歯周病[歯槽膿漏](シソウノウロウ)の原因
プラークや歯周ポケットの中にすみついた細菌の感染によっておこる。慢性のものは、歯の欠損や咬合の悪さ、唾液の減少、抵抗力の低下、糖尿病や心臓病、脳梗塞などの全身の疾患と原因と結果が相互に関連しているといわれている。歯周病[歯槽膿漏](シソウノウロウ)の症状
歯周組織の炎症を指す。歯ぐきの腫れや痛み、出血、膿が出ることもある。進行が進むまで自覚症状がないことがほとんど。歯周病[歯槽膿漏](シソウノウロウ)の治療
プラークを取り除く(スケーリング、ルートプレーニング)ことに重点が置かれる。病状が進行している場合、歯周ポケットの内側の炎症組織をかき出し、抗菌薬を歯周ポケットの内側に入れる方法や、失われた組織を再生させるGTRと呼ばれる方法が用いられることもある。- 受診科目
- 歯科
この病気について1人の医師の見解があります。
歯科医師から聞いた
歯周病[歯槽膿漏]の対処(治療)方法
1件中1~1件を表示
1 | < | PAGE 1/1 | > | 1 |
歯周病を進行させないためにもお口の中の定期的なチェックが大切
歯槽膿漏は歯周病がもっとも進んだ状態とされ、日本人が歯を失う最大の原因だといわれています。中高年世代に多くみられる症状ではあるものの、10~20代で若年性歯周炎(侵襲性歯周炎)を発症するケースもありますから注意が必要です。
歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の間の溝の深さは、健康な状態であれば1~2mm程度とされています。一般的な歯科検診では歯石除去に加えてむし歯の有無や歯周ポケットの深さをチェックしますが、何らかの異常を指摘された場合は放置せず、きちんと治療することが大事です。歯石だけを取って治療をしないままでいると、数年後に歯肉からの出血がみられたり、口臭が気になったりすることになるでしょう。「食べ物がはさまる」など何か気になることがあるときは、積極的に受診してほしいと思います。