過活動膀胱の原因・症状とは?

過活動膀胱(カカツドウボウコウ)の原因

脳梗塞などの脳血管障害やパーキンソン病などの神経変性疾患により、排尿筋が制御できなくなる神経因性のもの、前立腺肥大症などの疾患や骨盤底筋のゆるみなどを原因とする非神経因性のものとに分かれる。

過活動膀胱(カカツドウボウコウ)の症状

突然、我慢し難い尿意を感じる、トイレを我慢できず失禁してしまう、頻回にトイレに駆け込む、などの症状が見られる。40歳以上の女性の約8人に1人が過活動膀胱と言われる。

過活動膀胱(カカツドウボウコウ)の治療

膀胱の筋肉の収縮を抑える作用のある抗コリン薬等が用いられる。水分やカフェインの過剰摂取をやめるなど生活習慣の改善も有効。近年は骨盤底筋のゆるみを改善する体操やボツリヌス治療も行われている。

【受診科目】

  • 泌尿器科

2人の医師がこの病気について述べています

医師に聞いた
過活動膀胱の原因・症状・治療方法

3件中 1 ~3 件を表示

頻尿の症状の裏に、膀胱結石や膀胱がん、生活習慣病が隠れていることも

急に起こる我慢出来ないような強い尿意(尿意切迫感)を主症状とする、症候群です。
中年以降によく見られるのですが、若い方でも見られることがあります。原因としては脳血管障害や脊椎疾患などがあげられますが、前立腺肥大や加齢でも過活動膀胱が起こることがあり、原因は多岐に渡ります。
過活動膀胱は症状に基づく病気ですので、自覚症状の評価が最も重要です。
過活動膀胱の治療では、膀胱の収縮を抑える抗コリン剤が用いられることが一般的ですが、最近ではβ3アドレナリン受容体作動薬やボツリヌス療法なども使用されるようになりました。過剰な飲水摂取の抑制、唐辛子やカフェインなどの刺激物摂取の抑制が必要です。理学療法として、膀胱訓練や、骨盤底筋体操を行います。骨盤底筋体操は自己流で行うと逆効果になることもありますので、最初はクリニックでの指導を受けた方がいいかもしれません。ただの頻尿と思っていたら、実は膀胱結石や膀胱がんが隠れていたり、高血圧や糖尿病、心疾患などが隠れているケースもあります。専門医の診察を受け、その頻尿が何で起こっているのかを突き止め、早めの治療をすることをお勧めします。

塩見 院長 & 美帆 副院長

富士見台ほまれクリニック泌尿器科・糖尿病内科

塩見 院長 & 美帆 副院長

  • 練馬区/貫井/富士見台駅
  • 内科 ●泌尿器科 ●女性泌尿器科 ●糖尿病内科 ●内分泌内科 ●アレルギー科

適切な治療によって改善が期待できる病気

過活動膀胱は、「急に強い尿意を感じて我慢が難しい」「トイレが近い」「夜中に何度もトイレで起きる」といった症状を特徴とする病気です。日本では40歳以上の約8人に1人が過活動膀胱の症状を持つとされ、決して珍しい病気ではありません。

原因としては、加齢による膀胱機能の変化、前立腺肥大症、骨盤底筋の衰え、脳梗塞やパーキンソン病などの神経疾患、生活習慣などさまざまです。特に「年齢のせいだから仕方ない」と思い込み、症状を我慢している方が非常に多い印象があります。
しかし現在では、過活動膀胱は適切な治療によって改善が期待できる病気と考えられています。治療は、生活習慣の見直しや膀胱訓練、骨盤底筋トレーニングに加え、飲み薬による治療が中心となります。最近では副作用を抑えた薬剤も増えており、患者さん一人ひとりに合わせた選択が可能になっています。また、薬だけでは改善が乏しい場合には、専門的な治療を検討することもあります。

診療をしていると、「もっと早く相談すればよかった」とおっしゃる患者さんも少なくありません。頻尿や尿もれは非常にデリケートなお悩みですが、決して恥ずかしいことではありません。特に夜間頻尿は、睡眠の質の低下や転倒リスクにもつながるため、生活の質(QOL)に大きく影響します。
「トイレが近い」「急な尿意が不安」「外出時にトイレの場所が気になる」といった症状がある場合には、年齢のせいと諦めず、お気軽に泌尿器科へご相談いただきたいと思います。

清水 知 院長

上野毛しみず腎・泌尿器科クリニック

清水 知 院長

  • 世田谷区/上野毛/上野毛駅
  • 泌尿器科 ●女性泌尿器科 ●小児泌尿器科 ●感染症内科
1 PAGE  11 1