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歯の黄ばみ・くすみ(ハノキバミ・クスミ)の概要

歯の黄ばみ・くすみの原因は、外的要因と内的要因とに大別することができる。外的要因としては、コーヒーや紅茶、ワインやカレー、チョコレートなどの色の濃い飲食物の日常的な摂取があげられる。これらの飲食物は歯のエナメル質に付着しやすいため、黄ばみやくすみの原因となる。さらにタバコのニコチンやタールは歯に付着しやすく、その大きな要因となる。また、一部の薬は歯の変色を引き起こすことがある。内的な要因としては、加齢があげられる。加齢に伴い、歯のエナメル質が薄くなっていくと、内部の象牙質が透けて見えるようになるが、そもそも象牙質は黄色みがかっているため、加齢とともに目立ちやすくなる。また、生まれつきの歯の色は人それぞれであり、異常ではないが、他の人に比べ、元来黄色っぽい人もいる。 歯みがき粉の選択に始まり、日々のブラッシングを見直してみることが第一選択肢として推奨される。色の濃い飲食物を避ける、喫煙を見直すといったように生活の改善を図ることも大切である。即効性を求める場合、歯科医院でのクリニーニングは有用な手段であり、さらに白さを求めるならホワイトニングも有効な方法となる。
受診科目
歯科

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歯科医師から聞いた
歯の黄ばみ・くすみの対処(治療)方法

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歯や肌が黄色くなるのには理由がある

歯や肌が黄色くなってしまうのは、糖化と酸化が主要な原因です。お砂糖は身体に入るとブドウ糖に変わります。ブドウ糖は血流に乗って身体中の組織に回っていきますが、そこでタンパク質と反応し、糖化タンパクと呼ばれる物質に変わります。その糖化タンパク自体が褐色なものですから、歯が黄色くなっていくのです。糖化反応を起こした糖は、やがて老化物質終末糖化産物(AGEs)として形成・蓄積されていき、アルコールや喫煙などの生活習慣も相まって身体を酸化させていきます。このAGEsという物質も褐色で、糖化と同じような反応が見られるのです。
歯が少々黄色くなっても構わない、という方もおられるでしょう。しかし、糖をそれだけ身体の中に入れているということは、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞のリスクを高めている証拠でもあるのです。肌も衰え、シワも増え、見た目も老化してしまう。人の一生はひと昔前に比べ、はるかに長くなりました。長い人生を若々しく、元気に生きるために、食べ物に気を遣うことは大事だと思います。

郷田 梨紗 院長
銀座・新橋駅前歯医者矯正歯科
郷田 梨紗 院長
中央区/銀座/銀座駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科
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