で使用されるお薬は大きく2つ、(1)便をやわらかくする薬と(2)腸の働きを促す薬があり、基本的には(1)のお薬を使いつつ、水分を多めにとることなどを指導するのが一般的です。子どもが便秘になりやすい時期としては、母乳からミルクへ切り替えたり、離乳食を始めたりするタイミングが挙げられます。水分を多めにとることは一つの予防策ですが、お子さんの体質などもありますので、気になることがあれば医師に相談していただくとよいでしょう。なお、数日分の便をまとめて出すと肛門に負担がかかり、切れたり痛みを伴ったりします。痛い思いをしたくない子どもが排便を嫌がるようになると、便秘が悪化して重度の腹痛を引き起こし、救急車で運ばれるような事態になりかねません。便秘の治療は生後1か月頃から行えますので、「たかが便秘」と思わずに医療機関の受診をおすすめします。

グラフで見る『高橋 知男 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION