乳がんの原因・症状とは?
乳がん(ニュウガン)の原因
乳汁を分泌して乳首へ送る乳腺組織に発生する癌。ほかの癌と同じく、明確な原因はわかっていないが、女性ホルモン(エストロゲン)が関係していると考えられている。乳管からできる乳管がんが9割近くを占め、ほかに乳腺小葉に発生する小葉がん、乳頭にただれや湿疹様の変化がおこるパジェット病などがある。
乳がん(ニュウガン)の症状
乳房に硬い凸凹したしこりが生じる。しこりはしだいに動かせなくなってゆく。乳頭から分泌物が出たり乳頭がただれることもある。
乳がん(ニュウガン)の治療
現在は、乳房の一部のみを切除する乳房温存療法が主流になりつつある。手術で乳房を切除した場合にも、乳房再建術が可能。しこりが2センチ以下、リンパ節に転移がない早期乳がんの場合、10年生存率は95%と非常に良好な結果になっている。
【受診科目】
- 乳腺外科
- 婦人科
- 産婦人科
※5人の医師がこの病気について述べています
医師に聞いた
乳がんの原因・症状・治療方法
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早期発見すれば完治する割合も高いがん。月に一度の自己触診と定期的な乳がん検診が重要
乳がんは日本人女性の9人に1人がり患するともいわれ近年増加しています。食事や生活習慣の欧米化により増加してきているといわれています。
30代後半より徐々にリスクが高くなっていき40代から50代前半にピークとなり、閉経後に
再びピークがあります。
症状はしこりや血の混ざった分泌などですが、症状がなく検診で見つかる場合も多いです。
治療は手術・放射線治療・薬物療法の組み合わせとなります。
乳がんは早期発見により完治する割合の高い、検診の意義が高いがんです。
月に一度の自己触診と定期的な乳がん検診を受けましょう。
みなと横浜ウィメンズクリニック
藤井 院長 & 古賀 医師
- 横浜市中区/山下町/元町・中華街駅
- 婦人科 ●乳腺外科 ●放射線科 ●皮膚科 ●美容皮膚科
早期発見・早期治療によって完治が望める病気。積極的な乳がん検診を!
乳がんは女性がかかるがんの中でもっとも患者数が多く、年間約9万人が乳がんと診断されています。食の欧米化や環境の変化などが要因と考えられるものの、はっきりとした原因が特定されているわけではなく、乳がん患者さんの7~9%程度は遺伝性だとされています。治療は乳がんの進行度やタイプによって異なり、手術、薬物療法、放射線治療などを、組み合わせて治療を行います。
ここ数十年の間に乳がん患者さんは増加しており、今や日本人女性の9人に1人が乳がんと診断される時代になりましたが、原因が特定されていないため明確な予防法がないのが現状です。ただし乳がんはステージ0または1の段階であれば、9割以上の方が完治を望める病気でもあり「早期発見」が非常に重要です。
乳がんを早期に発見するためには、日頃からご自分の乳房の状態を把握して小さな異変にすぐに気付けるようにしておくことが大事です(ブレスト・アウェアネス)。また、定期的に乳がん検診を受けていただくことにより、早期発見・早期治療につなげていただきたいと思います。
馬車道ブレストクリニック
岡本 直子 院長
- 横浜市中区/弁天通/馬車道駅
- 乳腺外科
以前に比べ、マンモグラフィ検査に伴う苦痛は非常に少なくなってきている
乳がん検診には「マンモグラフィ」と「エコー(超音波検査)」の2つの方法があります。
その中でもマンモグラフィは、「痛い」「怖い」といったイメージを持たれる方が多く、検診をためらう理由のひとつになっています。
しかし、現在のマンモグラフィは、機器の進化により以前と比べて格段に苦痛が少なくなってきていることをご存じでしょうか?
マンモグラフィは乳房を圧迫して撮影を行いますが、新しい機器では強い圧迫を加えなくても、鮮明な画像を撮影できるようになっています。
以前は「ちぎれるかと思った」と話される方も少なくありませんでしたが、最近では
「思っていたより痛くなかった」「これならもっと早く受ければよかった」
といった感想をいただくことが多くなっています。
乳がんで命を落とさないためには、何よりも定期的な検診を受けることが大切です。
日頃のセルフチェックに加えて、乳がん検診を習慣にしていただければと思います。
「痛いかもしれない」という不安で検診を控えていた方も、ぜひ一度、新しいマンモグラフィを体験してみてください。
やました乳腺外科恵比寿
山下 祐司 院長
- 目黒区/三田/恵比寿駅
- 乳腺外科
乳房のしこりが気になったら「乳腺外科」へ
乳房のしこりは、良性のものと悪性(がん)のものがあります。良性のしこりは、30~40代の女性によくみられます。主に生理前にホルモンバランスの乱れが原因となり、痛みや張りを伴うしこりを感じることがあります。診察や検査の結果、良性のものだと分かった場合は、必要に応じて経過観察を続けることが一般的です。
一方、悪性の乳がんはさまざまな要因によって細胞ががん化することによって生じます。治療はがんの進行度や体の状態に応じて、手術、放射線療法、薬物療法などから選択され、これらを組み合わせて治療を行うこともあります。
乳房のしこりは、体勢を変えると消えてしまうことも少なくありません。起きているときも・寝ているときも、硬いしこりをはっきりと感じる場合は、できるだけ早く乳腺外科を受診してください。
ケアリボン乳腺・婦人科クリニック 新小岩
崔 賢美 院長
- 葛飾区/西新小岩/新小岩駅
- 乳腺外科 ●婦人科 ●内科
早期発見・早期治療のために積極的な受診を心がけてほしい
乳がんとは、乳房にできる悪性腫瘍(がん)を指します。遺伝的なものや食の欧米化などの要因が重なり合って発症すると考えられますが、はっきりとした原因はまだ分かっていません。
症状としては乳房の違和感やしこりのほか、痛みを感じることもあります。治療法は症状の程度に応じて、手術、放射線治療、抗がん剤治療などから選択されます。
乳がんには明確な予防法が確立されていませんが、早期発見・早期治療によって健康な人生を送れる可能性が高まります。胸を触ったときに「何かおかしい」と感じるときは、乳腺外科を受診なさることをおすすめします。
千葉ニュータウン駅前つかだクリニック
塚田 健次 院長
- 印西市/中央北/千葉ニュータウン中央駅
- 乳腺外科 ●消化器内科 ●内科